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5/21土:人間集団を引っ張るリーダーにはハッキリ見える遠くの旗を。

自分の目標や実現したいことをきちんと「宣言する」ことの大事さは、宣言した人を見ることでわかる。

それが本当に達成できるかどうかはここでは問題ではない。それを明確に宣言し、本気で取り組むことで、仲間が増えたり、共感者が増えたり、応援してくれる人が増えたりする。

そうして人が集まってくると、少しずつできることが増えていく。人間一人でできることは圧倒的に少ないが、集団をつくることで協力体制が構築できるからである。

他人に、ついていきたいと思わせるような人間とはどんな人間か。

それは、たとえそこまでの道のりが遠く彼方でも、輪郭だけはハッキリと見える旗を立てられる人間である。そこに到達するまでの道のりは、先の見えない霧の世界が広がっているとしても、そこに旗が存在するという事実があれば、人は頑張れるのだ。

これは数学的には存在問題と呼ばれる。ある問題について、どのように解くか、という以前に、そもそもこの問題には解が存在するのか、ということを問うているのである。もし少なくとも1つ以上の解が存在することがわかっていれば、それをどのように解くかを真剣に考える価値があるが、そうでなければ取り組むモチベーションが上がらないだろう。

人をやる気にさせるためには、目的地のビジョンを明確にすることだ。どんなものでも、プロジェクトリーダーになる人間にはそれが求められるのだ。

しかし、目的地のビジョンを明確にすることこそが一番難しいことである。なぜなら、その目的地を実際に見たことが無いからである。

だから、ここには経験でも論理でもない、信念が必要なのだ。間違っているかどうかに関わらず、その目的地の存在や姿を信じ抜くことができるかどうかが重要なのだ。

そして、その信念を他人に向かって宣言し、それにひたむきに向かうところを見せる。それが、人間集団を引っ張るリーダーに対して真に求められる姿や資質なのだ。

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