86年生まれ38歳のファッション遍歴(大学以降編)

小学校高学年位から、もう30年くらい洋服が好きで、伊勢丹新宿店の匂いにエンパワメントされる38歳のファッション遍歴(大学以降編)です。

>大学生編 大学は不遇の時代だった。中高が私服で、すでにピアスをあけて髪もそめてパーマもかけていたし、大学から自由になるポイントがなくて、特にわくわくしなかった。高校の卒業式と、大学の入学式は、ヴァネッサ・ブリューノのベロアのワンピースを着た。同級生たちは、AOKIで買ったリクスーみたいなセットアップに、餃子の皮みたいなブラウスを合わせていて変だなと思っていた。誰かとの楽しい思い出や、ファッションの趣味がある友達がいなかったから、原点回帰して、A.P.Cやコムデギャルソンプレイなんかをきていたことは覚えている。あと、内定をもらった会社が、スーツではなく私服でといわれていたので、最終面接はユニクロのプレーンなワンピースを着ていったことを覚えている。ファッションにかかわる仕事も視野に入る業種だったので、これどこのブランドだとおもいます??ユニクロなんです、みえないでしょ~みたいなコミュニケーションを役員相手にとって、お茶を濁した。

>社会人編 新卒で入社した会社は、世間一般的には服装規定がだいぶゆるい会社だったけど(男性だとTシャツ×短パン×ビーサンとかがざらにいる)、わたしは営業部署に配属していたので、人生ではじめてオフィスカジュアルみたいなものを意識した。INDEX、ロペピクニックで、ナチュラルビューベーシックとかで、ブラウスにジャケット、スティックパンツに、ダイアナのパンプスみたいなコーディネイトをしていた。いちばん、周囲の目や暗黙のルールを気にしていた年代だったと思う。たまたま、上司が服装に割と厳しめな男性で、私が入社した前年に、同じフロアで派手(雑誌でいうとSweet系)な先輩がいたので、あのようにならないようにと注意していたことも大きい。でも、気を抜くようになるとH&Mの短めのスカートを着て出社したりしていて、女性のだいぶ年上の先輩に、そういう服装をしていると、加害に遭うわよ?と、わざわざ飲み会を設定されていわれて、ちょっと怖かった。20代前半はそんな感じで過ごしていたけれど、後半にさしかかると、オフィスカジュアル界にも、ガーリーな波がリバイバルで、おしよせてきて、アナトリエの襟付きのニットなどを好んできるようになった。やっぱりツモリが好きだった血は争えない。しかもひかえめなので、オフィスにも着ていける。あとはアクアガールとかもきていた。安野モヨコのマンガにもでていたからね。

つづく

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