ELDEN RINGで初めてたくさん死ぬ人のために

周囲でも「ダクソとか過去のフロム作品は触れてないけど、オープンワールドになったしシリーズも変わったからこの機会に」と、ELDEN RING購入予定の人が結構いるので、早々に心折れないために書きます。いうて発売前なので、出てみたら全然違ったってこともあると思います。そこはごめん。

対象にしてる人と目的

・フロム作品になじみが無い
・遊んだことはあるが難しくて途中で投げた
・そもそもアクションゲームは苦手
 →とはいえ、クリアはしたい
この辺です。既にどっぷり沼に浸かっている人からすると「いやそれはダメでしょ」となる内容もかなりあると思います。

キャラクターの育成と武器選び

ELDEN RINGでは、隠密行動からの暗殺であったり、騎乗したままでの戦闘といった要素が過去シリーズにはなかった要素として追加されています。また自分に従うNPCの直接召喚や、武器と紐付いた特殊アクション「戦技」、それの付け替え・組み合わせによる戦略の多様化が売りです。
一旦それらは忘れてください。
いや忘れなくてもいいですし、特に暗殺や馬上戦闘が圧倒的に有利なシチュエーションは絶対にあると思うのですが、戦いの基本は正面きっての白兵戦です。白兵戦ができないキャラはまず間違いなく余計に苦労します。ということで、近接戦闘が主体となっている素性(公開情報では「放浪騎士」「勇者」あたり)を選ぶところから始めましょう。

1.HPを伸ばす

攻撃を2回受けたら死ぬのか、3回なのか、4回なのか…要するに、残機数が多い方が心に余裕が生まれます。心の余裕はミスを減らしてくれます。どうしても即死する場合は「門番ポジションの敵」である場合も多いので、一旦よそに行きましょう。攻略したい場所の雑魚に3~4発は耐えられ、ボスでワンパン即死でなければ、ひとまずよいです。とにかく「生命力」を振りましょう。

2.一撃が重い武器をメインに据える

敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。
極論、この3点の繰り返しのみでクリアできます。実質ターン制RPGです。ここに「ガードできるかな」「歩きで回り込んでみよう」「槍はどうだろう」「魔法で攻めてみよう」と、選択肢を増やすほど、咄嗟の判断が狂ってミスが出ます。「なんとかクリア」を目指す場合、とにかく思考回路はシンプルにした方がよいです。重武器は敵を怯ませることも多く、ゴリ押しがききやすいのも利点です。これで「なんかつまらんな」となってはじめて、選択肢を増やしましょう。必然的に「筋力」を伸ばすことになりますが、最優先はあくまで「生命力」で、「筋力」やその他のステータスは装備のための必要最低ラインでまずは大丈夫です。

3.遠距離攻撃手段を1つ持つ

威力はどうでもよく、敵を釣り出し1対1の状況を作るために必要です。戦技の中にはこうした性質を持つものもあるようなので、武器を完全に一本に絞る場合でも選択肢は残ります。まぁ、弓とか投げナイフとか持った方がいいとは思います。ここで威力を出しに行くわけではないので、可能であれば遠距離武器のためにステータスは割り振りたくないところです。
敵を釣り出す。敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。1手順増えますが、ターン制RPGしましょう。

4.ゴリ押し可能な戦技を使う

先の3で戦技に遠距離攻撃を割り当てているとダメですが、ターン制RPGを破壊するゴリ押し手段が1つあると攻略が楽になります。そういう戦技は大抵高威力でもあるので、切り札として1つ持っておいて損はないです。「この敵は見かけ次第戦技で潰す」というのをあらかじめ決めておくと、思考に迷いがなくなってやはりミスが減ります。とは言え、この戦技のために「生命力」を削って回数を増やすなどするのは、よくよく考えてからにしましょう。

屋外戦闘

雑魚との戦い方(1対1)

重武器であれば、大抵初撃さえ入れば殴り倒せます。見た感じちょっと大型で怯まなそうであれば、敵が攻撃する、前に避ける、一撃いれる、です。ターン制RPGしましょう。

雑魚との戦い方(1対2、それ以上)

2体向かってきた時点で逃げましょう。これはオープンワールドゲームです。数の利に付き合う必要はありません。馬呼んで爆走しましょう。
馬呼んで逃げる。敵を釣り出す。敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。2手順増えますが、ターン制RPGしましょう。

ボスとの戦い方(人型サイズ)

敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。ターン制RPGしましょう。
「ただの一発すらいれる余裕がない」という場合は避け方がまずい場合が多いです。後ろに逃げていませんか?前へ、あわよくば敵の背面に避けましょう。雑魚と違い逃げ場はありません。殺しにいきましょう。

ボスとの戦い方(大型)

敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。ターン制RPGしましょう。
大型ゆえ大振りの攻撃の後スキが大きく、欲張りたくなる気持ちもわかります。あと一撃。もう一撃。
やめましょう。
こちらも後スキが大きな武器を使っています。攻撃は1回ずつ。ターン制です。時間はかかりますが、相手を見る時間が増え、次の行動に焦らず対処できるようになるので、ミスが減るはずです。

ボスとの戦い方(事前に足元を見る)

