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断易占例 「本日、来場するか?」

新型コロナウイルスが悪化の一途を辿り、昨日、いよいよ政府は緊急事態宣言を発布しました。外出を制限せねばならず、厄介なことになりました。

この占例は先日の土曜日、4月4日のものです。

断易教室のある生徒が来場しません。

この生徒は普段からとても熱心で、いつも講座全てをビデオ収録しており、開始10分前に来場して準備します。

前回の講義で年度末にクラスの再編成を行う旨、周知していたつもりでしたが、十分伝わっていなかったためか、週末の不要不急の外出自粛で気を使ってのことなのか、はたまた体調を崩したのか、いずれにしろ今日来場するのかしないのか、断易にて尋ねることにしました。

開始10分を過ぎて「本日来場するのか?」断易にて尋ねた結果が以下の通りです。

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・用神は教え子であるので「子孫」爻

・用神は初爻に伏し飛神の「未」に潰されていて、かつ「遊魂卦」になっている

・伏されている「用神」は飛神が動いて潰されており、出てこれない。ただし、化出爻として出現しているため、将来は現れてくる様相を示している

世爻は動いており、原神となっているため用神を追いかけており手に入れにくいことを示し、捕まえられないことを意味する

・世爻と応爻が同時に動いており、「馬首猿攀」の形であり、右往左往にして定まらずの意味


こちらから連絡してもつかまらないが、用神が化出しているので後に何らかの形で再度仕切り直して来場することになるであろう。応爻に「父母爻」が臨み世爻を生じる意味から教え子の連絡を受けることで決着する。「生じる」のは緩急でいうとゆっくりという意味になるので、本日中には連絡がなく、おそらく翌日以降になる可能性が高い。

さて、電話をしましたが、やはり電話口にお出になりません。

堪忍して、念のためメールを送ります。

「今月の講座日について二転したため、十分に周知されず情報伝達に齟齬を来しました。あらためて確認したいのでよろしければご連絡ください。」

翌日、未時に電話がありました。

どうやら日にちについて記憶違いであったようです。


応期判断についてはなかなか難しく、占った瞬間には厳密には予想できかねましたが、断易にて表示されている通り、次に回ってくる「未」時に電話が来るという結果を得て、ひとつまた精度をあげることができるかな、と会得した次第です。

断易はそのままシンプルに考えることが重要です。

このように断易ははっきり結果を得ることができるので、得た結果からフィードバックして原理的に再構築し、さらに再現性が高いものへと技術を進化させることができるのです。だからこそ、積極的に自ら占うことで、常に技術のレベルアップを可能にします。






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