経済か医療か?大切なものは何?

経済か医療かという二者択一にさせられていることに違和感を覚えます。

どちらの主張も「命を守る」という意味では同じ目標であるはずなのに、アプローチが大きく違っています。なぜ対立してしまうのでしょうか?

経済も医療もバランスを取って「なるべく死ぬ人を減らす」という落とし所を見つけることが必須です。それはわかっている人はわかっています。しかし、お互いの住んでいる世界が違うように思えるのです。そして、お互いのことを知らない。

 医療の人、特に現場で患者さんと接している人から見れば「経済なんか」と考える人が多いように思います。それは、COVID-19が自分の身に降り掛かって愕然としている人、病に苦しむ人の様子を目の前で毎日のように見ているからなんですね。そして、同時に食い詰めて自殺を図って搬送されるのを見ると医療者は更に苦しい思いをするんです。

 医療の人は政治家よりも、感染予防対策を全くしない人に腹を立てている人が多いようです。先にも書いたとおり、事業を経済的に支援しないと命に関わる人がいるのも知っているからです。そのキワキワの采配をする政治家に対しては思うところがあるものの、大変だという認識を持っています。
 しかし、感染対策を全くせず今まで通りの生活を送ろうとする人たちには腹立たしい気持ちがあるようです。できる能力があるのにやらないことに対して。

 経済の人から見れば、医療の人は自分がやりたい事を止めているように映るのでしょう。いかんせん住む世界が離れすぎているから理解をするのは難しい。

 今は、分断している時代ではないのです。価値観が変わったことを受け入れ。この病気の性格を知り、対策をとっていくしかありません。

https://www.covid19-taskforce.jp/opened/coronanews0726/

なお、日本が誇る国民皆保険制度は経済規模がでかいからなし得ることなので、経済か医療かわけることはできないのですよ・・・・


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