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降り続く雨はいつかはいつかは止む

去年の今頃に「#8月31日の夜に」と行われたテーマ企画に、今年も参加参加させていただきます。

なぜかといいますと、我が子を「いじめから守る為の不登校」にした親で、今でも続き、そしてなぜ起きてしまうのかと、子供が中学進学後にも考えさせる話だからです。

ざっくりと話すと、我が子(女の子です)は、小5の時、なかなかテストを返してくれなかったことを先生に抗議したことで、不当評価が始まりました。

その後小6でも同じ担任にあたり、夏休み明けの組立体操の練習で転落し、むちうちでコルセットをつけ始めてから、いじめがはじまりました。親である私が、娘がいじめられていることに気が付いたのは、11月。

過呼吸発作でかかりつけ医の診察をうけたことで、「私、いじめにあっている。先生も知っている」と話してくれて、先生さえも娘のいじめを黙認していたとわかり、不登校にしました。

そうしなければ、娘が何をされるかわからないという恐怖感と、娘自身が「もう学校は無理」とポロポロと泣き出しだから。

不登校にして、学校との話し合いは「知らぬ存ぜぬ」で通そうとしましたが、いじめ・不登校対策の先生が、間に入ってくれたことで、どうすればいいかという話し合いは進めやすくなりました。

結局、そのまま不登校として、中学受験をさせる予定で、絶対落ちることはできないということで、塾の先生と相談して、確実に合格できる学校を選ぶしかありませんでした。

その学校が、たまたま本人が憧れていた学校でしたが、コース変更をしなければいけませんでした。

そして、現在。中3になり、合格した学校に通っています。コースは変更したものの、様々なお友達ができて、この3年間は、楽しく過ごしています。

学校を嫌うのではないかと心配したのですが、環境が変わったことや、自分と同じ立場で入学した子がかなりいると知りました。

入学後に、不登校で学校を休む子はいて、娘の所属するクラブでも、不登校で1年間きたり休んだりの連続でした。秋に上の学校へ進学するかという調査も入るようですが、その子は「別の学校へ行く」と話していると聞きます。

不登校については、子供さんの心のサインからくるもので、「無理に学校に行かせることはない」というのは、大勢の不登校経験者や専門家の方が話されています。

私も娘を不登校にしましたが、「社会から孤立するか?」と心配しましたが、「家にいた方が私はよかった。それに、塾やスイミング、時々きてくれた友達がいたから」と話します。

買い物に行くときも、一緒に外へ出かけていました。

一番困ることは、小児心理を扱える精神科医が、私が住んでいる地域では少なく、かなり遠いこと、スクールカウンセラーの常設が少なく、女性ではなく男性で、女生徒だと話しづらいことも出てくることです。

これは、娘のクラスメイトのお母さんに聞いたのですが、小児心理も診てくれる先生を受診して、いろいろとアドバイスを受け、仕事を遅刻しながらも、小学校へ送り出した過去があると話してくれました。

ある日はいけるけれど、ふとした途端に「怖い、校門の先が怖い」と話し、
学校を引き返す日が続いたといいます。

今は、なんともなく通学しているのですが、小学校時代の謎の不登校はなんだったんだろうと考えると、いじめに近い行為を行われていて、誰にも言えずにいて、精神科を受診しても解決できなかったのです。

私が思うに「不登校」問題は、大人の世界にもリンクされているのではないかと思うのです。

大人でも〇〇ハラスメントと、人を人とも思わない問題があり、理不尽なことで、退職へと追い込むという行為は「いじめ」とよく似ていると感じます。

大人の世界は、子供たちの世界ともリンクされていて、子供は親を悲しませたくないという心理が働きやすいので(かかりつけ医や担当の先生もお話されていました)、実際にいじめを受けていた後に「実は......」と話します。

大人も大変な世の中で、子供たちはもっともっと大変な世界の中で、毎日を過ごしているのではないかと思うのです。

この話は仮説ですけれども、小学校や中学校で、良心的な先生が転勤になったり、退職される時代が今始まっていて、とんでもない先生が残っているということはあります。

大人での世界がまともな世界にならなければ、子供の世界も変わることはないと、つい最近思うのです。

大人が変わらなければ、子供も変わらない。

まとまりが悪いのですが、子供を守るためには今の教育制度の中では、「逃げることで、子供を守る」しかありません。

昨晩、ニュースを見ていると、子供たちを助ける窓口がどんどん増えていて、なんとかして、子供たちを助けたいという動きが出ています。

かなり遅れた対応かとも思いますが、どうか、一人でも救いを求める子供達の手助けになれば幸いです。

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