教育を目的にした活動に向かうバランスが難しいのです。
地域の子どもたちを連れて行くキャンプから帰ってきた。
今年は例年より人数が少なかったにも関わらず、トラブルはいつも以上に多かった。事前の細々したトラブルもそうだし、重要な役割を担っていた人が、大きめのケガをしたり、直前の体調不良で急に参加できなくなったり。
結果的に私の(実行委員長としての)負荷も高まる形になったが、それはそれで、何年も実行委員長の役割を務めてきた「慣れ感」のせいで、もはやこの状況に対応するくらい頭を使わないと清々しい疲れにはならないのだな、ということが実感できたので、個人的には割とポジティブに捉えている(もちろん、怪我や体調不良になったメンバーに対しては、参加できなくて残念だったなぁと心から思っている)。
これだけいろいろなことを考えて、事前の時間を使って準備をして、それがどれだけ子どもたち・青年たちのためになっているのか、わかりやすく可視化することは非常に難しいと思っている。
何か明確な達成目標を数値的に定めることができるならば、その評価も簡単だ。しかし、教育を目的にしている以上、そうした安易な指標化は難しい。むしろ、指標化しない方が良い可能性の方が高い。指標化すると、その指標をクリアすることが目的化してしまって、それ以外の物事(目的指標の達成に無関係であると認められること)への優先度が必然的に下がってしまう。それが思わぬところに歪みを生む可能性があるのだ。
教育という営みは、とにかく終わりのない営みだ。やろうと思えばどこまででもできるし、どこまでいったら終了とかもない。諦めることは簡単だが、諦めてしまってはいけないものでもある。
このなんとも難しいバランス感覚を常に求められる分野でもあると思うのだ。
ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。