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断易占例 「某造形系美術大学院の合否は?」

向学心が旺盛な30代後半の女性です。インテリアコーディネーターとカラーコーディネーターを取得しています。

昨年、社会学系の大学院を卒業。

しかし人生において、自分にしっくりくるような決定的なものと出会えず、道を見出しきれぬまま、苦心しております。

何とかならないか、さらに学問を志したいとの希望です。

今年、新たに「造形芸術」に道を見い出したい、できればインテリアの枠組みを越えて、都市開発について目を向けてみたいなどと言っています。

そこで通信過程で学習を深めたいと、某造形芸術の大学院にチャレンジし、研究課題についての取り組みや志望理由などの書類を提出しました。

そこで占ったものが以下の内容です。

寅月甲午日(辰巳空亡) 得卦/沢雷隨不変卦

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・合格の用神は五爻にある「官鬼」爻

・休囚してかつ日辰「午」の剋を受けてる状態

「残念ですが、今回は合格できません。」

後日談として、大学院側から「新たに自分がやりたいフィールドを再度明確にしてその研究課題に対して掘り下げた上でチャレンジしてください」との通達があり、占った通り不合格であったとのことでした。正論です。

はっきり言って下準備不足は否めず、そこをしっかり突いてきた見解です。

選考合否を決定する場合、まず、本人からの占い依頼ですからその当事者を世爻に置き、合否を官鬼で見定めます。

世爻の状態と官鬼爻を両睨みしながらことの成り立ちや背景を察して行きます。

上記のように官鬼爻が完全に潰れていれば、合格結果は絶対に手にすることはできません。

とても単純でシンプルな占例ですが、断易の醍醐味とはそこにあり、占う題目によって問答無用でドライかつ直截的に答えが導かれるということの一つの例です。


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