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本当のリブランディングの始め方

こんにちは。

写真家/フォトディレクターのSaygoです!広告ディレクター/グラフィックデザイナー/ブランディングコーディネーターもしています。

先日、自分自身をリブランディングします、と言ってから早速と言っても良いくらい結果が出てきています。これは僕がリブランディングをする時に、最も重要となることをやった結果です。

ちなみに「リブランディングをします」はこちら↓の記事で言っています。


リブランディングの本当の意味

ブランディングのことをよくブログに書いていますが、僕はリブランディングのご依頼を受けることもあります。そして多くの人がリブランディングのことを勘違いしていると感じます。

リブランディングはブランディングに「再び」の意味がある「re」が付いた言葉となっているため、ブランドの再生や再開発と思われがちですが本当の意味は

今ある経営資産・ブランド資産を活かしながら、
新しい時代や顧客に受け容れられるブランドへと定義し直すこと

となります。


成長させていくために

サービスや商品、または自社そのもののブランドの現状を把握し、ブランド価値が時代に合わなくなったとか、クライアントや顧客から思われているブランドイメージにズレが生じていると感じた場合、ブランドやサービスを見直すなどの活動は必要となります。

どんなに良いブランドでも、訴求の手法が開始当初から大きく変わらなければ、顧客は自然と離れていきます。老舗企業や長く愛され続けているブランドは、そのブランドイメージが変わらないように、商品やサービスのアピールのしかたを「時代に合わせている」から長く続いているのです。

自社ブランドや自社のサービスブランドを長く維持し、成長させていくためにも、リブランディングは欠かせないものとなります。


リブランディングの大きなメリット

リブランディングは、今まで積み上げてきたブランド資産を活用するため、ブランドをゼロから開発する場合と比べると、コストを抑えることができます。このことからも解るように、今までブランドを育てるためにかけてきた資金や労力などは無駄になりません。

今までのブランドを完全に廃止することはなく維持し続けて活用していくことで、既存顧客が離れることもありません。

ブランドというのは企業にとって非常に貴重な資産です。日の目を見ることがなかなか無く低迷していたとしても簡単に諦めず、可能な限り有効に活用するべきです。リブランディングでブランドの価値を再定義・認識し、何十年先をも見据えたブランドとして新定義できれば、次の新しい時代に適応したものとなります。

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一番最初に行うこと

リブランディングを行うにあたり、現在の自社ブランドの状況をきちんと理解する必要があります。現状の自社ブランドのイメージとブランディング手法を精査し、現時点でのポジションを調査します。

現時点で自分たちがどのポジションにいるのか?
今の自分たちの強みと弱みは?
差別化の方向性は適しているか?
顧客やクライアントとの認識のズレはないか?

など基本的なことはもちろん、事業内容をも徹底的に見直します。現時点での(ブランドの)問題を特定して初めて、新たなブランドのポジションが認識出来るようになります。ポジショニングを正確に行わないと伝えたいこと・伝えなければならないことは自社内でも解りにくくなるからです。


宣言すること

ブランディングもリブランディングも、どんな顧客に、どのようなメッセージをどのように伝えるのかを明確にして、それを伝えるにふさわしいコミュニケーション手法を展開していくことが本質をついたやり方ですが、それも自社ブランドのポジショニングが出来ていないと出来ません。

そしてリブランディングを本格的に始める時、いや、始める直前の一番最初にした方が良いことは『宣言する』ことです。自社の新しいブランドのポジションはここですよ、と宣言することがとても大切です。

先にも書いた通り、今まで積み上げてきたブランドイメージを既存顧客・クライアントは持っています。ブランドイメージは別の言い方をすれば「信頼」であり「信用」でもあります。にも関わらずいきなり「リブランディングしました。変わりました」では既存顧客もクライアントも面をくらう感じとなり、信用がなくなる感じとなり離れかねません。

信用や信頼を筋を通して継続させるためにも、そして自社内でも全員がしっかりと認識を共有するためにも宣言することはとても大切です。


さいごに

冒頭、自分自身でリブランディングをして早速結果が出てきている、と書きましたがこの『宣言』をしたからだと思っています。

僕の場合、リブランディングである『写真』は新しく始めたことではなく、今までやってきたことです。ただこれまで両輪でやってきた『デザイン』と『写真』の比重の配分を変更しただけです。でもこの変更はやって良かったと感じています。

宣言してからこの一週間で写真撮影のご依頼を3件、頂きました。また新たなところから写真に関連したイベントや企画のご相談を頂いています。自分たちではなかなか普段は気づかない本当の自社のブランドイメージですが、棚卸ししたり、再確認したりする時間を持つことでこれからの新しい時代に合ったブランド戦略・ビジネス戦略を構築することも出来ます。

今回はリブランディングを本格的に始める前のことを書いているので、別の機会に『リブランディング』のやり方を書きますね。


今回も最後までお読みくださり、ありがとうございます。

#リブランディング #ブランディング #ブランドイメージ  

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