Obsidian、同期方法の比較
これまで使ってみたObsidianの同期方法について、メリットとデメリットをまとめてみます。
公式のObsidian Syncは使っていません。
無料でできる同期方法についての比較となります。
iCloudドライブ
メリット
MacとiPhone・iPadでの利用あればベストな環境です。
設定も簡単で同期もスムーズです。
Appleデバイス同士では設定フォルダの同期も問題ありません。
2024年春以降はiCloud for Windowsの同期状態も改善され、Windows PCを
利用する場合でも選択肢になります。
デメリット
iCloud for Windowsの同期は、Windowsパソコン起動時に同期されるまで2,3分かかるので、この待ち時間に注意が必要です。
また、設定フォルダを同期した場合に、同期がうまくいかず設定が失われたことがありました。
念の為、設定フォルダはMac用とWindows用を別にしておくのがいいかと思います。
LinuxやAndroidでは利用できない点も注意です。
ノートの同期に関しては以前言われていたような遅い、同期できない、データが消えるといったようなトラブルは2024年春以降では経験していません。
Remotely Save
メリット
DropboxやOneDriveなどのクラウドストレージを同期用のサーバーとして利用し、全デバイス対応のプラグインです。
一般的なクラウドストレージが利用でき、Mac・Windows・iPhone、iPad・Android・Linuxと全デバイスで同期して利用できる点がいいです。
設定も難しくない点も評価できます。
デメリット
Remotely Saveの同期タイミングは最短で1分、そこに同期用に使うサーバーの速度も加わるので1分程度の待ち時間が必要になります。
Dropboxを利用していたワタシの感覚では30〜60秒程度で同期されるという感覚でした。
設定フォルダも同期できる機能(2024年夏時点で試験版)もありますが、うまく同期できないことがありました。
Self-Hosted LiveSync
メリット
CouchDBを利用して同期するプラグインで、全デバイス対応。
ほぼリアルタイムで安定して同期してくれます。
デメリット
設定が難しく導入のハードルが高いです。
ワタシも何度か挫折しながら、なんとか導入できました。
ノートの同期はまったく問題ないのですが、設定フォルダの同期は問題が発生することがあったり、再読み込みが必要になったりと問題があります。
ワタシは設定フォルダを同期しない設定にしましたが、それ以降は快適に使えています。
2024年8月21日時点ではSelf-Hosted LiveSync(CouchDBはFly.ioを利用)を使い、Mac・Windows・Linux・iPhone、iPadの各デバイスで同期させています。
設定フォルダはOS毎に分けて設定し、同期はさせていません。
Obsidianの同期については、公式のObsidian Syncを使えば、面倒な設定もなく安定した同期環境を得ることができるわけですが、年間契約で月額4ドル、年間48ドル(1ドル150円で想定して7200円)の費用をどう見るか・・・ですね。
ワタシの場合は費用以外の面でも、あれこれ試してみたい欲があるので、無料でできる同期方法を試しています。
現在はSelf-Hosted LiveSyncをもっとうまく使えないかと手を加えながら使っています。
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