見出し画像

世界のドキュメンタリー「ヒトラー最期の謎」を観て。

 339回目です。φです。

 明日は…明日はエイプリルフールです!きっと渾身のネタを用意している方もいらっしゃるでしょう…私は前日まで張り切って、当日すっかり忘れて普通に過ごしている人です(笑)

 エイプリルフールですが、午前中までなら何言ってもいいよ!というルールはあるけれど、現状で嘘であっても許されないものも、誤解を招くものもあるので、まぁご注意ください。誰かを笑顔にさせる、楽しいものとして楽しんでほしいなぁ。

 余談ですが、私がかつてちゃんと覚えていて、誰かに言った嘘は「家にチンアナゴ生えたよ!」ですね。一時期頭にチンアナゴが生えたんじゃないかってくらいチンアナゴブームが私にはあったんですよ。

 こう…世間でチンアナゴが知られてしまってから、「私のチンアナゴ…」と独り立ちされた気分になったのでブームは去りました(笑)

 水族館に行ったらチンアナゴと深海魚コーナーに張り付くタイプです。私は深海魚好きで、特にラブカが好きなんですよ~。深海に住む鮫って面白くて好きです。このブームは永遠と続いていますね。

 さて、今日は私が昨日観た番組について書いていこうと思います。

 世界のドキュメンタリー 選「ヒトラー最期の謎」、を観ました。


 私は自分がどうやって知ったのか知らないけれど、ヒトラーの最期については小学生の頃から知っていました。なぜだろう。

 拳銃でこめかみ打ち抜いて、妻と一緒に密室で死んで。部屋にソファがあって。で、子どもたちはガスで殺されて、ベッドで眠るように。

 それから爆発で全部が燃えて。

 という記憶があります。どこで知ったんだろう。しかも正しいみたいですねこの私の記憶。

 正しい、とは言っても証言によると、の範囲ですが。未だに謎の多いヒトラー最期です。この番組のタイトルでもあるけれど。

 フランスの法医学者がロシアに行って、外国人が入ったことがない施設に行って情報を四苦八苦しながら手に入れて、「ロシアにあるヒトラーの頭蓋骨と歯は本当にヒトラーのものか?」について解明していく。そんなストーリー。

 全くストーリーとは関係がないのですが、私が一番「おおおお!!!」とスタンディングオベーションしたのは「否定はしません、という返事。これはロシアではイエスの意味」(※正確な文章ではありません!ニュアンスです!)の部分(笑)

 ロシアってそういうとこあるんだねぇぇ最高だー!と…なんだろう自分で書いていても「そこ?」ってなる点ですね。まぁ私なので…(笑)

 ロシアに潜入しているので、もちろんロシア語が聞こえるのですよ。そこで「нет」が聞こえたときの嬉しさは半端じゃなかった。あ、Noの意味です。ニェットと読みます。нはnなんですよね、アルファベットで当てはめると。面白いでしょ~!

 英語勉強のついでに観ようと思っていたのですが、日本語じゃない方の言語を選択するとフランス語になっていました。私はフランス語に出会うことが本当に多いんです…フランス語、勉強しようかなぁ。

 フランス語・ドイツ語・ロシア語に興味があって、欲を言えばリトアニア語とエストニア語も知りたい。私が行きたい場所をメインに考えるとロシア語が私的に私におすすめなのだけど、どれもこれも魅力的な言語なのです。

 一生かけて語学してそう私。それはそれで楽しいと思うので、多分やっているでしょう!

 ええと、話を戻します。勝手に私が逸れたのだけど(笑)

 このヒトラーの話で思ったのが、人の死で変わる歴史があるということ。そして誰かの死は、名誉になるということ。時代は遡るけれどね。

 ヒトラーが死んだ、亡命して生き延びた。

 これに国家が動く。私にとってはすごく不思議なことです。なぜなら、私は「ヒトラーは年齢的に、第二次世界大戦を生き延びたところで今は死んでいる。」という事実だけがあればいいのですから。

 1889年4月20日、これがアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の生年月日です。もし今生きていると…130歳11か月!ご長寿さんどころじゃない!(笑)

 なので、ヒトラーはもうこの世界にはいない。科学的な根拠なしに証明できます。…生きてないよね?130年間も。

 私は確かに歴史に興味があって、ドイツの歴史は特に興味があります。歴史以外にも、心理学的にも。心理学の授業でドイツの国民がどういった心理状態に陥って、なぜあのようなことをしてしまったのか、というのが集団心理として扱われたからです。

 そんな興味がありますよ、という私ですが、ヒトラーの死や、どこに遺体があって誰がそれを持っているのか、なんて興味がありませんでした。私の興味の対象にもならなかった。

 しかしながら、この番組を観て、「なんとかしてでもヒトラーの遺体の一部がロシアにあることを証明したい」と願う人だっていることが分かりました。

 まぁ、「ロシアがヒトラーの遺体の一部持っているって言ったけど、ごめん嘘だった」ってなったら顔がつぶれるとは思うけれど。あ、当時はソビエトですね。ソビエトの顔がつぶれる。

 けれど、100年くらい前の分析なんて、今よりも劣っています。どこでミスがあっても可笑しくはない。日本で言うのなら、「天草四郎時貞は実在しなかった」とか、そんな感じだと思っています。

 国全体で、他国の指導者の死を「間違えちゃった☆」は自国の人間の歴史において事実と反している、なんてよりも大きな事態にはなるとは思うけれども。

 ヒトラーの遺体をロシアが持っている。

 この事実が、ロシアにとってはすごく価値のあることで。ロシアがナチスドイツに勝った証として、非常に重要なことなのです。

 なんというか、たったひとりの死が、遺体の一部が、国の名誉や誇りに関わるって壮大だなぁと思います。それだけのことをしてしまった、とも言えるかもしれないけれど。例え遺体の一部であっても、それを手に入れていることが価値になるのですから。

 私はこの番組で、自分が考えている以上に「誰かの死」が影響するものを知ったように思えます。死とは平等の価値で、「死んだら終わり」という言葉通りに思っていました。死んだら平等。もう「無い」のですから。死が現代に与える影響なんてない、って思ってた。

 ネタバレはしたくないので、この結末が云々は言いません私。ですが、すごく良い番組だった。考え方とは本当に人の数だけある。自分が如何に考えても辿り着かないものも、人の言葉ひとつで辿り着けることだってある。

 テレビをつけっぱなしにして番組観ようね!とは私は言わないし、どう考えても視力落ちそうなのでおすすめしないけれど、興味がある番組を観て、自分の意見と比較してみるのは面白いと思います。知識を得て、そして自分でも考える。それが知恵になるのだと思う。

 そんなことを言いながらも、ロマンスな映画を観ようとしては数分後「あー分からない無理削除!」しちゃう私です(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?