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GIGAスクールって知ってる?~学校を取り巻くIT環境について~

こんにちは!ご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、みなさんは「GIGAスクール」をご存じですか?
私は初めて聞いた時…GIGAの学校…?なんか学校が強くなりそう!という感想を抱きました笑

IT業界で仕事をしている私が、最近耳にする機会が増えた「GIGAスクール」について簡単にご紹介いたします!

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GIGAスクールの概要

「GIGAスクール構想」
・1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育 環境を実現する
・ これまでの我が国の教育実践と最先端のベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す(文部科学省HP)

GIGAという単語は、「Global and Innovation Gateway for All」のそれぞれの単語の頭文字を引用したもので「全ての人にグローバルで革新的な入口を」という意味です。
すなわちGIGAスクールとは、「全ての人が、国際的で革新的な創造の扉を開けられるような学校」だと考えられます。なんだかわくわくしますね!

事業概要について

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事業概要は大きく以下の二つに分けられています。
①構内通信ネットワークの整備
➁児童生徒1人1台の端末の整備

①ネットワークインフラ環境を整える為に、現在沢山の技術者が工事にあたっています。環境構築には様々な問題が想定されますが、例としてルーターの設置について考えてみます。
仮に1つの教室に1台のルーターを設置するとして、約40台の端末が一斉に同一ネットワークに接続する環境だとします。席の場所によって通信状態に差が出ない場所はどこか、生徒が興味本位でうっかり故障させてしまわない為の設置の仕方など、様々な配慮・条件が求められますね。

②GIGAスクール構想では「多様な子供たちを誰一人取り残さない」ことが重要課題の一つになります。しかし前提として、家庭のネットワーク環境には必ず差が生まれます。また児童生徒は特に、故障のリスクも高く設定しておく必要があります。この背景をもとに、端末を使用しないと取り組めない宿題を出すか否か、持ち帰りを許可するか否かなど、ルール化することも山積みです。

導入の背景:Society 5.0

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Society 5.0とは、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。(内閣府HPより引用)


Society 5.0時代では、IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボット等をはじめとする技術革新が一層進展するとされています。社会の情報化、またSosiety 5.0時代を生きる子供たちに最適な教育をするためにもGIGAスクール構想は注目を集めています。

(参照:GIGAスクール構想の実現について:文部科学省 (mext.go.jp))

まとめ


いかがでしたか?私が小学生の時は、生徒が使用できる端末はパソコン教室のパソコンのみでした。時代が進んでいるなと感じます。
GIGAスクール構想が実現すれば、授業の進行や手法など様々な変化が起こることが想定されます。
個人的には、GIGAスクール構想の一つである、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」が一番気になりました。昨今問題になっている教員の働き方が、少しでも改善されればと願っています!

それではまた

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