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編集力があると効果が期待できる広告が創りやすくなる

こんにちは。

個人事業主のまま、広告制作会社に就職したSaygoです!肩書きは直前の投稿を見てください!(o^-^o)

最近、僕の個人事務所サイトのトップページに『編集力』の言葉(キャッチ)を追加したんですが、「そもそも編集とはなに?」と思われる方もいると思います。僕が思い、考える編集とは

コンテンツを企画・制作し、ブラッシュアップを促し続ける

ということです。テレビ、ラジオ、雑誌、Web、SNS(Instagram、Twitter、Facebook、YouTube、etc.)などの広告媒体でコンテンツを発信する時、常にそのコンテンツが最新なのか、コンテンツの魅力は損なわれてないか、受発信する両サイドにとって有意義なものとなっているかを、決定づける役割をもつ仕事です。編集と聞くと一般的に「編集者」と呼ばれる人を思い浮かべがちになると思いますが、編集が業務の一つとして認識されている会社や場合では、他の肩書と併用するところも多くあります。


2つの大きな役割=軸

編集が持つ力は大きく2つの役割(軸)に分けることが出来ます。

整理整頓する役割

1つは、媒体の中に散りばめられたコンテンツを整理整頓し、如何により良く魅せるか、ということです。これは『デザイン』と似ているように思われがちですが実際には全くの別事です。デザインされたコンテンツをよりよく魅せるための整理整頓であり、深掘り作業といった位置付けになります。

旅行雑誌を例に説明しますね。雑誌じゃなくても旅行サイトでも構いません。旅行を促す情報には雑多な情報がたくさんあります。観光地だけでなく地元のソウルフードを提供している飲食店や、名産品を扱うおみやげ屋さん。それらの情報が適切に配置されていて誌面の構成は適切か、また前後関係の繋がりも適切か、といったことを見極めます。この編集をしっかりと行わないとコンテンツの魅力が大きく変わってしまいます。

このようにコンテンツを編集するという役割です。

エスコート/コーディネートする役割

もう一つの編集は、主役となる発信者(売り手)をエスコート/コーディネートする役割です。解りやすく説明すると、縁の下の力持ちとなります。

発信者(売り手)の力を引き出しつつ、求められた結果を残せるように、作品や商品をデザインし編集していきます。一見、無価値と思われるようなものでも集めて、別視点で表現して、大きな価値へ変えていく、といった編集となります。


実際の仕事内容は?

『編集=文章の誤字・脱字を修正する‘‘校正”』を思い浮かべる人がほとんどだと思いますがそれは「編集の中の一部」となります。ここでは僕たちが行なっている編集を例に、仕事内容をざっくりと書き出します。かなり大きく分けていますが実際は各号も細かく分けることが出来ます。大手会社のWebサイトではそのあたりも説明しているかもしれません。

企画を創る/通す
人材の確保取材(ロケ)
コンテンツ作り(執筆)
コンテンツのチェック
デザイン制作の指示
仕上がりのチェック
メディア連携の構築
プロモーションの実行
発信後のアフターフォロー(分析)

編集というのはコンテンツを作り上げるだけでなく、コンテンツに付随するほぼ全てのことを把握する作業もとても多くあります。ドラマや映画などではクリエイティブな仕事であることを強調しているものもありますが実際には、目立たず地味で労を要する内容もとても多く、体力的にも精神的にもハードワークとなります。


子供心がとても大切

僕が特に重要視しているのが、企画創りと発信後のアフタフォローです。

『企画』と『創る』ということ

『企画』と『創る』ことというのは、ターゲット(クライアントや顧客)の困りごとや課題を解決するような企画を立てなければなりません。このため企画力を身につけるには、日々の疑問や気づきを大切にすることです。小さい子供さんが持つ「なんで?」「どうして?」のような純粋な問いかけをいつもすぐに持てるかどうか、がカギとなります。

アフターフォロー

コンテンツを創って発信したら終わり、というわけではありません。発信した後のターゲットやユーザーの動向をチェックしていく必要はあります。Webサイトなら、コンテンツのPV数や回遊率、チャネル流入経路、さらにはSNS反応なども分析して、結果や成果の整理整頓をする必要があります。必要があると判断すれば、コンテンツの再作成や記事のリライトも行うことがあります。


新鮮な情報は自ら見つけに行く

このようにターゲットやユーザーにとって解りやすく伝わりやすいコンテンツ/情報を発信し続けられるようにするのが編集(者)にとって必要なことになります。コンテンツや情報を発信し続けられるようにするには、新たな気づきや問題点に敏感になることが大切で、そうなるためにも新鮮な情報を自ら見つけに行く、といったことが重要になります。

新鮮な情報に触れれば、発信しているコンテンツがそのタイミングで適切なコンテンツ/情報となっているかどうかが、解るようになります。この解るということが実質的に「ユーザー/顧客目線」ということになります。さらには、ターゲット/ユーザーへ安心感を与え続けられるだけでなく、発信者のブランディングの成功へとも繋がっていきます。

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どんな人が編集(者)に向いているか

僕が思う編集に向いている人というのは

・一歩引くことが出来る
・俯瞰力に優れている
・もの作りにこだわれる人

という人です。先にも書いた通り編集(者)は縁の下の力持ちです。編集(者)が持っているのはあくまで編集の権限です。自分が主役となりクリエイティブな表現をやっていきたい人は、編集の仕事を辛く感じることはかなり多くなると思います。実際の編集の腕の見せ所は、クリエイターやデザイナーが作ったものを取りまとめたり、改変したり、交渉したりして、完成形へと導くことです。これこそがエスコート/コーディネートする、ということになります。

(特に)働くことが好きな人が向いている

編集の仕事というのは内容も雑多となります。想定外のことで仕事量がいきなり増えることもあります。毎日、何かしら違いのあることを主体的になり、突き詰めてやりたいという人が向いています。

かといって、納期とは無関係なコンテンツ制作というのもあります。解りやすい例がストック型のWebメディアです。早く作ることよりも、丁寧に作ることを目的とすることで長期的な資産となり、編集も広告デザインと比べて余裕を持つことができます。

ストック型メディアの特徴:情報が蓄積され、自社サイトやチャンネルがあり、過去のコンテンツ/情報にもアクセスしやすい特徴があります。Webサイトやブログが代表例となります。インターネット検索で欲しい情報を見つけるときに役に立ちます。特にブログは情報が時系列となっているため、過去にさかのぼって情報=記事を得ることができます。


さいごに

編集力を身につけようと思うと、色々な情報に自ら触れに行くことが必須となります。自ら触れに行くということは労力や根気が必要となりますが、日ごろから様々なメディアを見たり触れることでターゲットやユーザーに合わせた表現、レイアウト、文章の書き方を学べる結果へと繋がります。

読まれ続けている&見られ続けているコンテンツには、そうなるような理由がちゃんとあります。編集(者)はターゲット/ユーザーの視点をもってシンプルで解りやすく、有益なコンテンツを作成することを常に念頭に置いておきましょうね。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

#私の働き方 #デザイナー #写真家 #会社員 #クリエイティブユニット創業者


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ちなみに僕の個人事務所サイトはこちらとなります


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