PHONE APPLI流社内ポッドキャスト(ラジオ)を1年続けてわかったうれしい効果
こんにちは、テレワークする梅田です! PHONE APPLI(以下、PAと書きます)で、社内のコミュニケーションの隙間を満たすような仕事に力を入れてます。
社内イベントやWeb社内報、ポータルサイトなどいろいろあるなかで、今回取り上げるのは、社内ポッドキャスト(ラジオ)「PA CaMPFIRE」
(ピーエー キャンプファイアー)。
なぜ取り上げるかと言うと、いま抱えているあらゆる仕事の中で一番楽しいから(笑)。理由はいろいろありますが、この記事を読んでくれたらきっと伝わるはず!
◆どんな番組?
◇番組名:「PA CaMPFIRE」
「ピーエー キャンプファイアー」と読みます。
まず、「CaMP(キャンプ)」っていうのが、PHONE APPLIのオフィスの愛称なんですよね。キャンプギア(椅子とか机とか、テントとか)を取り入れた、フリーアドレスのすがすがしいオフィスです。この “キャンプ” コンセプトに沿ったタイトルにしています。
「CaMP」オフィスの詳細はこちら
(PHONE APPLIコーポレートサイト)≫
あと、キャンプファイアーと言えば、焚火囲んでマシュマロ焼きつつ、普段話さないことまで語り合っちゃったりする時間だなと。このポッドキャスト番組もそういう時間にしたいなーと思って名付けました。
◇出演者・運営者
・ゲスト1人(毎回チェンジ)
・パーソナリティ2人(固定)
・ディレクター1人(固定)
社内からゲストを1人お呼びしています。ゲストには出演時に「次回以降に出てほしい人」をリクエストしていただき、その人が承諾してくださったら次のゲストに決定、というリレーっぽい形式にしています。
パーソナリティは2人です。わたくし梅田と、若手エンジニアの “白井くん” です。
ディレクター(収録環境整備、編集、配信)を務めてくれているのが “D北村” です。出演はせず、縁の下の力持ちです。
◇何を話しているのか?
ゲストのプロフィールを見ながらあれやこれやお話しています。
なお「プロフィール」は特に番組用に用意するわけではなく、PAが提供していて自社でも使っているコミュニケーションポータル「PHONE APPLI PEOPLE」(旧:連絡とれるくん)を利用しています。
「PHONE APPLI PEOPLE」マイプロフィール
ゲストの職務や、スキル、資格、略歴、受賞歴、趣味などが一覧になっているので話題には事欠きません。
その他にも恒例コーナー「白井のテクノロジーピックス」「PA あるある川柳」「おたより紹介」など盛り込んで楽しんでます。
◇収録時間
収録本番の時間は約30分(とはいえ、40分になったり50分になったり、タイムキープゆるめです)。
収録前に30分ほど使って、出演者とディレクターで本番の流れを軽く打ち合わせています。
◇配信頻度
週1回程度(無理のない範囲でやってます)。
2020年4月1日から配信開始して、2021年3月29日現在、第50回まで配信しました。
◇どのくらいの人が聴いている?
◎2020年10月に実施した「配信開始半年記念アンケート」の結果
・「番組を知っている」135人(当時の社内メンバー合計約270人中)
・「1回でも聴いたことがある」92人
(アンケート回答者数は147人)
雰囲気としては、まぁ~、社内の半分くらいは「知っている」、3分の1は「聴いたことがある」。ただ全員がアンケートに答えてくれたわけではないので、正確ではないです。
◎再生回数(Youtube限定公開リンク)
・累計再生回数:2,223回(2020年4月~2021年3月、計50回配信の合計)
・配信回ごとの最高再生回数:89回
・前月公開分の、配信回ごとの平均再生回数:50回前後
(例えば2月に公開した分の平均再生回数を、3月末にチェックしています)
累計にするとインパクトあります、が、第14回まではYoutubeではなくMS Streamで配信していたので、上記の回数に含まれていません。Streamでは最大30回ほど再生されていました。
また、Youtubeの再生回数カウントの仕組みって複雑なようで、再生タイミングや環境によってはカウントされないこともあるらしく、本当はもっと聴かれているかも!(いいほうに考えておく)
◇第1回~第3回は誰でも聴ける
(ご自由にお聴きください)
実は、「PA CaMPFIRE」第1回~第3回を「note」でひっそりと世の中に公開しています。これは本番組のディレクター “D北村” が、番組開始直後(2020年4月)に景気づけに(?)公開してくれたものです。
・第1回はこちら(番組開始の背景などにも触れてます)≫
・第2回はこちら≫
・第3回はこちら≫
当初のたどたどしさがめちゃくちゃ恥ずかしいので(今ではもっとこなれてる…はず!)、まあ、聴いてほしい気持ちと聴いてほしくない気持ち半々ですが、実際に聴いていただくのが一番イメージが湧くと思うので、よければどうぞ↑↑。
あらためて聴いて思い出したんですが、当初1~3回目までは、「テレワークのコツ」をテーマにしていました(これはこれでよかったかも)。その時期はちょうどコロナ禍で最初の緊急事態宣言の発令前後だったので、出演者もディレクターも全員テレワーク下での収録でした。
◆1年配信してわかった効果
社内の反響の声(番組へのおたよりや、配信開始半年記念アンケートから)を引用しながら紹介します。
◇リスナー視点での効果
(1)仕事中の息抜きになる
・息ピッタリで疲れた残業時間のBGMで聞いております!
