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いつも機嫌がいい人の小さな習慣 の感想


この本は、いつも機嫌がいい人になるための習慣のヒントを、いくつかの項目に分けて書かれています。

その中で、特に私が意識していこうと思った項目を書きます。

それは、損得より「気分がいいこと」を基準にする、ことです。

世の中には、二者択一の選択肢しかないような概念が、どこか蔓延していると思います。

例えば仕事選びにしても、楽しいか楽しくないかの、どちらかの判断基準しかありません。
楽しくない思いをしながら仕事をするのは悪いこと、一度しかない人生だから、楽しいことを仕事にすべきだ!
なんて、まるで自己啓発本に書かれていそうな熱い言葉を、時々耳にします。

でもこれって、仕事を楽しいか楽しくないかの、たった2つの基準でしか見ていないですよね?

楽しくはないけれど、充実感はある
辛いことも多いけれど、お客様に感謝された時は、ものすごく達成感を感じる、
なんてこともあると思います。

だから、その仕事が楽しいか楽しくないか、つまり自分の人生にとって、得かそうでないか、たったそれだけの判断基準で、物事を判断するべきではないかもしれません。

その仕事が、自分にとって得することをたくさん運んでくるわけではないけれど、
その仕事を終えた時に達成感があるのなら、
少なくとも自分にとっては、気分のいいことができているということです。

それって、すごく良いことじゃないですか?

私も、仕事関連の資格を取得する(させられる)際、「面倒臭いし、正直この資格なくても仕事できるじゃん!」
なんて思うことがあります。

ですが、いざ実際にそのための勉強を始めてみて、実際に資格を取得できると、
自分に一つ武器が増えたというか、心地よい達成感に包まれます。

その資格が自分にとって得かどうかはわかりませんが、少なくとも私は、資格を取得することで、気持ちの良い思いになれたのです。

その事柄が、自分にとって得か損か、という二者択一で何かを簡単に切り捨てるのではなく、
新たな選択肢、得かは不明だけど、自分にとって気分がいい、ということを大切にしたいと思いました。

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