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はじめて企画を出して気づいたこと

こんばんは。みよよです。今日は今週会社で感じた出来事を書きます。「起案」と「決裁のための根回し」は「企画出し」をして、周りを巻き込んで、膨らませて世に出していく仕事と同じではないかと気づいた話。

わたしは編集者であり経営者の佐渡島庸平さんが主催している「コルクラボ」になんだかんだ3年くらい所属している。その中で編集の話を耳にすることが多かったが、仕事に役立つ話だなと思って聞いていても1つだけどうしても自分事として捉えられなかったことがあった。

それは「企画を出す」ということ。

特に転職するまでは、決められた商品をいかに行動量をもって売っていくかが焦点だったので、自分で何かを提案したり、そのアイデアを形にするという経験はしたことはなかった。
しかし転職をしてからは、提案という名の企画のオンパレード。社外に提案するにも、ベンチャーの弊社の商品は型がないものの方が多い。だからある程度商談が進んだり、また既存のお客様に今ないサービスを売らないとならない場面が増えた。クライアントの要望をヒアリングし、商品に照らし合わせる。売り方を考える。関係のある部署を確認する。部署に相談をする。すり合わせする…そこまでできて提案書に落とし、そのあとまた決裁。気づいたら提案という名の企画を出すようになっていた。

でもそんな1週間を過ごしていたら、アポに行きたくなってしまった自分に気づいてしまう。1提案をするのに社内決裁がかかわり、社内の根回しのために会議が増え、ネゴシエーションをしていく。スラックのメンションとweb会議に疲弊した。もうこれ以上苦労するのめんどくさい…心が折れた。
コルクラボで聞いていた「企画」ってもっと楽しくて立派なものだったはず。なぜ自分はただこうしたいとクライアントに言われたことを、形にして、提出しているだけなのに何にもうまくいかなかったんだろう。

そんなときにわたしを励ましてくれたのは、クライアント様が送ってくれたメール。

「貴社とお付き合いをなるべく続けたいので、いつでも提案待っています」

そうだよな、と。営業は取引がなくなったら、お客様とパートナーではなくなるのだ。一緒に働きたいから、提案の機会をくれるのだ。

めちゃめちゃ自分は甘かったな、と。

クライアントに言われたことを何も考えずにただ会議して、機械的に根回しして。そんなもの誰も一緒にやってくれるはずない。クライアント様が何を考えていて、なぜ私たちとお付き合いをしたいと言ってくれているのか?それを受けて自分はクライアント様と何をしたいのか

「企画」は「自分がやりたい」と考えているアイデアであって、降ってわいたものを伝えるのではないと改めて気づいた。

明日からは「企画」が自分の中で楽しいものになるように、楽しんで考えよう。クライアント様とパートナーであり続ける方法を考え続けよう。いわれたことではなく自分で考えたものを出し続けるのが企画。楽しんで、苦しもう。





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