歩行筋電図解析⑦

NNMF解析が一段落したところで、別な解析を検討した。
麻痺側ではNNMF解析でシナジーが正常側よりも少ないことがわかったが、どこを重点的にリハビリすれば良いかがわかると素晴らしいと思った。
文献等を読み、考えたところ、Weblet Coherence解析を行うことで筋肉の共同運動や拮抗筋の働きを評価できるのではないかと思った。
そこで早速Matlabのスクリプトを新たに作成して解析してみた。
大殿筋の活動に左右差があることや、下腿筋の共同活動や拮抗作用が正常とは異なることがわかった。
そのことを患者やリハビリスタッフに伝えて日々の訓練に活かせるようにしてもらった。
今後改善すれば再度筋電図を取って比較してみたい。


Wavelet変換


Coherence解析


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