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蒙古タンメン中本のカップラーメンが好きな理由(2020/01/25)

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辛い食べ物が好きだ。

基本的には隠しているが(言うといろいろ面倒)会社のデスクにマイタバスコを隠し持つくらいには辛いものが好きだ。

ただ、好きなだけであって、身体が辛みに強いわけではない。沢山香辛料を入れたらそれなりに辛いと感じる。辛みに強い訳ではなく、辛い味が好きなのだ。

どうして辛い味が好きなのか。よく食べる蒙古タンメン中本監修の商品を買うときのことを思い出してみた。

自分がセブンイレブンで蒙古タンメン中本監修の商品を買ってくる日は、大抵、精神的に疲弊している時だ。理不尽な事を言われたと感じたり、自己嫌悪に陥るような失敗をしたり、泣きたいくらいムカついたりした日。夕飯を買いによったセブンイレブンで目に入るのは、必ず蒙古タンメンの文字だった。

私は蒙古タンメン中本で、ストレス発散をしていた。

蒙古タンメン中本のカップラーメンは、私にとってはびっくりする程辛い。市販の辛いカップラーメンというのは、辛いとは言っても、クレームが来ない程度の様子見の辛さである事が多い。辛くないじゃん、ピリ辛じゃん!くらいでまとまっているものがほとんどなのだが、蒙古タンメンは粘膜を殺す気でキている。食べている間は「辛い」しか考えられず、食べ終わった後は頭がスッキリする。

食べている間の痛みと、次の日にお尻に感じる痛みから、「体に悪い事をしている」と自覚しながら食べるのも、気分がいい。これは、SMプレイに近いような気もする。セルフSM。いや、それよりもリストカットの方が近いかもしれない。自分を傷つけてストレス発散するなんて明らかに不健全だけど、それぐらい自暴自棄な時もあった。

なんか食べ物の話をする時に使う表現じゃないな……

蒙古タンメンレベルの辛さを求める時は精神的に参っていることが多いが、それを抜きにしても辛いものは好きだと思う。

やっぱり、好きなものに明確な理由なんてなくて、なんとなく好きなだけなのかな。

辛い食べ物が好きな人100人に聞いてみたい。なんで辛いものを食べるのか。科学的に言えば、辛さは「痛み」だと言うけど、どうして我々は痛みを好んで摂取するんだろう。痛みって、身体が危険に晒されているという警告だと思う。辛いものを好んで食べて痛みをあえて感じるって、何もないのに悪戯に非常ベルを鳴らす愉快犯みたいなもんなんだろう。

なんでこんなことしちゃうんだろうな。