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一時帰国前の挨拶まわり、その1。

一時帰国に関する出来事についての記録です。

以前の記録、よかったらこちらもどうぞ。

一時帰国が決まって、今思うこと。


一時帰国が決まって、任地セレンジェを離れる前に、任地でお世話になった方々にどうしても挨拶がしたくて、その時私が頭に浮かんだ方々に、一時帰国について話をしに行きました。


まずは配属先の方々。

まずは私が所属する、ICT科の先生方に真っ先に挨拶をしたかったのですが、今週は配属先の先生の多くが教育実習などのモニタリングで、セレンジェを離れているタイミングでした。

同僚に関しては、首都ルサカに。直接いろいろな説明をしたかったところですが、電話で今の状況を説明し、いつになるかわからないけど、また必ず戻ってくるね、と伝えました。そして、ザンビア事務所が出してくださった、今回の一時帰国の事情が書かれたレターを印刷して、机の上に置いてきました。

ICT科の先生方は同僚以外も、私以外全員、セレンジェを離れている状況だったため、コンピュータラボの鍵は私が管理している状況でした。時間がなく、ICT科の先生に直接渡すことが難しかったため、副校長先生に預けることに。

同僚がモニタリングでセレンジェを離れる前に、コンピュータラボの鍵を私に預けようとした時、「あ、ありがとうー!」みたいな感じで受け取って、軽く挨拶をしたのが最後の直接のやりとり。

少し後悔しています。私は残りの任期を考えると、まだ戻ることができる日数があると思っているけれども、もしお世話になった人と2度と会うことができなくなってしまったら、と考えると、もっと丁寧に挨拶しておけばよかったと、絶対になると思います。

つまり、活動をする上で一番身近にいた先生方に、誰一人と直接挨拶することができませんでした。一緒に撮った写真も、実は今までで一枚もありません。同僚の授業風景を撮ったり、さりげなく撮った写真にたまたま先生方が写っていたり、というものはあるのですが。任地に戻ることができたら、思い出をもっともっと残さなければ、と強く思いました。


そして、普段はなかなかお話をする機会はないけど、任地を不在にする時に書類にサインをしてくださる校長先生や副校長先生。

校長先生は、たまたまどこかに出かけようと車に乗る前のようだったので、ギリギリ上手く引き止めて、立ち話レベルではありましたが、無事に挨拶をすることができました。

副校長先生は、お部屋にいらっしゃったので、しっかりとお話できました。その時に初めて思ったのですが、この学校で1番日本やJICA、そしてボランティアに理解があるのは、この副校長先生なのでは、と。

ザンビアにJICAボランティアが派遣され始めてから長い年月が経ってきていて、ザンビアと日本の関係性は、これまでもこれからも本当に大切なものだ、と言ってくださったこと。

副校長先生自身も、これまで配属先に派遣されたボランティアはもちろん、これまでの生活の中、特に教育現場でJICAボランティアとたくさん関わったことがあること。

日本の技術力の高さを認め、褒めてくださったこと。

繰り返し、本当に日本は素晴らしい、と言ってくださいました。だからこそ、私の知らせを聞いてとても残念だ、またすぐに戻って来れることを信じているよ、と言ってくださいました。

副校長先生は私の活動を直接見ているわけではないけど、外国人は私だけのこの配属先で、このような理解者がいることを知り、私は幸せな環境にいるんだな、と思いました。


さらに、生徒たち。任地を離れるまでの3日間、毎回授業の冒頭に、帰国することを伝えていました。いつも少し任地を離れるときに、不在のことを伝えるときもそうだけど、Miss you. って言ってくれる生徒たち。その言葉がいつも以上に染みました。私も暫く会えなくなるのが、すごくすごく寂しかったからです。

生徒たちも学校閉鎖が決まって、全寮制の学校であるため、それぞれの家に帰る準備を進めているようでした。いつ戻ってこれるかわからないことも伝えていたにも関わらず、また次のタームにね!って言ってくれる生徒もいました。それを聞いて、また寂しくなる私。

生徒たちは、授業の度にいろいろな反応を見せてくれるし、学校ですれ違ったら私の名前を呼んで挨拶をしてくれるし、相談事があると頼ってくれるし、私の活動のモチベーションになっていることも間違いない人たちです。

全員と話したり写真を撮ることはできなかったけど、いつもの如く、授業後に生徒に囲まれて、わいわいしながら写真を撮る時間がいつも以上に愛おしかったです。

任地に戻ってきたら、そんな可愛い生徒たちのために、また精一杯頑張ろうと思います。

因みに、私の配属先の卒業式は、おそらく6月です。これまで授業を持ってきた生徒は、幸いにもまだ卒業の年ではないし、今年持っている生徒たちは、まだ入学したばかりの1年生ですが、経験しておきたかったイベントでした。今年は任地に戻れているのかわかりませんが、来年は確実に教えた生徒をしっかりと見送りたいです。

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↑ いつも長いなあ、と感じるこのクラスの2時間続きの授業も、最後の授業は一瞬で終わってしまいました。いつも授業を楽しんでくれてありがとう。



一時帰国が決まってから、学校の敷地内をたくさん歩き回ったけど、ICT科の先生方と同様に、他の先生方もたくさんセレンジェを離れて、違う都市にモニタリングに行っていたので、挨拶したかったのにできなかった先生方もたくさんでした。

特に、今月はWomen's Dayがあって、女性の先生方とは今までよりも距離が縮まって話しやすくなっていた状況ではあっただけに、一時帰国でまた距離ができてしまうのがなんだかもったいないです。

それだけ、配属先の先生方にはいろんな場面で助けられていたことに気づかされました。任地に戻った時には、ただいまって、またたくさん挨拶しに行きたいです。

そして、配属先に支えられて活動できていることを痛感しました。一時的にムカつくこと、辛いことも普段はたくさんあるのですが笑、そういうことも含め、いろんなことを経験させてくださる配属先には感謝です。


いろんな想いはあるけれど、なんだかんだ、気づかないうちにこんなに配属先が好きになっていたんだな、っていう想いが一番です。

この場所でもっと何かを提供したり、私自身が成長できるように、日本でしっかりとエネルギーを蓄えていきたいと思います。


長くなってきたので、その2に続きます。

その2には、配属先以外の挨拶まわりについて書きたいと思います◎

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