細貝知史短歌集~壱ノ巻~について

こんばんはスマートスピーカーイッシュンデアキテルペンギンです🐧

スピッツのライブを聴きながらうつ伏せになってブログ書いています。
最近似てると言われて嬉しかったのは坂本辰馬(銀魂のキャラクター。めっちゃ強いらしい)と動物(毛が生えてる系)です。くるりのボーカルの岸田繁さんは最近言われなくなった。

先月、自分名義でミニアルバムを出しました。どんな経緯で出したとか、曲の解説とかほぼ何も書いてなかったのでつらつら書いていこうと思います。

ペンギンレコードを始めてからというもの、それまで息をするようにしていた作曲という行為をほぼしなくなっていました。
特に自分で伝えたいこともなかったし、歌も上手くないし、やる気がぜんっぜん出なかった。
それよりもミックスの技術とか知識を頭に押し込みたかった。

そんなこんなで2019年も終わり、今年に突入。
1月くらいにぽっかり3日くらい空いた日ができて、暇つぶしに作曲するか、と思い立って作ってみた。

思いの外楽しくて、尊敬してる先輩(一緒にバンドをしているドラマーのKazyaさん)にも褒めてもらってともふみニッコリ。

フルアルバムにして年末にリリースしよう、とぼんやり目標を立てて、細々作っていた。決めたルールは、twitterに載せられる2分20秒以内で全て完結させられる曲にすること。ワンクリックで頭から最後まで聴けること。

4月の時点で出せる曲が6曲あって、この調子なら17曲くらいの短歌集にできるなあ、と思っていた。
でも4月にリリースしました。理由はその曲でお金を稼いでお世話になったライブハウスに寄付したいから。

ということでリリース!!!

少しずつ曲ごとに解説していきます。


【細貝知史短歌集~壱ノ巻~】

▼1.『星を追う』
星の歌。
流星群極大の夜は流れ星に乗って天国の人たちが還ってくる、というのを何かの本で読んだことがあった。
舞台は僕の地元の神奈川県横浜市保土ヶ谷区。
国道一号線が走っている街。僕らがいつも遊んでいた第一公園から見える巨大団地の裏に流れ星が落ちていって、その星を追う話です。
先に逝ってしまった家族、友達、ペット、皆んなにまた会えたら幸せだなあ。
セブンを通り越して、狩場インターを超えればあの団地に行けます。
▼2.『ラブすぎ。』
この曲を作ってから自分の中で明らかに何か変わり始めた気がします。
テーマは「大学2年生」。いつも1人で授業を受けている女の子に恋をしてる男子。
哲学の授業があまりにもつまらなくて何回も授業を抜けて喫煙所にいる女の子。
長い髪が爽やかな南風に揺れている。うーん、青春。
僕は大学生という生き物が好きです。
4年間というモラトリアムの中にいて、その4年間のありがたみに気づいているいる子は少なめで、愛おしい。
▼3.『カフェラテ』
このアルバムで唯一自分で編曲していない曲。大学生時代に一緒にバンドをしていた仲間のタナハラユウに全部お願いしました。
元々この短歌集に入れる予定で作ってなかったので、この曲だけ4分あります。
なんだか音が溶けていく感じがカフェラテにミルクが溶けていくように聴こえてこの曲名にしました。
3年前くらいに作った『セックスの歌』(迷曲)という曲のアンサーソング感を少し出しました。
ユウ、ありがとう。 あなたはいつまでも僕のギターヒーローです。
大学生の頃、恋人と別れてショックで眠れなかった夜に、何も言わずに側で朝までアコギを弾いてくれたのは忘れないぞお。キーワードはピンクの下着。ちなみに僕は本当は青系の下着が好きです。
▼4.『today is』
世界では一日に約37万人の人が産まれているらしい。毎日37万人が誕生日なわけ。
なるべく皆んなに幸せな誕生日であってほしい。誕生日の人は主役でいいと思います。
とびきりハッピーな誕生日の人、不幸のどん底にいる誕生日の人、37万通りの誕生日があるけど、いつかはみんなが笑えていたら嬉しい。
皆さんの残りの誕生日ができるだけ幸せでありますように。そんな歌。
このアルバムで一番bpm(テンポ)が速い曲です。鬱々とした気持ちを晴らすにはbpm200超えのメロコアを作るしかなかった。
この曲がきっかけで素敵な出会いもあった。
▼5.『ハマのラブホ』
中学生の時、地元である横浜駅近くの橋を自転車で走っていたら、ラブホの目の前でイチャイチャしているカップルがいた。
どうイチャイチャしていたかというと、男性が女性の股間に顔を埋めていた。
衝撃。
初めて大人の人がそういうことをしているのをこの目で見てしまった。
言わずもがなめちゃくちゃ勃起して、その時に
「いつかこのラブホで好きな人とセックスするんだ!!」と誓った僕(13歳)30歳になり、いざそのラブホへ向かうとそこは取り壊しが始まっていた。膝から崩れ落ちそうな気持ちだった。
歌ってやった。
その後、そのラブホの工事現場で崩落事故が起きたらしい。怪我人がいなくてよかった。
またラブホが建ちますように。
この曲はドラマーのKazyaさんがいなかったら完成しなかった。2人で銭湯に行った後にうちでアレンジした。
CAZANAとして一緒にバンドをしている。そのバンドでは僕はベース。
僕が自由に動き回って弾きまくれるのはかずさんが後ろにいるから。絶対的安心感。
欲しいタイミングで欲しいフレーズが必ず、絶対にくる。
早くまたかずさんのドラムでベース弾きたいです。ラブ。
▼6.『442Hz~アナタヘルツ~』
シンガーソングライターの一二三四五六さんと作った曲。
深夜に僕のスタジオで作った。
一二三さんは歌詞を熟考するタイプで、待ちきれない僕は何回も「まだっすか!?ねえ!?」と煽ってバトルした。
こういうタイプの曲はあまり歌わないみたいでなんだか恥ずかしがっていたけど、とてもいい曲ですよ、一二三さん。
映像も撮ったのだけど、素材の状態で僕のパソコンに眠っているので、空いた時間に作ってちゃんと形にします。
先月、このアルバムの中でストリーミング再生回数がダントツの一位だった。


以上。セルフライナーノーツでした。
やるべき仕事の空き時間で作っているので、スローペースだけど、パート2も夏ごろまでに出せればいいなあ、と思っています。

言わずもがなですが、全部自信作です。少しでも興味が湧いたら聴いてみてください。
各種音楽系サブスクリプションサービスで聴けます(Apple Music,Amazon Music,LINE MUSICなどなど)
気に入ってくれたらダウンロードして自分のものにしてください。

明日こそ美容室に行くぞ。
晴れるといいな🐧☀️

「細貝知史短歌集~壱ノ巻~について」

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