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続いていた、は大きな武器

今日いつも注文する、パルシステムのカタログを観ていたら、こんなお知らせが届いていた。

自分でも気づかずにびっくりしたけど、1年間毎週コツコツとパルシステムを発注していたのか…!と感動してしまった。

なぜなら、わたしはじぶんのことを、物事を続けられない人だと思っていたからだ。今の会社も1年半で退職する。ダイエットプログラムは、2か月の内容は完走できなかった。自分は物事が続かなくてだめだめなんだ…と思っていたから、いつの間にか1年間続けられたことがあったなんて、一切気づかなかったのだ。

パルシステムは宅配スーパー。使うようになったのは2年半前の結婚がきっかけ。今まで1人暮らしだったから、週1のスーパーでの買い出しで十分だった。しかし2人分となると量も増える。住んでいる家はエレベーターがないので、重い荷物を持って3階分の階段を上がるのがおっくうだなと思っていたところに、母親から紹介をしてもらって、注文をするようになった。

毎週届けられる新鮮な食材はおいしい料理に変わっていった。

パルシステムを頼み始めて1年経った頃、コロナでの生活に入り、夫も私も在宅勤務へ。毎週金曜に食材が届くのだけど、毎週私が受け取っていたのが、いつの間にかチャイムが鳴った瞬間夫がダッシュで玄関へ向かうように。
「今日の食材は何かな?」「わあ、このブロッコリーでかい!」と言いながら冷蔵庫へしまっていく。どうやら、食材から自分が食べるだろう献立の予想をしたいらしい。そんなこんなでパルシステムは夫の楽しみの1つにもなった。

別に自炊をしない週があっても死にはしない。でもパルシステムを1年間頼み続けたということは、わたしは自炊を辞めなかったということだ。時にUberを頼んだとしても、1週間まるっと自炊しない生活はしなかった。

続けられたのは自炊が結局好きだからだ、と思う。新鮮な食材で何をつくろうかなと考え、作って、においを楽しんで、夫と一緒に味わう。「今日のご飯はとっても美味しいよ」の笑顔が見られる。その過程が好きなんだ、と改めて気づいた。

普段どうしても「続いていること」「続かないこと」に目が向きがちだけど「いつの間にか続いていること」に、自分の好きや向いているヒントがあるのかもしれないと思った出来事なのだった。他にもないか思い返してみよう。


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