見出し画像

卒園児にエールを送る劇「夢の色ってどんな色?」作者が語る③

主役の妖精を3人に!

私たちのスタジオの舞台「ピクシー」の主役はピアノの精ポロロン一人でしたが
幼稚園や保育園の発表会では主役がひとりというのは…ちょっと…
昔話を脚本にするのではなく、最初から園児のために書くのだからクラスのみんなが楽しめるように書きたかったんです。
そこで、花の精フラワーと水の精マリンが加わりました。
それぞれが旅先に学んでいく…妖精の特徴を活かして…花に関すること、音楽に関すること、水に関する事、と考えていく内に「夢の色〜」のストーリーになりました。書き上がってみると…ちょっと劇を見た大人にも少し考えてほしいなと思うような本になっていました。

こどもと話をする

園に指導に行って、ある程度お稽古が進むと、必ず一度こども達と話をします。ちゃんと座ってもらって。

「まみっち〜、まみっち〜」と騒いでるのに、話をしようと「みんなこちらへおいで」「ちょっと座ろうか」というと、私の周りに座ってじっと集中するんです。なんか違う雰囲気を察するんでしょうか? 
「お?まみっち、マジな感じだぞ?」みたいに思ってるんでしょうか?(笑)

それぞれの場面について、自分の役について、こども達に伝えます。何が重要なのか、どれほど重要なセリフを言っているのかを。冷静にゆっくりお話するとこれが年長さんくらいになると、しっかりと理解してくれるんですね。
そして、本番に向かっていきます。そんな時のこどもの顔って、何かに似てる…
役に没頭していく、本番を迎えて緊張する、「役者」の顔です。

この記事が参加している募集

私の作品紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?