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生成AIと翻訳、アメリカ人の視点

これからの翻訳は?

生成AIの普及が翻訳の仕事にどのような変化をあたえるのか、気になります。

ATAとは

アメリカ翻訳者協会(American Translators Association: 略称ATA)のホームページを覗いてみました。

ATAは毎年1回アメリカ国内で「総会」を開催します。

やや古い情報になりますが、2021年10月27-30日に米・ミネソタ州ミネアポリスで開催された第62回総会(ATA62)の動画がATAサイトにアップされていたので、生成AIと翻訳について、どのような意見が語られているのか視聴しました。

この動画は2023年6月時点で一般公開されていて、誰でも(ATAの会員でなくても)無料で視聴できます。以下にその内容をまとめました。
ただし、私のリスニングは決して完璧ではないことを何卒ご理解ください。

生成AIの時代における言語サービスの発展

講演名: ATA62-Session 017
"Thriving in the Age of AI-driven Language Services"
(拙訳: 生成AIの時代における言語サービスの発展)

ATA 62nd Annual Conferenceサイトより引用

講演者: Jay Marciano (ジェイ・マルシアーノ氏)
講演者経歴: Lengoo(ドイツに拠点を構える言語サービス会社)所属。 

講演の内容

講演のトピック
(動画スタートから01:39のところで表示される画面から引用)

Deja vu in the Language Services Industry
Artificial Intelligence 
Neural Networks 
Improving MT 
What's on the horizon?
How things are changing/will change
How should you respond?
Some things won't change
Use the thing AI doesn't have!

ATA62-Session 017 "Thriving in the Age of AI-driven Language Services"

上記トピックの任意訳です。
・言語サービス業界のデジャブ
・人工知能とは
・ニューラルネットワーク
・改良される機械翻訳(MT)
・展望
・どのように変化するのか
・どう対応すべきか
・変化しないこともある
・AIに無いものを使おう

注目した点

私が注目したのは講演の後半、Some things won't change(変化しないこともある)、Use the thing AI doesn't have!(AIに無いものを使おう)で、どのような話が出ているかでした。

ここでは、高度な翻訳技術専門家やマシンラーニングの専門家、コミュニケーション解析者、翻訳品質評価者、言語データのキュレーターなどが、今後生成AIが発達しても活躍していくだろうと述べられていました。

今後も生成AIと翻訳について、気になることがあれば記載したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。






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