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シクロスポリンと併用する場合、アトルバスタチンの用量はどの程度にすればよいですか

割引あり

〇はじめに

本邦において、アトルバスタチンはシクロスポリンともっとも併用されているスタチンです。添付文書においてピタバスタチン、ロスバスタチンが併用禁忌であり、唯一シクロスポリンと禁忌記載のないストロングスタチンのためと考えられます。

この併用でスタチンのAUCが上昇することは有名です。Googleで検索すれば各スタチンのAUC上昇率が容易に調べられます。ミオパシーや横紋筋融解症のリスクになると書かれています。スタチンは低用量を慎重に使用する必要があると考えられます。

それではアトルバスタチンとシクロスポリンを併用する場合、アトルバスタチンの用量はどの程度にすればよいのでしょうか。実際に横紋筋融解症を起こした症例報告はあるのでしょうか。記事ではPubmedで検索した論文をもとに、この臨床疑問を考えて行きます。

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