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生成AIについて 研究報告書付記

半年間(2023年6~12月)、あたらぼ3期成に参加しつつ、生成AIについて考えたことをまとめました。


アーティスト: レフィーク・アナドール

レフィーク・アナドール氏(Refik Anadol 1985年トルコ生まれ)の作品は2023年3月にニューヨーク近代美術館(MoMA)のウェブサイトで知りました。奇妙な印象をもったのは私だけでしょうか。

美術館の記事によると生成AIによる作品だということです。

6月29日あたらぼの研究計画書を書いていたとき、AIについて検索した画面で、同氏の東京・六本木での展覧会の記事を見つけました。

化粧品会社とのコラボレーションでした。
7月2日(日)、六本木ミッドタウンの会場へ行ってみました。

2枚のデジタルスクリーンのあいだで、数十名が鑑賞していました。

東京大学AIシンポジウム

生成AIが普及すると著作権はどうなるのでしょうか?

この疑問に対する答えがあるかもと、イベント情報サイトpeatixで見つけた以下のシンポジウムを7月にZOOMで視聴しました。

テーマ:東京大学AIセンター連続シンポジウム第15回「生成AIは世の中をどのように変えるのか?」日時:2023年7月19日(水)13:00~16:00

プログラム:司会:松原仁 氏(東京大学AIセンター)
13:00〜13:05 挨拶・趣旨説明
13:05〜13:25 鶴岡慶雅 氏(東京大学大学院情報理工学系研究科)「生成AIとは何か」
13:25〜13:45 西川 仁 氏(株式会社オルツ)「生成AIとビジネス」
13:45〜14:05 柿沼太一 氏(弁護士)「生成AIを利用する際に法的に注意すべきこと」
14:05〜14:25 江間有沙 氏(東京大学未来ビジョン研究センター)「生成AI特有の社会課題はあるのか」
14:25〜14:40 休憩
14:40〜15:40 パネルディスカッション「生成AIは世の中をどのように変えるのか?」15:40〜16:00 質疑応答

テーマならびにプログラムにつきまして以下↓のサイトから引用しました。

一番聞きたかった「著作権」に関するガイドラインは明確には出てきませんでした。

印象に残ったのは、シンポジウムで司会が「1年後に生成AIは、ぶっちゃけどうなると思いますか?」という質問に対して、パネリスト全員が一瞬、黙ってしまったことです。生成AIは急速に普及していて見通しつかないと感じました。

 

生成AIを使った医薬翻訳

2023年12月13日(水) 医薬関係の翻訳会社によるWebinar「大規模言語モデルの仕組みと翻訳新時代」をZoomで視聴しました。

有識者による産業翻訳でAIを上手く翻訳に活用する方法やプロンプトの書き方の解説などがありました。

このセミナーで話題になっていた『ChatGPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック』を読んでみました。

上記の著者 山田優さんのセミナー(2023年10月開催)は好評でビデオ講演が再度開催されます。

AIKO SciLingualは医学・医薬に特化したAI翻訳プラットフォームです。

AIKO SciLingual Forum
日  時:2024年1月23日(火) 12:00-13:00
演  題:医薬業界にChatGPT翻訳は有用か?
演  者:立教大学異文化コミュニケーション学部 教授
     山田 優さん
参加費:無料
申し込みURL↓

「AIをデザインする側に立つ」とか「AIと上手く共生する」とか「人間が行う仕事はなくならない」といった議論が出ていました。

私も含めて生成AIの普及によって産業翻訳がどのように変化するのか、仕事が減るのか増えるのか不安を感じている人は多いと思いました。

人間の心を読み取るAI

米テキサス大オースティン校の研究者らが、脳内のイメージを解読して文章にすることに成功したというニュースを知ったのは10月頃でした。

Forbes JAPANの関連記事

https://ai.meta.com/static-resource/image-decoding

私は科学者ではないので↑よく理解できない箇所もあるのですが、人間の脳波を機械でキャッチして、それを生成AIで文章や画像にする、そういう時代が来たことを知りました。

これまで見えなかった心のなかが見れる、こういった技術が普及すると、何らかの事情で言葉でのコミュニケーションが難しい人が、より快適に過ごせるようになるのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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