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1/15土:長い人生には最高のエンジンを。

私は「本気を出す」ということが苦手である。

これは、自分の感覚としては、決してサボっているという意識があるわけではないのにも関わらず、かといって、何かに本気になって取り組めているのかというとそうとも感じられない、というものである。

自分の人生を振り返ればそのようなことばかりだ。

中学・高校時代のバレーボール部では、練習をサボったことは1度も無いが、試合の勝ち負けに対するこだわりは大して無かった(引退試合が終わったときはなぜだか涙が流れた)。

大学受験のときは、自分はなるべくサボらないようにしながら周りを気にせずに取り組んだが、いまいち全てを出し切った感覚は無かった。

研究室に入ってからはほとんど毎日のように研究室に通いながらも、いつの間にか研究を仕事化してしまって、こなす感覚が出てきてしまっている。

人があることに本気になれるかどうかということは、恐らく感性の働きに関係すると私は考えている。それは、その「あること」について、自分の感性や価値観に照らしたときの一致度が高いかどうかで、物事への取り組み方の本気度が決まるからである。

人生を歩む人間を高速道路を走る自動車に例えると、私が考える人間を構成する3要素(理性・知性・感性)のうち、理性はハンドルを操作する手の役割を、知性はハンドルの機能自体を担う。そして、自動車が走行能力を持つために最も重要な、燃料たるエンジンを担うのが感性である。

私には、この感性の働きが足りていないから、人生を高速道路を走るように歩めていないのではないか、と考えている。

長い長い高速道路ではあるが、少しでも素晴らしいエンジンを積んで走っていきたい。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。