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複業家始める僕|実は開業して直ぐに終わり方を考えていた

こんにちは。

写真家/フォトディレクターのSaygoです!広告ディレクター/グラフィックデザイナー/ブランディングコーディネーターもしています。そして明日の2020年3月1日からは『会社員』の肩書きも付いちゃいます。

会社員を辞めてからちょうど6年目の日に会社員を再開します

所謂、就職しました。ただ、個人事業主=フリーランサーを辞めるわけではなく、フリーランサーをしながら一企業で会社員として働きます。その会社の社長さんとの面談時に複業の可否を相談して、

仕事に支障きたさなければ、Saygoくんの裁量でやって良いよ

とお応え頂いたので会社員しながら今までの個人事業もやっていくことを決めたわけです。平日の日中は会社員、それ以外の時間帯はフリーランサー、です!


開業して直ぐに終わり方を考えた

2015年5月に正式に個人事務所を開設しているのですがその2ヶ月後の7月に実は、開設したばかりの個人事務所の終わり方を考えました。別に辞めるとかそういったわけではなく個人事業の引き際を考えたわけです。

スポーツ選手などの話しでよく「引き際の良さ」を耳目にするのですが僕も自分の事業の『引き際』を直ぐに考えていました。


独立・起業は簡単

独立や起業は簡単です。難しく考えている人が多くいることは知っていますし、実際に「どうしたら良いんだろう?」と考えたりしている人から相談を受けることもあります。正直、開業届け用紙一枚をサラッと税務署に出すだけで開業できます。事業計画を考えることは個人差にもよりますが、ないよりはマシなので考えて作ることをオススメしますがぶっちゃけ、開業届を出すことに対しては計画書がなくても何の支障もありません。

国税庁HPの中にある開業届の手続き等のページをリンクしておきます。


事業の継続も実は簡単

開業すると集客や売り上げをサポートしますよ、みたいな不要の勧誘メールや電話、ハガキなどがたくさん来ます。来ますが全くと言っても良いくらい無駄なものばかりです(僕はそう思っています)。

集客や売り上げを伸ばしたいのであれば、交流会などに出たり、経営者などが多く会員となっている会に入るなどして、人脈を広げることが一番です。今の時代ならコワーキングスペースなどに遊びに行って、一人でも多くの人と交流することも全然アリです。人と交わることで、自身の可能性も仕事の幅も広がります。売り込みの営業ではなく、自分自身(=人間性)を営業していくイメージで行動していけば自然と人脈が広がり、人脈が広がれば仕事にも繋がりやすくなります。

雨が降りそうなら傘を用意するし、車で事故を起こしたくないからシートベルトをして身の安全を確保します。そのような「だろう経営」よりも「かもしれない経営」をしていれば、成長スピードは遅くとも確実に事業を目的へと継続させていけます。

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踏ん切りがつくかどうか

どんなことでもそうですが、終わらせることは難しいと僕は思っています。始める時は「こうなりたい!」とか「あんなことをしてみたい!」といった目的や夢をイメージしているので前途洋洋な気持ちになります。テンションが上がる、ってやつですね。

その反対に終わらせる時というのは、それまでの経験や実績に一区切りをつける・きりをつけるということが殆どなので、寂しい気持ちになりやすく、なかなか踏ん切りがつかない場合が殆どだと思います。そして終わらせる時、何を残すのか、何が残せるのかを考えられる状況にすることも大切です。事業スタイルを残すのか、継承者を残すのか、そういったことを見極めることも重要です。見極めるためにも「踏ん切りをつける」状態にする必要が経営者には責任としてあります。


身丈に合ったビジネス

将来の、自分の引き際の姿を最終目的地として持っていれば、辿り着くまでの都度の過程での自分を処し方が解ります。無理や無駄が無くなります。自分の身丈に合った言動が出来るようになります。身丈に合ったビジネスが出来ていれば、自分の引き際を見定めることも出来ます。

始める時、殆どの場合は一人だと思います。でも終わる時というのは取引先やパートナーも多く出来ていて、自分一人では決められないことも多々出来ていると思います。でも自分の身丈が理解出来ていれば随分な前段階から、身を引く準備もしやすくなっているはずです。

そうなるためにも独立や起業・創業するのと同時に引く時の姿を決めることが僕は大切だと感じています。事業継承するのか、畳むのか、そういったことも含めて引く姿はしっかりと作っておいた方がベストです。


取捨選択の連続

僕は人生でも事業でも全て、取捨選択の連続であると考えています。何かを得続けたいのであれば何かを捨てることが必要です。何を捨てれば何を得られるのかを想像することも大事です。あれもこれもということよりも、一点集中の方が自分が思い描く姿に成長しやすくなります。

こう書くと「会社員とフリーランスの両方をやっているよね?」と言われそうですが、僕の場合は「デザインする」といった核が中心になっています。そして「デザインする」ことを中心に働く場所(スタイル)が複数ある、といったイメージです。「デザインする」ことに一点集中しています。お客様により質の高い広告デザインを提供するためにも色々な場所/場面で創れて考えられる必要があると去年から感じていました。自分の事務所で創る、といったこだわりを捨てる必要性をずっと考えていました。

『働くこと』の自由度は高い方が全然良いと感じています。

今回、本当にありがたく複業を許していただける会社(社長)に出逢えたことは感謝の言葉しかありません。


さいごに

「自分の事務所で創る」ことのこだわりを捨てる必要性を考えていたと書きましたが、自分の事務所というのはあくまでもたくさんある制作現場の中の一つに過ぎません。窓口は自分(の事務所)で、制作現場は他所、のようなことがあっても良いと思っています。例えば、僕は広告は得意だけど、映像製作は苦手です。でも映像製作が得意な場所を知っていれば、そこで作った方が合理的です。

複業解禁をし始めた企業が多い今こそ、色んな働き方を模索したり色んなことに挑戦できる環境が整っていると思います。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

#複業 #正社員 #副業 #フリーランス #ブランディング  

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