自己紹介【夢編】 - 日本の作文コンクールで、2度も賞をとった作文とは -

私には夢があります。

「カメラと、ウェディングドレスとタキシードを持って世界を回ること」です。

私がどのように生きてきて、このような夢に辿り着いたのかを、

(夢編)に綴っていきたい。

産まれた頃から遡ってしまうと長くなってしまうので、

高校生の時に書いた作文を以下に載せます。

お時間の許す範囲で、お付き合いいただけたら嬉しいです。

ちなみに、以下の作文で、

・国際ソロプチミスト 「連盟賞 ヴァイオレット・リチャードソン賞」
・第16回 後藤新平・新渡戸稲造記念 
 拓殖大学 高校生・留学生作文コンクール 「優秀賞」

をいただきました。


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 私は広島県松永高等学校で生徒会長をし、生徒会執行部の先頭に立って様々な活動を行った。文化祭では「1人でも多くの生徒が笑顔になってくれるように」と言う思いで様々な企画を考えた。一方で地域や社会に貢献するためにボランティア活動を積極的に行った。なぜなら私はつい先日まで様々な人に助けられながら生活していたからだ。
 私の母は肝臓が破裂するほどの重傷事故を経験した。命を失う可能性もあったし、運良く生き延びたとしても植物状態になってしまう可能性もあった。だがその時、親戚だけでなく、血縁関係のない知人や友人なども輸血に参加してくれた。一人ひとりの助けようとする気持ちが私の母の命を救った。
 我が家は母子家庭でもあったので、生活保護も受けていた。母の命が助かったこと、さらには経済支援を受けてきた事は私の「今」にとってなくてはならない支えであった。
 私は計り知れないほどのたくさんの人の支えを受けて今を生きている。そんな中で私は次のようなことを考えるようになった。
「助けられるだけでなく、助ける側になりたい。」
 人のためにできることがあるのならば、どんな小さな事でもやってみたい。人々の支えを感じているからこそ、何とかして恩を返したい。そして人の役にたつことができ、人から必要とされるような大きな人間になりたい。どんな小さな活動でもいいから誰かを助けるような活動ができれば、人は今以上の成長果たすことができるのではないだろうか。
 そういうことを考え始めていた中学生の時、東日本大震災が起こった。その事実に圧倒され、しばらく何も考えることが、出来なかった。こういう時にこそ行動を起こすべきではないかと考えた。ちょうど中学校で生徒会長していたので、先生と話し合って被災地への募金活動を行った。微力ではあるが、被災地で暮らす人々のために行動起こすことができたのは嬉しいことだった。
 高校で生徒会長になってからは自分で計画したボランティア活動を行った。「タンザニアに体操服を送ろう」と言うプロジェクトである。タンザニアにサッカーのユニホームを送っている団体があると知り、それがきっかけで私たちにも何かできることがあるのではないかと考えた。そして前生徒会長と卒業生に声をかけ、体操服を集めた。きれいな状態で届けることができるよう生徒会執行部で洗濯をした。また、送料を準備するため手作りの募金箱を持って昼の休憩時間に校内を歩き、募金を呼びかけた。高校に入ってから初めてのボランティア活動だったのでお金が集まるかとても心配だったが、驚くほどみんな協力的だった。
 自分たちにもできることがある。ちょっとしたアイディアがあれば、みんな協力してくれる。松永高校のみんなも、私自身も自分の生活の範囲で無理なく国際的なボランティアを行うことができた。これは私にとってとても良い経験になった。
 だが、私はもっと近い自分の身の回りの社会にも目を向けるべきではないかと感じた。そこで私は地域の清掃活動を行う「美化女子隊」を結成した。ゴミの分別を呼びかけながらアルミのゴミ箱を背負って歩き、地域の人とふれあうのだ。実際にやってみると畑仕事をしている地域の方が「ありがとねぇ」などと声をかけてくれ、苦労よりも嬉しい気持ちが多かった。
 私にとって社会貢献とは、どんな小さな事でもいいから人の幸せにつながる行動を起こすことである。タンザニアに体操服を送ることも、地域の清掃活動を行うことも一定の範囲でできる小さなことかもしれない。でもそんな小さなことを繰り返していくうちにたくさんの人の小さな幸せを作り出すことができるかもしれない。
 8月20日、広島市で発生した土砂災害では多数の犠牲者が出た。同じ広島県民として、私は今こそ行動するべきだと考え、友人とともにボランティア活動を行ってきた。テレビでは映されていない部分がたくさんあった。言葉を失った。ただただ自然の恐ろしさに圧倒されるだけだった。またボランティアをしようとする人が多すぎて受付が困難になっていた。しかし、被害にあった人を助けようとたくさんの人が現地に来ている事はうれしく感じられる事実だった。
 私は人のために行動することを、以前人に助けられた分への恩返しだと思っている。しかし、実際にやってみると自分に返ってくるものがある。「助けたい」という気持ちが自分の達成感や経験になる。こういう経験を積み重ねていけば人から必要とされる大きな人間になれるのではないだろうか。私は今後も自分にできる社会貢献について考え、実践していきたい。

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次回の夢編は、大学生時代!

ここまで見ていただきありがとうございます!!

こんな長文を見てくださったあなたは、きっと神様か何か。

これからもご愛読よろしくお願いします😆

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