【短編小説】 『サナエ』
※この話はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
お前さん、女は好きか?
ハハ!正直でよろしい。そうか、そりゃそうだよな!こんな時間にこんな辺鄙な角打ちに来るなんてな。もしかして女にフラれたか?
はァ、そうか。なるほどな。門司港から下関にデートしに行って、海響館でペンギンまで見てきたのにか。なるほどなあ、まあ、それなりに頑張ったんだな!まあいいさ、この世にはごまんと次の女がいる。
女って言い方をすると、今の世の中だと怒られるんだよな、確か。フェミニ