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上機嫌でいこう!

こんにちは。今月から本格的にコーチングを学んでおります。最初に講師の大樹さんが「まずはコーチたるもの、いつも上機嫌でいるようにしよう」という言葉から始まったんですよ。

それって、ものすごい基本的なことで、対人関係を扱うコーチングで、クライアントがコーチと向き合う時に、誰でも不機嫌なコーチでなく、機嫌がよくて、話すとマインドも上げてくれそうなコーチと話したいと思いませんか。「なんか気を遣うわぁ、、、」「いけないこと言ったかなあ・・・」とコーチの機嫌を取りながら話すのなんて、いやですよね。

そして大人たるもの、仕事の場で、そして社交の場で「ごきげんさん」でいるのはマナーでもあります。ですが、上機嫌でいることは、周りにいる他者のためだけではなく、実は自分自身のコンディションを一定以上に保ち、自分の仕事やコミュニケーションのパフォーマンスを上げることにもつながります。

ちょっと考えただけでも、自分が「ごきげんさん」になるために、できることはあります。そしてそのどれもが、自分自身の状態を上げて、心身ともに良い状態に保ってくれる習慣・行動に他なりません。

・しっかり寝る(7~8時間が理想)

・規則正しい生活、よい食生活をする

・ポジティブな言葉を発する 

・部屋や空間をきれいに保つ

・まわりの人に感謝する

・好きな景色、お花などを見る、好きな場所に行く

・ストレッチしたり身体をよく動かす

・・・他にもいろんな自分だけの「おまじない」のような行動パターンを取り入れるのもいいと思います。例えばアロマを焚くとか、魔法の言葉をつぶやくだとか、屋久杉の森の中に妄想ヘリコプターで一瞬で飛んでいくとか。

私だったらどうするかな。

コタキナバルの小島のサンゴ礁に妄想ダイブするか…?

禅寺のしずけさの中で新緑を見つめながら、深呼吸をするかな。

日々生きていれば、誰にでも困ったことや大変なこと、難儀な人に出会うことはある。だけど、自分にとっての「スイッチング」の方法をたくさん知っておいて、すぐに上機嫌な自分にワンクリック!で戻るようにしたいですよね。それは自分のためでもあるし、自分と関わってくれる全ての人のためでもあります。

上機嫌でいると、何が起こるのか

私は仕事柄、スタートアップ企業が事業拡大して、成長していくことを応援する立場から、そこの社長さんたちと関わる機会があります。同じようにイノベーティブな事業をすごいスピードで展開しようとしている、似たような事業規模のA社とB社があったとして、その先の成長の仕方に違いが出てくるのはなぜなのでしょう。

そこには、ビジネスモデルの違いだったり、業種により今の社会情勢にマッチするかどうかだったり、競合が、狙ったマーケットが、など様々な要素があるのは当然です。

ですが、決定的な違いというのは経営者のもつ人的リソース、つまりどんな仲間と一緒に事業をしているか、どんなファンがいるのか、どんな支援者(VCなど)に恵まれているのか、というネットワークによるものが大きいようです。ベンチャーキャピタルから投資をしてもらうにしても、さまざまな要素を勘案した後に最終的に見られるのは、経営者とそのチーム全体の人間性や信頼性であることが多いからです。

あるオンライン交流会でこんなことがありました。同じような段階にあるA社とB社がそれぞれピッチ(プレゼン)をして、そのあと交流プラットフォームの個別ルームで視聴者や関係者とネットワーキングをしていました。

各社がそれぞれ「ルーム」を持ち、視聴していたギャラリーがそれぞれのルームを任意に訪問してネットワーキングするという形です。

私が最初に訪問したのは、いつも上機嫌なA社長のところ。ニコニコ挨拶をしていると、すぐに他のお客さんがあったので、裏方である私はすぐに別の部屋に移動し、B社の部屋に行きました。

B社長のルームには、その時だれもいなかったので、わたしはその時のプログラムの提供側として、B社長に運営上の意見を尋ねることにしました。

彼の数か月にわたるプログラム中の参加頻度は多くなかったのですが、その原因として提供内容と希望される内容がマッチしていなかったことや、運営側の問題点もあったのでは、と考えていたからです。やはり何点か指摘をもらったあと、なんとなく彼が急いでいる雰囲気でしたので、貴重な時間をいただいたことに感謝して、そそくさと私はルームを退出しました。

その後、C社のルームを訪れてから、A社長のルームに戻ると、そこは訪問者が途切れることなく、何人かの方と常に話が盛り上がっています。

ひとしきり、訪れたお客様の対応が終わった頃、「今日はいい出逢いはありましたか?」と尋ねると、A社長は言いました。「ベンチャーキャピタルの〇〇さんが偶然立ち寄られて、そこから今後アポを取って話を続けることになったのです。しかもそのVCはあの有名な△△系列で・・・」「すばらしい出会いですね!」

私はそれを聞いて、我が事のように心が躍りました。ここからさらに彼らは躍進して社会課題を解決し、笑顔で過ごす人を増やしていくに違いありません。

今回、わずか1時間余りの間に、A社はいったい何人のファンを獲得したのでしょうか。

A社長とパートナーのD氏とは、さらに話を続けました。彼らは自分たちが今まさに切磋琢磨して成長しつつあるスタートアップ企業でありながら、仲間の起業家たちと連携し、地域全体を盛り立てていくことを考えているといいます。後進や同期とともに地域コミュニティを底上げしていくためなら、さまざまなイベント参加や、成果を共有する時間も惜しまないと言います。

そんな話を聞けば、たとえ公平に地域の企業を扱う立場であったとしても、「この社長のためなら」と一肌脱ぎたくなったりもしますよね。

そう、上機嫌でいる人の周りには、ファンがどんどん集まり、努力している「ごきげんさん」な人をみんなで後押ししていくので、ご自身の持つ推進力に加え、さらに追い風に乗るように、スイスイとその決めた道を進んでいくことが可能になるのです。

あなたは、いつも上機嫌で風に乗れていますか?

あなたが「ごきげんさん」になれば、周りの人とともにいい上昇気流を起こすこともできるかもしれません。


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