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口口口ンド日日日

キリンを解剖する日が来ても大丈夫。どうも、神山です。

今回はロロロンド記事です。とりあえず5回見ました、まさか2週目初日に入場特典色紙がなくなるなんて・・・。キモグラ、ゆるさん・・・。では、やっていきましょう。

 まずは追加シーンについて。だいたい青色のスポットライトを浴びている謎空間で、大場ななとキリンが会話します。基本的に直前に流れたレヴュー曲の歌詞を読み上げたあと、意味深な発言をして本編に戻る、という感じ。但し、一番最初の追加シーンでは本編アニメOPであり、最終話EDでもある星のダイアローグの歌詞を読み上げます。開幕にして閉幕、円環の端っこ、一応の境目、ですね。ひたすらに意味深なだけで意味が完全に確定しているのか不明な追加シーン(本番5分前です、のやりとりが一番わからん。メタ世界なのか地続きなのかが不安定になった)たちですが、映像順と作中時系列としてはおそらく次の通りかな、と。

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映像上の順番
追加A→本編①→追加B→本編②→追加C……

時系列
本編①②③……→追加シーンBCDE…A→最終カット→特報
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 多くの人がつぶやいていましたが、ロンド・ロンド・ロンドは「大場ななが振り返るアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』」ですよね、多分。純那ちゃん周りの描写が細やかで配慮がゆきとどいてるところとかも、それ。なので、誇りのレヴューのあとの追加シーンでは蟹鍋写真が出てくる(映像順であれば、このタイミングでこの写真は存在しない)し。

 運命の舞台に飛び入り参加した愛城華恋は、「クレールが幽閉された」というスタァライト原典から、「だったら救い出すフローラがいていいはず」という解釈で、神楽ひかりを運命の舞台から連れ戻したと思っている。けれど別に運命の舞台が始まったからといって、現実世界に戻ってこれないわけじゃないですよね、ロンドンでのオーディション後や「大場ななの再演」を考えても。

 ただ、ひかりが選んだ運命の舞台が、「神楽ひかりが幽閉される物語」であり「神楽ひかり不在の第100回聖翔祭のスタァライト」だった、というだけで・・・(スタリラの削劇を思い出しますし、ここでひかりちゃんがやっていたことが「戯曲スタァライトを守ること」だったとしたら、コロスがいないだけで同じ構造ではありますね。余談ですが)。

 レヴューシーンの音楽が本編からアレンジで変更されていた点について、それぞれの舞台少女の「アタシ再生産」のカットが挟まれたこと、それぞれが駆動する舞台装置の名称表示によって、本編と異なる印象のレヴューシーンになったというか、より華恋がひかりとの舞台の為に障壁を超えていく、というカウンターで勝ってることが明確になっていました。相手の舞台のなかでカウンター勝ち、華恋の突破力の表現だし、約束タワーブリッジは華恋の舞台装置ですが、ひかりに向かっている架け橋なので、ひかりとの舞台の為、は変わってないんですよね。悪く言えば個がない、自分ひとりのための執着がない。これはひかりもそうなのかもしれないですが……(運命を交換すること、夢や目標を共有してしまう?)。あくまで聖翔でのひかりの目的は幽閉された一人舞台、誰のキラめきも奪わせないこと。

 神楽ひかりの運命の舞台は、愛城華恋の飛び入りで「ふたりの運命の舞台」になった。それは奇しくも「ふたりでスタァになる」という約束、もとい運命をかなえる形になっているけれど、変質しただけであって、閉幕していない。だから、まだ地下劇場は存在しているし、そこでの戴冠者は神楽ひかりのまま。運命の舞台は終わらないまま、先に進んでいこうとする。でも、それは台本にない舞台、誰の願望にもない舞台。これはもう、わかりませんね。 

 最初のシーン、華恋が髪飾りを忘れなかったようなはじまりになっているのは、単なる時間の節約だったのか、それとも、「この」華恋はアニメ本編とはちょっと違いますよ、という意思表示だったのか・・・。基本的にロロロンド、「大場ななの物語」「華恋とひかりの物語」なので、ほかのキャラクターについては大幅にカットされてレヴューの前にまとめられてたりするのは当然……(真矢クロについてはそれらも希薄になってしまったね……)。新作では9人みんなの物語になればいいな。

新作舞台も青嵐スピンオフも待っている、二層展開式、舞台サイドはどうなってしまうのか・・・。

そして最もショッキングだったシーンは、なんといっても「罪の星」「舞台少女の死」「始まります、ワイルドスクリーンバロックが」「わかります」ですね。ワンカット入る手を繋いでいるの、真矢クロでは!?!?

ではでは。

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