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心に寄り添うためにわたしが出来ること

こんばんは。みよです。前のnoteに「心理学」に興味がある、と書いたんだけどわたしが興味がある心理学を通じて出来ることは何だろう、ということを書いてみようとおもう。

数日前わたしは夫が大切にしている手紙を開いた。既にいない夫の母からの手紙。ほのぼのとした言葉が書いてあるだろうと思って軽い気持ちで開いた便箋。けれどその気持ちがすぐ吹っ飛ぶ位、手紙の内容は切実だった。

子育てに関する悩みや自身の人生について。何枚も渡る便箋に書かれたことに共通してるのは一貫して「痛み」だった。あった事のない、そしてもう会うこともないお義母さんの辛い想いが伝わってボロボロと涙が出てきた。

自分の母の痛みに通じるものがあったから。

母はもともと明るい性格だったけど、子育てや生活のプレッシャーでわたしが高校生の頃には性格が変わったようにヒステリックになっていた。
そして不安もすごく大きかった。わたしが塾で勉強をして帰るから遅くなるという理由でも帰宅が遅くなることは許されなかったし、連絡をとりたいときにとれないと何回も電話とメールが繰り返されるようになっていた。

そんな母の対応にわたしは心がすり減っていった。それも辛かったけれど、明るい母に戻って欲しい.......その気持ちをずっと心に持ってきた。

不安な気持ちをどうすればいいのか。それはわたしの人生の命題になっていった。

大学で心理学という学問を学んで感じたことは、不安な気持ちがなくなることはない。
けれど適切な方法で対処をすれば、不安に寄り添うことは出来るということを学んだ。

卒業後に塾の教室運営という仕事を、そして営業という仕事を選んだのも、人に寄り添える回数を増やしたいと思ったからだ。
実際に人の話を聴きながらどう不安を減らしていくのか、自分の不安とどう向き合うのかを33歳になる今までずっと考えてやってきた。

色々努力してきたことはあるけれど、1番自分が効果があったのは、
感情を曖昧にしないこと」だと思う。

すぐに相手に直接嫌だ、とかネガティブな感情を伝えなくてもいい。だけど、自分が嫌だと思ったことはなしにしたり蓋をすると自分が生きにくくなるということを最近感じている。

冒頭に紹介したお義母さんやわたしの母は、自分の感情に蓋をし続けて、そのまま行き場をなくして、不安だけを抱えるようになってしまったのではないかと思う。

時代は移り変わる。けど、不安な気持ちはこれからもなくなることはないだろう。むしろ生き方が多様になって、不安を抱えて生きる人が増えていくんじゃないかと思う。

だからわたしは不安な気持ちに寄り添い続ける人でありたい。何か人がやりたいことが出てきた時に不安で押しつぶされないように。その人が明るく笑顔で人生が過ごせるように。

母は私と弟が巣立ったあと、自分のやりたいことを見つけて今は笑顔で明るい元通りの母になっている。そういった人達が増えれば周りの人も元気になっていくんじゃないかなあって個人的に思っている。

これかも心の寄り添い方を自分なりに考えて、磨いて、色々な人の不安を減らせる人になりたいなと思っている。






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