・気分転換で流しっぱ、にとても向いてるコンテンツだと思います。
(アンケートに寄せられたコメント)
これはほんとによかった。仕事のやりとりって、チャットやメール、ドキュメントなど、文章が圧倒的に多いじゃないですか(疲れるなぁ)。また、テレワーク中にWeb会議の接続を切った瞬間、「しーん」となるあの寂しさ、慣れるまでけっこうしんどかった記憶もあります。
私もやる気が出ないときはとりあえず社内ラジオを聴きます(いつか紹介しますが、PAには他にも社内ラジオ番組が2つほどあります)。軽めの作業をラジオを聴きながらこなしているうちに、気持ちが乗ってくることがよくあります。ありがたいかぎり。
(2)普段話さない人について知ることができる
・普段あまりかかわりのない方などのお話も伺えるのが良いと感じています。
・普段聞くことが無い方のお話が聞けてすごく新鮮です。
・なかなか聞くことの出来ない他部署のメンバーの前職話が聞けるので面白いです!
(アンケートに寄せられたコメント)
他部署の人の仕事や趣味、中途入社の人の前職の話は、普段「あえて聞く」ことが少ないからこそ、関心を集めているようです。
(3)モチベーションが上がるかも!
出演される皆さんとてもポジティブでお話を聞きながら仕事に対するモチベーションをあげています
(アンケートに寄せられたコメント)
ですね~。ゲストはPAで働いているわけで、みなさん何かしらのプロフェッショナルなわけです。細かいことでもこだわりをもってやっているのが、お話しを聞くと、必ずと言っていいほどわかります。そういうのが伝わってるってうれしいな。
(4)テレワーク中心でも「人に興味を持つ」きっかけになる
いつも楽しく聴いています!リモートが中心の中で、社内の方の新たな一面を知れる数少ない場なので、とてもありがたいなぁと常々思っております。
(アンケートに寄せられたコメント)
僕は、「PA CaMPFIRE」をかなり聴いてます!
(全社会議で「テレワーク下で人に興味を持つ機会が減ったと思うんですが、どうやって対処してます?」という社員からの質問に対する、社長 石原さん の返答)
業務上のやりとりを除くと、社内の人と話す機会って意外と少ないですよね。テレワーク中心だとなおさら。そして、疎遠でも業務に直接の支障はないから、あえて話しかけることもなくなりがちです。
でも、閉じられた環境でずっと仕事をしていると、見聞が狭くなってイノベーションを起こせなくなったり、疎外感が強まってやる気が出なくなったりと、間接的な影響は無視できません。
だからこそPAでは「人の力を最大限に引き出すポータル」として、一緒に働く人たちを充実した情報でつなぐPA PEOPLEの活用を社内外で推しているわけですね。
「PA CaMPFIRE」ではそういう「仕事ではあえて聞くほどではない」話をどんどんしているので、オフィスでの雑談や飲み会など代わりのゆるいコミュニケーションの機会(コミュニケーションの隙間を埋める潤滑油のようなもの)になっているのでは、と思います。
(5)PHONE APPLI PEOPLEのマイプロフィールが充実していく
これが続くと連絡とれるくん〔PA PEOPLEの旧称〕の中身も充実していきますね!
(アンケートに寄せられたコメント)
そうなんです。上で紹介したとおり、番組中でゲストのPHONE APPLI PEOPLE(以下、PA PEOPLEと書きます)のマイプロフィールを見ながらお話しするので、ゲストには収録前に「余裕あればマイプロフィール更新しておいてくださいね~」とお願いしています。
さらに、PA PEOPLEのマイプロフィールには、「外部リンク」を貼れる欄もあるので、配信回のURL(Youtube限定公開リンク)を貼っていただいています。
そのため、PA PEOPLEで「PA CaMPFIRE」と検索すると、過去に出演した50人(+パーソナリティ)がズラーッとヒットします。
PA PEOPLEを見れば、部署や連絡先、職務などの情報に加えて、「声」までわかるという! PA PEOPLEがさらに「その人がわかる」楽しいうれしいポータルになっていく感もあります(自画自賛しちゃう!)。
以上、リスナーにとっての「いい効果」でした。
ほんとは「◇パーソナリティ視点でのいい効果」も併せて書く予定だったのですが、書きすぎなので、また別の機会にします。
◆そもそも配信を始めたきっかけ
長くなっても、これは書いておかなければならない!
