【FileMakerを知る④】FileMaker Cloud~クラウドで利用する場合のライセンスプラン
前回は、ボリュームライセンスのライセンス形態についてご紹介しました。
そしていよいよ今回は最後!「Claris FileMaker Cloud」のライセンス形態についてご紹介します。
FileMaker Cloudの特徴
「FileMaker Cloud」はClaris社が2020年5月に提供をスタートした比較的新しいクラウドサービスです。
なんといっても最大の特徴は、サーバの管理やメンテナンスが不要ということです。そのため、「アプリを開発してすぐに使用したい」「サーバーの管理が不安である・・」という方には、とても嬉しいサービスだと思います。
また、24 時間サポート(日本語対応:平日 10:00〜17:30|時間外は海外サポート窓口での英語対応)、 最新のセキュリティ・監視が標準で付属します。
契約は、ボリュームライセンスのように、ユーザーライセンスや同時接続ライセンスといったように契約形態がわかれておらず、FileMakerを使用するユーザー分の契約が必要です(5ユーザーから契約可能)。
ユーザ一人ひとりにClaris IDアカウントが付与され、シングルサインオンで共有されたアプリにアクセスすることができます。
また、FileMaker Customer Console※でチームのアカウント、グループ、アクセス権などを含め、すべてのユーザを1か所で管理することもできます。
FileMaker Cloudで選べるプランは2つ。
プランは「Essentials」と「Standard」の2種類から選ぶことができます。クラウドサービスという位置づけのため、永続ライセンスはなく、どちらを選択しても年間での契約が必要です。
「Essentials」と「Standard」のプランの違い
主な違いは、「ユーザー数」「アプリ数」「ストレージ数」です。
Essentialsは、10ユーザーまで、共有できるアプリも最大3つ、ストレージは1人あたり年間2GBという小規模での利用に用意されたプランです。「まずは小さく運用してみたい」という要望に適していますね。一方、使用範囲や容量が限られているため、10人以上で使用する場合や、アプリ数・データ量が多い場合は、Standardを選ぶ必要があります。
また、ストレージやコンピュート(インスタンス)は、Standardだと有料でアップグレード可能ですが、Essentialsはできません。
なお、Essentialで初めても、後からStandardにアップグレードすることができるので、その点は安心ですね。
▼Claris FileMaker Cloudの紹介動画 ▼
ボリュームライセンス(FileMaker Server)との違いや比較は、②でまとめてありますので、こちらをご覧ください。
なお、「FileMaker Cloud(Essentials 5ユーザー分)」の無料評価版も1組織1回15日間限定で提供されておりますが、すぐに使用できる状況になっていることが前提です。
とりあえず、「FileMaker を触ってみたい!」という方は、FileMakerの45日間の無料評価版をダウンロードしてみましょう。
Pepoでも、ファイルメーカー開発やライセンスの相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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