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自由さと不自由さが同居する不思議な場所‥「ベランダ」にまつわるモヤモヤとは

こんにちは、ぺんきち@Blabo!です。

共創コミュニティサイト「Blabo!」に投稿されたユーザーボイスから、インサイトや商品開発のヒントを探っていく『Blabo!コラム』。今回のお題は「ベランダ」です。

◆みんなの理想のベランダとは

あなたの家のベランダ(もしくはバルコニー)は、普段どのようになっていますか? プランターなどを綺麗に置いているという方、荷物置き場のようになっている方、洗濯物干し場としてしか使っていない方、はたまた何も置かず全く活用してない方‥いろいろだと思いますが、「そういえば普段あまり意識しないな」と感じる方も結構多いのではないでしょうか。

考えてみればベランダって、家の中でもあり家の外でもある、ちょっと不思議な空間ですよね。家の中とはわずかガラス戸を一枚隔てるだけなのに、全然違う扱いをされるという意味でも、ちょっと不思議。

今回は、そんなベランダについてユーザー(※1)の皆さんに下記のお題を問いかけてみました。

寄せられたユーザーボイスから見えてきたのは「理想と現実のギャップ」のオンパレードとも言えるものでした。「こうしたい」という理想に対して、いろいろな理由で現状は全く違う‥そういった声をいくつかご紹介していきたいと思います。

◆憧れは緑あふれるベランダ?

まずご紹介するのは「家庭菜園など、緑があふれ自然を感じられる空間にできたら‥」という声です。いくつもありましたが代表的なものをご紹介しますと‥

<自宅のキッチンと家庭菜園の中継スポット>のようなベランダ(テラス)があったらいいなあ~なんて。家族で家庭菜園を作って休日はオープンカフェのようなイメージで採れた野菜でランチ。いやあ~いいですね。そんな庭や土地もないサラリーマン家庭ですが・・・・・・
大好きな緑の木々に囲まれていて、ジャングルか?と思うほど湿度が高く、空気が澄んでいる。椅子&テーブルがあり、本を読む、食事する、星空を見る、お昼寝をする、リビングそのもの。小さな植物園のようなベランダが欲しい。しかし現実は理想とは程遠い生活感そのもの
家庭菜園で採れた食材で今日の献立を考える…理想の生活とは程遠く、虫嫌いなので植物全般NGです。物干し竿には虫よけ、定期的に殺虫剤散布、月1程度にベランダの拭き掃除をしています

ほんとにうっとりするような理想像ですよね。ちょっとしたセレブ気分が味わえそうです。でも、現実には‥‥いろいろな難しさがあること、よくわかります。この他にも「物置のようになってしまう」や「手入れが行き届かない」といった切実なモヤモヤもいくつも見られました。

◆そこはまるで縁側。部屋の延長線上として

少し変わってこちらは、ベランダをお部屋の延長線上にある開放的な空間として見ているようなユーザーボイスです。

今は戸建てなのでベランダではなくウッドデッキなのですが、マンションの低層階にいた時も同じで、室内の延長のようにできないものかと思ってました。必要な時だけパタパタとパネルで囲ってサンルームにもなればいいのに
リビングでしていることをバルコニーでもしたいです。例えば、天気の良い日は、バルコニーで朝食バルコニーでゴロゴロしながら、漫画を読む晩酌を夜風にあたりながらでもマンションのバルコニーなので狭くてかないません。広いバルコニーが欲しい
実家が縁側のある日本家屋だったので、洋風建築の現在の我が家でもそれを懐かしむ気持ちがあり、夏になると、豚の置物の蚊取り線香を足元において、ボリュ-ムを絞ったラジオでナイターを聞きながら缶ビールを飲んだりすることがあります

「より開放的なくつろぎの空間として、部屋の中と同じように過ごしたい」という点ではいずれも共通していそうです。先ほどの「緑あふれる空間」は家の中とベランダを別空間として捉えていたので、その点では逆の考え方だとも言えますね。

◆家なのに、パーソナルスペースのはずなのに‥

家の中でもあり家の外でもあるベランダ。周りの建物や、通りからの目線などのために、完全なパーソナルスペースにするのは難しい‥というのは、特に都市部の方を中心に共感される方もきっと多いと思います。ベランダというせっかくの開放的な空間も、プライバシーが守れないようでは困ってしまいますよね。