◇白井くんの個人的つぶやき
(ヌーラボさんのブログに触発されて)
番組開始のそもそものきっかけは、一緒にパーソナリティをやっている「白井くん」の個人SNS上でのつぶやきでした。白井くんの投稿に対して、私とD北村が「やろうよ」と反応したんです。
その時の投稿で、白井くんが引用していたのが、株式会社ヌーラボの社内ポッドキャスト紹介記事です。
「ヌーラボ流社内Podcastのすすめ。1年配信しつづけてみてわかった効果と良かったこと」(Nulab / TechBlog、2019/04/26)
https://nulab.com/ja/blog/nulab/nulab_podcast/
こちらの記事の執筆者である「Backlogのフロントエンドをやってる、まっきー」さんとは、まったく面識はないのですが、この場でお礼を言いたいです。本当に感謝しています。
PAではヌーラボさんから約2年遅れて配信開始して、同じく2年遅れて「1年続けてみて」の記事を書くことができたわけです。めっちゃ参考にしました、ありがとうございます~!!!(届け、この思い)
◇パーソナリティとDの野望
なんで白井くんが「ポッドキャストやりたい」と言ったのかは未だによくわからないのですが、後から話を聞くと「僕みたいな普通の社員が全社向けに情報発信できる場って、意外と限られてるので、そういう場がほしいと思った」というようなことを言っていました。
私はインターナルコミュニケーション担当として、全社員に順番に光を当てる企画をやりたいとずっと思っていました。あと、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)や坂崎幸之助の『K's TRANSMISSION』(FM NACK5)などのラジオ番組のファンだったので、ラジオパーソナリティという職業にあこがれていたんです。タイトルコールをするのが夢でした。夢叶いました。ありがとう。
D北村は、もともと動画編集や音響関係に明るく、社内外向けの他のコンテンツも手掛けていたので、「できる!」と思ったのでしょう。また、マーケティング視点で「社外に自慢できる活動」としてこの番組をとらえてくれている面もあります。
◇収録はリモートで
1年前も今も、収録環境はほぼ変わっていません。全員、基本的にテレワークです。オフィス出社している場合も、別々の会議室で収録しています。
◎収録の方法
・MS TeamsのWeb会議に入る(イヤホンマイクで話す)
・各自、手元のスマートフォンアプリ「PCM録音」で録音
(せーの、で録音開始ボタンを押す)
・収録が終わったら、各自、D北村に録音データを送る
専用の機材など一切なしで、スマホとPCだけです。雑音をなるべく少なくすべく、エアコンを切ったり同居人に静かにしてもらったり、スマホへ通知が来ないようにフライトモードにしたり、机の振動がスマホに伝わらないようにふわふわしたもの(タオルとか)の上にスマホを置いたり、と気を使っています。
◇編集は最小限に(ヌーラボさんを見習って)
◎編集の手順
・ゲストとパーソナリティそれぞれの録音データを統合
・いつものBGMと効果音を挿入
・目立つ雑音やトラブル箇所があれば消す
編集画面
D北村は、最速15分で編集を完了させるそうです。これはD北村ならではの神業かもしれませんが、他の人でも、手間はそんなにかからないはずです。なぜなら、編集で一番大変な「カット」はほぼしていないからです。
コンテンツを作り込もうとすると、Youtuberのようにいいテンポにしたいあまりに「カット」を多用しがちですが、完成度よりも、楽に継続できるようにするのが大事と。上で紹介したヌーラボさんの記事に書かれていたアドバイスを守っています。
◇サプライズ生放送もできる
「カットしない」を原則としていることで、急に「今日、生放送しちゃう?」というD北村発案のサプライズ企画にも動じることがありません。実際、何回かゲリラ的に生放送を実施し、35人くらいがリアルタイムでコメントをくれたりして楽しいイベントになりました。
◆まとめ
さて、長くなりましたが、ここらで筆をおきます。
本記事では、PA流社内ポッドキャストについて、【どんな番組なのか?/そのいい効果/「始める」モチベーション】をご紹介してきました。
社内ポッドキャスト、やってみたくなりましたか? PAがヌーラボさんを見習って始めたように、こんな文化が広まるといいなと思っています。
◎もし note 記事の続編があるとしたら
・パーソナリティ視点でわかった「いい効果」
・内定者に聴いてもらった効果
・配信1周年記念アンケート(2021年4月実施予定)の結果
・社外ゲストを呼んでみた話(予定)
・番組内容の作り方(収録前の打ち合わせについて)
・恒例コーナー「白井のテクノロジーピックス」「PAあるある川柳」紹介
などまだ書きたいことたくさんあります。
「全社員をゲストに呼び尽くすまで」を目標に、パーソナリティ次世代育成も視野に入れながら(?!)続けていきたいと思います。これからもよろしくです!
この記事に関する問い合わせ先
PHONE APPLIでは、わたしたちが提供するサービスによってコミュニケーション改革が起こり、イキイキと働き、パフォーマンスを最大限に発揮できる社員が増え、豊かで幸せな社会の共創に貢献したいと考えています。
なにかご不明な点や、気になることがあれば、「noteを見て来ました」などHPからでも、本記事へのコメントでも、いつでもお声がけいただければ幸いです。
▼ PHONE APPLIコーポレートサイト
https://phoneappli.net/
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