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第1章(コラム)勉強が嫌いになる日

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あなたは勉強が好きですか。それとも嫌いですか。
この本を手に取ったのであれば、おそらく勉強が嫌いなのでしょう(好きな方だったらごめんなさい)。でもこのままではマズイ。現状をなんとか打開せねばと、もがいている最中…ですよね。では、勉強嫌いなあなたにもう一つ質問をします。
いつから勉強が嫌いになりましたか。

嫌いになった日のことを覚えていますか。

「いつの間にか嫌いになっていた」

多くの人はこう答えるかと思います。であれば、ある重要な事実が発覚しました。
「嫌いになる」までは、勉強が「好きだった」のです。

思い出してみてください。子供のころは、新しくできることが楽しくてしょうがなかったでしょう。足し算引き算ができるようになって。お父さんやお母さん、先生に褒められて。うれしいから、またがんばろうって。

最初は誰だって勉強が好きでした。しかし中学、高校と進むにつれ、勉強嫌いな人が増えていきます。あなたもきっとその一人。

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誰もが、『勉強が嫌いになる日』を経験しています。

では、『その日』は具体的にいつでしょう。

勉強内容が分からず、躓き始めた日です。

学年が上がるにつれ学習量は増えます。学校の授業は複雑かつ分かりづらくなります。さらに授業スピードも上がります。そしていよいよ、どこかのタイミングで躓きます。これまで一回も止まらず進んできた人が、初めて躓くのです。躓いた経験がないため、乗り越え方が分かりません。そして「まあいいか。何とかなるだろう」と放置し、またすぐに躓くのです。

当然です。最初に躓いた箇所は、次学ぶ内容に関連しているので、乗り越えない限りドミノ倒しのように次から次へと躓いてしまうのです。こうして、分からないことが積み重なり最後には手が付けられない状況となります。でも学校や塾の授業は容赦無く進みます。 多くのテストが課せられ、その点数を見た先生や親は機嫌を悪くします。

そしていつからか勉強が嫌いになっているのです。
嫌いになったものを克服するのは大変です。一度刷り込まれたネガティブな感情は、非常に強固なのです。

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では『勉強が嫌いになる日』を迎えないために、何をしたらよいのでしょう。それは

適切な勉強道具を選び、適切に使用し、躓いた箇所をすぐに乗り越えることです。

そうすれば、勉強は嫌いにならず、もしかしたら一層好きになるかもしれません。

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第1章で紹介した失敗はほんの一部で、実際はもっと多くの失敗を重ねました。本当に何度も、何度も勉強を嫌いになりかけました。でも、そのたびに素晴らしい勉強道具に出会え、ともに乗り越えることができました。

そうです。勉強が嫌いなのは適切な勉強道具を仲間にできていないだけです。今のあなたを助けてくれるパートナーは必ず存在します。そんな教材に出会うコツを、本書を通してお伝えできればと思います。

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一人でも多くの方にお役にたてたらと思い…ペンペン先生がんばります🐧