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自分を変えたい、と思った時の話。人の性格・「属性」を伸ばす、とは?

今日は、仕事の話から少し離れて、私の個人的なことをお話しします。
私が昔考えていたことが、今の若い方で同じ悩みを持った方の参考になりますように。

私は、今でこそ自分の会社をつくり、デザイナーとして活動し、多くの方の前でセミナーをしていますが、もともとは「かなりの人見知り」でした。

実は、社会人になるまで、1人で喫茶店(今ではカフェと呼ぶ)に入ることができませんでした。そして、高校時代には、クラスの中に誰も話す人がおらず休み時間には教室の中で一人ポツン、と座っている状態。
自分に自信がなかったんですね。

今でも覚えていますが、高校の授業の際、教育実習生の方が授業を行っていました。その姿を見た時、「僕は教室の前で、こんな風にみんなの前で話をするなんて一生無理だ」と本気で思ったものです。

小さい頃から大人しい性格だったので、10代・20代の頃はこのことでずっと悩んでいました。
この性格を「変えたい」と思い始めたきっかけは、中学校の時のある先生の言葉でした。どんなことを質問されたかは忘れましたが、「自分は大人しくて無口な性格なので無理です」といった趣旨の言葉を返した覚えがあります。その時にその先生は、こう言いました。

「変わりたい、と思っているでしょ? そう思っているのであれば、いつかはきっと変わるよ」、と。

心の中で「変わりたい」、そう思っているのであれば、時間は掛かってもいつかは変わる、と先生は言ってくれたのです。
この日から、「そうだ。自分を変えよう」と本気で思い始めました。
今でも覚えていますが、学校の廊下で外を眺めながら、静かに決意していたのを思い出します。

その時の言葉は、今になって正しかったことが分かります。
実際、今の私は自分で会社をつくり、デザイナーになって、多くの人の前でセミナーをしているのですから。

しかし、実際には本当に長い時間が掛かりました。
先程のささやかな決意は中学の時。しかし、高校では「ポツン」としていたわけですから。
では、その後、私は何をしてきたのか。今後時々書いていこうと思います。

「属性」を知って、伸ばす

ここでは、決意してからの過程の中で気が付いたことを一つ。
私は、自分を変えたい、そう思っていた時。高校生の頃です。
当時は大人しい性格だったので、元気で、冗談がうまくて「明るい」クラスメートを見ていて、「あんな風になりたい」と思っていました。
自分も明るい人間になれたらいいな、と。

しかし、ある時気が付きます。
もちろん、そのまま「明るい人間」になれるのならそれはもちろんOK。
でも、人には「属性」があるな、と感じたのです。

例えば、自分は無口で大人しい性格。彼は元気で快活な性格。
「属性」はその人その人の生まれ持ったものや育ってきた環境で変わります。
そして、「自分を変えたい」と思った時に、自分の「属性を伸ばす」方向に変化すればいいんだ、ということを学びました。

例えば、大人しい・無口という「属性」は、マイナスに捉えれば「何もしゃべれない人」といったネガティブなイメージに映りますが、プラスに捉えれば「落ち着いている」と捉えることができます。話下手であるなら、話をするのではなく、「聞く」ことにうまくなればいい。
つまり、自分を変えたい、と思った時、自分の属性を理解し、それを「プラス」に捉えた方向に伸ばすようにする。これがいい、と感じたのです。

大人しい自分が、話し上手で快活で、冗談がうまく、周囲を笑いで覆いつくせるようになる、そうなるのは並大抵のことではありません。もちろん、それが出来ればよいのですが、まずは自分の属性を伸ばすように考える。このことは大事なことだと思うのです。

皆さん、自分の「属性」とは何でしょう?
それを前向きに捉えると、どんな見え方ができるでしょう?
無理して、自分と違う属性になる必要はない、と思います。
自分らしい「変わり方」というのがある、と思うのです。
キーワードは、「属性」と「発想の転換」です。

そんなわけで、仕事から離れた個人的な話でした。
また、機会を見つけて、その他私がこれまで試してきたことや、学んだことを書いてみようと思います。


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