マガジンのカバー画像

07.展示会デザイナー|竹村尚久について

9
スーパーペンギン代表竹村尚久について。これまでの経験や考えていること、参考にしている言葉、日常の出来事やふと考えたこと等を書き込んでいます。TWITTER/FACEBOOKでも展… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

母からの最期の手紙、そして手製のクッション。

本日は、少し個人的な話を。 写真のクッション、実は母のお手製なんです。 といっても、既製品の無地のクッションを買ってきて、そこに刺繍をしたのだと思います。よく見たら、下の方に私の名前である「NAOHISA」の文字が・・。そして、どこかで見たことのある絵柄だな、と思ったら、なんと私の幼稚園時代(おそらく・・)に使っていた「手提げ袋」を大事に取っておいて、その生地を利用して作ったようです。 母がつくったクッションこのクッション。同様のものが私の弟と妹にも準備されていました。弟と

展示会ブース専門の「空間デザイン会社」/その特徴とは?

本稿では、展示会ブース専門の空間デザイン会社として、少々当社のことをお話しさせてください。 当社は展示会ブースのデザインに特化した「空間デザイン会社」です。以前の記事でお伝えさせていただいたのですが、ブースをつくる会社の多くが「設営会社」や「代理店」であるため、どの組織も大抵の場合、デザイナーは内部に抱えるか外注をしており、当社のような「ブースデザインを主体としたデザイン会社」は業界的には珍しい存在となっています。 「建築」デザインから、「展示会ブース」デザインへ私自身のこ

【商空間の未来】今後の「設計プレゼンのあり方」とは? / 「勝ち方」をプレゼンする「展示会ブースデザイン」の手法

自身のデザイン案を、クライアントに説明する際に、どのように伝えるか、今回はこのことについてお話ししたいと思います。当社は展示会ブースのデザイン・設計を行う空間デザイン会社になりますが、この「展示会ブースのデザインの内容をクライアントである出展者にどのように伝えるか」という手法は、展示会ブースだけでなく、店舗設計など商業系の空間のデザインを行う設計者・店舗デザイナーの方にも参考になるのではないか、と考えています。本記事が、展示会デザイナーだけでなく、多くの店舗設計者の方の参考に

建築学生だった頃の話。「建築の見かた」が変わったあるイタリア人の言葉。

今回は、空間デザインにまつわる学生時代の話です。 自分のデザイン手法のターニングポイントの話。 建築。インテリアもそうだと思いますが、大学に入って勉強を始めると、課題、課題でものすごく忙しいんだけど、「建築の世界」に関わるようになったことがとても楽しくなります。 学部の1年の頃は、一般教養もあるので、まだ右も左も分からず、ただただ設計課題をこなしている程度。 でも、2年、3年になって来ると、だんだん楽しくなってきて、休み期間中や土日には友人や先輩たちと「建築旅行」に出かけ

自分を変えたい、と思った時の話。人の性格・「属性」を伸ばす、とは?

今日は、仕事の話から少し離れて、私の個人的なことをお話しします。 私が昔考えていたことが、今の若い方で同じ悩みを持った方の参考になりますように。 私は、今でこそ自分の会社をつくり、デザイナーとして活動し、多くの方の前でセミナーをしていますが、もともとは「かなりの人見知り」でした。 実は、社会人になるまで、1人で喫茶店(今ではカフェと呼ぶ)に入ることができませんでした。そして、高校時代には、クラスの中に誰も話す人がおらず休み時間には教室の中で一人ポツン、と座っている状態。

再生

展示会デザイナー|竹村尚久・SUPER PENGUIN 紹介動画

動画制作会社、ストーリーテリングさんが、紹介動画を制作してくださいました。以前から当社、そして私のことをご存じなのですが、「竹村さんの場合は、お客さん(出展者さん)の声を伝えることがもっとも説得力がありますよ!」との助言をいただき、全てお任せして制作いただきました。 この動画は、今年(2021年)2月に開催されたギフトショーでの撮影を基に構成されています。今回のギフトショーでは合計4か所のブースを担当させていただき、そのうちの2つは、東京都さんと石川県(繊維協会)さん。複数の企業が集まる集合ブースです。コロナ状況下ではありますが、どちらのブースも来場者さん、しっかり集まっていただきました。結果が出て、出展者さんが喜んでくださる姿を見るのは本当に嬉しいですね。デザインをすることももちろん好きですが、やはりお客さんのこんな笑顔を見ることが何よりもうれしい瞬間です。ギフトショーで出展された様々な商品。それぞれの出展企業さんの商品が街中の商業施設の店頭に並び始めるのを楽しみにしています。 それにしても、こちらの動画、本当に素晴らしく制作していただきました。ストテリ(ストーリーテリングさんの略)さんに感謝です。「いつか、竹村さんも情熱大陸とかプロフェッショナルに出てほしいので」とのこと。とても細かくいろいろな話を聞いていただき、ざっくばらんにお伝えした私の話を、しっかりと綺麗にまとめていただいています。 いつか、ご期待に応えられるとよいのですが・・。 そうなるように。自分が中小企業の方々にできることを、自分にしかできないことを、この先も全力で行っていきたいと思います。 https://youtube.com/channel/UCg2Eb-KKoJB2wSPgd-VEMIw ------------------ 東京ビッグサイトなどで行われる展示会(B2B商談会)のブースを専門にデザインする空間デザイン事務所、スーパーペンギンの代表竹村を紹介している動画。日本全国の中小企業を展示会出展をサポートする形で支援しています。 ■制作:株式会社ストーリーテリング

プロフィール|竹村尚久について

はじめまして。スーパーペンギンの竹村です。東京ビッグサイトなどで行われる展示会ブースデザインに特化した空間デザイン事務所、スーパーペンギンの代表、展示会プロデューサー兼デザイナーをしています。ギフトショー、インテリアライフスタイル展、ビューティーワールド、ネプコンジャパンなど様々な分野の展示会に出展する様々な出展者様のブースをデザイン。日本全国の企業様の「販路開拓」と「地域産業支援」に貢献することを目標としています。ブースデザインと共に、集客のできるブースをどのように作るか、

50歳を迎えて|人生を変えた5回のターニングポイント

スーパーペンギン、代表の竹村です。 50歳になりました。 半世紀生きた、ということで、何というか、色々な意味で感慨深い感じがしています。これで50年、とすると歴史の100年、200年と言うのはあっという間の出来事なんだな、と感じてしまいますね。つい先日、30代の後半で、「もうすぐ40なんだな」などと思っていたような気もするのですが、年々1年のスピードが速くなる気がします。・・それだけ1年が充実しているのかもしれませんね。 独立して15年、今では仕事も軌道に乗り、コロナの影響

「天職」とは? 迷った先に辿り着いた「自分らしい仕事」

「何かが足らない」 そんなことを考え始めたのは、大学を卒業して社会人になってから5年ほど経った時だったと思う。 大学院を修了し、社会人になったのが1996年。 建築学科の卒業生には定番のようにゼネコンに入社した。 大学での建築の勉強は楽しく、自分にとっての専門分野の知識・技術を習得できることが楽しくて、コンペに応募したり、有名な建築を見に行ったり、建築家の本を読んだり、とにかく「勉強」をした。 そして、就職を考えることになり、あまり深く考えることなく、定番のようにゼネコンへ