本当はテーブルとイスを置きたい。しかし向い側に後から建ったマンションのベランダと距離が近く丸見えになるので積極的にベランダに出るという気持ちになれない。何の活用もできてない現状。目隠しができてテーブルセットもサッと家の中から出せたらいいのかも
ベランダから外を眺めると真向かいの家のベランダがあったり、下には道路や歩道がありくつろぎたくても他人の目があってゆっくりできないのがモヤモヤです。理想は、目の前に建物がなくベランダで友達とまったり食事をしたり、天気のいい日にはハンモックを出して読書や昼寝、またはヨガなどしたいです笑
ベランダの柵を作る時に金属の金具で囲むか?目線を全て隠すか?色々検討しました。結局、ご近所さんが塀で囲うと繋がりを断絶された気分がするとの事で、所々のみを隠し、抜けた所を金属の柵にして、適度にお互いの存在を感じられる工夫をしました

◆ベランダに関するモヤモヤって‥

このようにして見ていくと、ベランダという空間は自由度が高いようで自由度が低い、そういう場所であると言えそうです。
「家の中でもあり家の外でもある」ことを始めとして、いろいろな相反する要素が同居する‥考えれば考えるほど不思議な空間に思えてきます。

そのような空間であるために、思い通りにできそうなのに、いろいろな理由で思い通りにできない‥それがモヤモヤの根底にあるのかもしれませんね。

図1

◆ベランダのモヤモヤを解消するアイデアって?

では、そのようなモヤモヤを踏まえて、それを解消するアイデアについて考えてみたいと思います。もちろん、広さ、お金、周りの建物など、いかんともしがたい条件がある中でモヤモヤが少しでも解消できるなら‥という視点で考えたアイデアとしてご覧いただけたらと思います。

①ベランダを「魅せる」空間にする
外からの目線が気になるので手を付けにくい‥という気持ちに対して、むしろ魅せること・見えることを意識した発想と言えるかもしれません。具体的なアイデア(実際に行っているものも)のユーザーボイスを2つほどご紹介しますが、ベランダ活用に対する積極的な姿勢がうかがえますよね。

インスタ映えするところには行く機会がないので、家のベランダをインスタ映えスポットにする計画をしています。どのようなモノを置けば、映えるのか考えるだけでも楽しくなります♪ハッシュタグで、『#ベランダ映え』『#ベラ映え』とかが流行ればおもしろいかもしれませんね
父が一生懸命、薔薇を育てて隣の家に届くまで薔薇まみれにしてました。でも近所では薔薇を育ててるのは母だと思われてるらしく母がいつも褒められてます

②必要な時だけ目隠しなど、可動式のツールをうまく活用
開放的な空間にしたい一方で、プライバシーも守りたい。その両方を叶えるのであれば可動式のツールをうまく使うなどの工夫が必要だと思います。

先ほどまでにご紹介したユーザーボイスの中にも「必要な時だけ出し入れしたい」とか「ずっと閉鎖的にはしたくない」といったものがありました。テーブルやイス、目隠し、庇(ひさし)など、必要な時だけ使える可動式のツールがあったら叶えられるニーズもありそうですよね。
でも実際、ホームセンターにでも行けばそのようなニーズに対応する商品は多数ありそうなのに、正直そこまで広く普及しているようにも感じられません。一体なぜでしょうか‥。

これは推測ですが、多くの人にとってベランダを活用したいとか、活用したいのにできないモヤモヤを何とかしたい、という意識がそもそも高くないのではと感じます。モヤモヤは仕方ないものとして抱えたままにしているのか‥。でも今回、こうしてベランダについて考えてみると、それは少し勿体ないことのように思えてきます! ベランダ活用の意識改革‥そういう意味では先に”①ベランダを魅せる空間にする“意識改革があってからの“②ツール活用“なのかもしれませんね。

◆おわりに

今回は、「ベランダ」という普段あまり意識しないような場所に着目してみました。普段あまり意識しないからこそ、ユーザーボイスからの気づきも多かったように思いますし、私(ぺんきち)自身も自分の家のベランダをもう少し有意義な空間にすることを考えてみたいと思います! このコラムを読んでくださった方の中にも同じような気持ちになった方が一人でもいてくれたら‥と思わずにはいられません。

「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。ユーザーとして声を届けたい方も、プロジェクトに関心をお持ちいただいた方も、どうぞお気軽にアクセスしてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します
※今回のお題に対するユーザーボイスは下記のサイトにて見ることができます
https://bla.bo/boards/1427
※1)ユーザー:Blabo!に登録している生活者の皆様

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