いや、弱みにつけこむとかそういう話ではなく。
オープンワールド化に伴い仕様は変更されていますが、NPCやプレイヤーをヘルプとして呼び出す「サイン」のシステムがあります。できない場合もありますが、ともかくボス怖い!って人は、さっさと呼んでしまいましょう。
敵が(誰かを)攻撃する。前に避ける(回り込む)。一撃いれる。ターン制RPGとしてはむしろ複雑化するので、敵の攻撃モーションなどをある程度見慣れたら、改めて単独で挑んでみましょう。その方が安定することも多々あります。
※ヘルプの召喚は、逆に侵入者も呼び寄せることには留意

屋内戦闘

雑魚との戦い方(1対1)

重武器であれば、(中略)ターン制RPGしましょう。
ただし
足場が悪い、狭くて見辛い、そもそもトラップで矢とか飛んでくるといった地理的な不利がある場合もあります。付き合う義理はありません。手前に逃げて、のびのびとターン制RPGしましょう。どうしても寄ってこないようなら、死ぬまで遠距離武器を撃ち込んでやりましょう。

雑魚との戦い方(1対2、それ以上)

2体向かってきた時点で逃げましょう。でもここは屋内。逃げるのにも限度があり、そもそも逃げ切れない場合も多いと思います。場所が分かったなら、敵を釣り出す。(中略)ターン制RPGしましょう。
そもそも「1つの中継点から、次の中継点」あるいは「ボスの撃破」まで、HPと回復剤が保てばよく、全部きれいに倒す必要は全くありません。ここきついなーという場合は、死んでも問題ない状態に整えた上で、一度駆け抜けてみましょう。案外、すぐそこが中継点かも知れません。
それでも、どうしても、複数を相手にしなければならない場面もあります。そうなったら、重武器のスーパーアーマー(攻撃モーション中はある程度攻撃を受けても怯まない特性)を信じて、とりあえず殴り倒して数を減らす努力をしてみましょう。あるいは戦技によるゴリ押し、力押しです。そもそも「1つの中継点から、次の中継点」あるいは「ボスの撃破」まで、HPと回復剤が保てばよく、全部華麗に倒す必要は全くありません。たまには、ターン制のルールを踏み倒してみましょう。

ボスとの戦い方(人型サイズ)

敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。ターン制RPGしましょう。
(以下略)

ボスとの戦い方(大型)

(全略)

ボスとの戦い方(事前に足元を見る)

むしろボスに限らず、屋内入る前から攻略中も全域で、呼びましょう。NPCはともかく、大抵のヘルププレイヤーはやべー地点を知っています。敢えてホストの従者に終始する人も多いですが、何らかのアクションを示してくれる場合もあります。1対2の状況は1対1が2つになります。不安であれば、さっさと呼んでしまいましょう。
下手なプレイすると迷惑?それが気になるなら最初からサインなど出しません。いいんです。呼べばいいんです。
※ヘルプの召喚は、逆に侵入者も呼び寄せることにはとにかく留意

周りをよく見る

足元以外にも、プレイヤーがアクションを起こせるギミックがある場合があります。設置されてるバリスタとか大砲。何か吊り下げてるロープ。特にボス部屋にそれがあった場合、攻略の要になる場合もあります。ターン制RPGするの無理じゃない?という場合、そもそもギミックボスかも知れません。
ぶっちゃけ見てる余裕があるなら普通に倒せるわ…という話もあるので、先に足元を見るべきです。ヘルプ参加者も操作などはできます。多分。

想定される無理シチュエーション

ボスが複数体同時に出てくる

シリーズ恒例となっているこの展開、多分あります。
まずそれは本当に、今、絶対に、倒さないといけないボスですか?これはオープンワールドゲームです。どうしてもでなければ、よそに行きましょう。
それがシナリオ進行上、撃破必須のボスであれば仕方ありません。全力で足元を見ましょう。さすがにヘルプなしで複数体のボスを相手させるほど、フロムも気狂いでは無い…といいですね。

倒しても倒しても敵がウジャウジャ出てくる

多分そこ「そういう場所」です。何らかのギミックを起動したり、特定の装備やボスの撃破といった条件を満たす必要があったり、普通に進むべき道ではない可能性があります。よそ行きましょう。
でも、どう考えてもこの先が道なんだが…という場合、敵を無限に召喚したり、蘇生させる指揮官系の敵がいるかも知れません。死んでも問題ない状態に整えた上で、一度駆け抜けてみましょう。案外、すぐ先にヨレヨレの召喚師みたいなのがいるかも知れません。または、奥の方や上の方に何かおる…というパターンかも知れません。

敵対者の侵入が多くて進めない

通常は「ヘルプを呼ぶと侵入チャンスが生まれる」ですが、シリーズでは恒例の「ただそこにいるだけで、敵対者がバンバン召喚されるエリア」というのが、多分今回も存在します。NPCであればまだいいですが、対人戦となると攻略に集中できずミスが出ますし、そもそも攻略で四苦八苦してる段階だと対人しに来てる相手にはまず勝てません。エリアごと後回しにしましょう。どうしても進む必要がある場合、ヘルプを呼ぶか、コントローラーを投げる前にオフラインにして駆け抜けましょう。

王になりたくない

諦めましょう。あなたは王になる運命です。
敵が攻撃する。前に避ける。一撃いれる。ターン制RPGしましょう。

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