忘れたくないこと 20170424
「ここのコーヒーおいしいの。」
「ここの卵かけごはん食べてほしい。」
ただそれを伝えるだけなのに、堪えきれないという風に笑います。
駅でまちあわせだと思っていたのに、着いたら「まず南口を出て歩きます」とメッセージを送ってきて自分のいるところまでわたしを歩かせます。
おすすめのメニューをたんと頼んでおきながら、「ご飯を食べてきたわけではないけれど気分的に食べたくない」といってわたしの胃を困らせます。
自分はなんにも相談なんてしないのに「え、その話きいてないんだけど」とわたしの話をききたがります。
先を見てコツコツ、が出来るくせに「これからどうするの?」ってきいたら「知らない考えてない」って、どうでも良さそうにポテトサラダを食べます。
口出ししてこないかわりに、相談すると「何をするにも世の中の様々なことに比べたら大したことないんだから」と冷たく言い放ってわたしを救います。
「りかこの次に、名前をきいただけで笑顔になれる人が現れたよ」なんて、当たり前のように言います。
お互いに唯一無二の存在であると言いきれる彼女との関係は、「家族であり親友であり姉妹」なのですが、そういう表現になんとなくモヤッとします。
きっと、大切なひと。
どういう関係のひとかじゃなくて、どう感じるひとか。
それだけでいいんじゃないかと、思うんです。
おわりかこ。
いただいたサポートで元気になって文章を書きますっ。