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【医学部学士編入】志望動機書の書き方を詳しく解説(by元医学部教員・医学博士・編入合格者)@note

一般入試と比較して、医学部学士編入では「志望動機書」が重要な位置づけにあります。学士編入で募集されているのは「過去の経験で身につけた専門性を活かして将来の医療・医学に貢献する人材」であり、受験生がこの条件に合致するか否か、確かめるための資料となるのが志望動機書だからです。

呼び方は「志望動機書」の他にも、「自己推薦書」だったり「課題作文」だったり様々ですが、それらが求めていることには共通点があります。すなわち、

・過去の経験で身につけた専門性は何か?
・その専門性を将来、医学や医療にどう活かすか?
・あなたがそれを目指す個人的な理由は何か?

などが問われており、これらを大学に伝えることが志望動機書の役割です。大学により求める専門性や将来の医師像に差異がありますが、これらの3要素を意識して志望動機書を執筆すれば、構成としては間違いありません。

さらに、次の2要素も問われる場合が多いので意識しておくと良いと思います(これらは、募集要項で問われていなければ必ずしも志望動機書に含める必要はないと思いますが、面接で問われることがとても多いです)。

・周囲の学生にどのような好影響を与えるか?
・あなたはなぜ他大学ではなく〇〇大学を志望するのか?

このnoteでは、初めに「志望動機書の位置づけや書く時の基本姿勢」を解説し、次に、上述の各要素を書く際のコツや注意点を解説していきます。


1 絶対に押さえるべき「志望動機書の意味」と執筆スタンス

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