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不安という糸をほぐせるのは他人だから

コロナで外出自粛要請が出て、在宅勤務になったり、プライベートで外出控えたりして、誰かとリアルで話す機会が激減した。
それでも有難いことに、わたしの周りにはわたしを気にかけてくれる人がたくさんいて、特にわたしの仕事でのリーダーは毎日電話を掛けてくれて、わたしの想いに耳を傾けてくれている。

きっかけはキャリアを見直したいと言ったことだった。わたしの仕事の成果は褒められたものではなく、偏差値でいうと40いくかいかないかという明らかに成績が悪いメンバーである。
1週間前に仕事の締切があったんだけど、そこまでの日々は地獄に近いものだった。成果も出せそうにない、とはいえどうすればいいか分からない、もがいて苦しんでいたところに締切が来たところに、更にわたしが仕事でミスしてしまい仕事の自信が完全になくなってしまった。
もう自分なんていなくなった方が会社としても楽だし、そもそももうこんなに辛い想いなんかしたくない。
感情という糸がぐちゃぐちゃに絡まってパニックになったわたしは、リーダーに「これ以上この仕事を続ける自信がなくなった」と話した。

リーダーは、私の想いに耳を傾けながら「でもここはみよさんの良さですよ!」とか「こうやってお仕事すれば次は良くなりますよ!」と彼女の意見も言ってくれた。
そうやって1週間位電話でやりとりしながら、リーダーの勧めで次お世話になるマネージャーとの面談に臨んだ。
彼にリーダーと話したことを壁打ちしているうちに、わたしのぐちゃぐちゃな思考の糸がすーっと解けていく気がした。

あ、わたし仕事が嫌な訳じゃないみたいです。この年で、想いがあるこの仕事でこれ以上ステップアップするやり方が分からなくて、ミスもしてしまったし、仕事で頑張れるか不安なんです.......

ふと面談の最後で出てきたこの一言が、心の奥底に眠っていた思いだった。

ずっと苦しかったのは、自分自身の思考が自分でも分からなくなってたんだなと気づけた。

糸が絡まっていて自分のやり方で解けない時は、違うやり方で解くことが必要だ。だからこそ他人の力が必要になる。自分の思考の糸がぐちゃぐちゃになっている時は、信頼している他人に聴いてもらうことが1番効くと今回で改めて気づけた。

今週たまたまプライベートで、コルクラボに行った時にオシロさんのインタビューを受けた。
なんでコルクラボに入ったの?から運営メンバーとしてどんなことを考えているの?とか色々聴かれる中で、わたしの中でコルクラボでやりたいことを思い出すきっかけになった。
昔会社の研修で、「インタビューを受ける芸能人や経営者の人は自分のことについてよく考えている、インタビューされることで自分のことを考えるきっかけになるから」という話を聞いた気がするけど、まさにその通りだなあ。
内省は自分だけでやるものと思っていたけれど、他人によって深く思考したり、違う観点から物事を捉えられるきっかけになると思った。

わたしはインタビューを受けるような立場ではないので、その場合は自分の考えを他人に話して、フィードバックを受け続けることが、1番効く方法なのかなと思う。
実際にマネージャーとの面談まで、不安で眠れない日々が続いたんだけど面談が終わったらスッキリした。自分の本心に気づけて不安が解消できたからだ。

とはいえ新年度から仕事の環境が変わったり、こんな状況の中で6月に結婚式を控えていたり、これからもたくさんの不安にぶち当たるだろう。
そんな時こそ1人でかかえないで、周りの人に助けてもらって、感謝しながらゆっくりと前進していこうと思う。

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