見出し画像

いまはねむる

12時間寝た。起きたのは14時過ぎで、日当たりの悪いこの家にも日差しが差し込んでいたので今日は晴れているということがわかった。寒くて中々起き上がれなかったがせっかくの休日、休日だぞーと体を起こす。この家はやたらと寒い。

家の中よりかはあたたかいだろうと外に出ると大して変わらずに風が強く冷たかった。昨日東京では雪が降ったそうだ。積もらなかったのかなあと自分には関係のないことを考えながら昼下がりの公園を抜ける。子供達が遊んでいたがブランコには誰も乗っていなかった。ブランコといえば常に列を作っている大人気遊具だと思っていたが二席も空いている。時代は変わってしまったのか。

家の近くにあるお好み焼き屋さんに入った。ここは薪でお好み焼きを焼いていて、瀟酒なお母さんがパキパキと店を回している。席は8席ほどで、鉄板が2枚横並びに並んでいる。必ず相席になるような小さいお店。
牡蠣のお好み焼きと瓶ビールを1本。薪で焼いているからふわふわのままアチアチのお好み焼きで、口の中をほくほく言わせてたら「柔らかいぶん、熱いやろ」と言ってお母さんが笑ってくれた。またきてねと言ってくれた。

帰ってから3時間寝た。15時間も寝ているのに体がまだまだ眠りたがっている。いやいやせっかくのお休み、と思い風呂を沸かして3時間お湯に浸かった。本を1冊読み終えた。仕事が遅い分、仕事でやらなきゃいけないことがたくさんあったので、こんなにゆっくりしている休日は久しぶりでどこかさみしくなって酒でも飲もうかと思って気づいたが晩御飯を食べていない。起きて、食べて、寝て、風呂に入ってたんだからそりゃ食べる暇もない。食べなくてもいいか、と思ったが以前に晩ご飯食べるのを忘れた翌日、出勤しようとしたら電車の中でぶっ倒れたことがあったのを思い出して冷蔵庫を漁った。豆腐と豆乳のスープを作って食べた。

石川県の被災地に義援金を送った。12月まで受け付けてあるそうなので、毎月少額ではあるが送ろうと思う。こういうの、わざわざ言わなくてもいいよと言う人が多いが私は人がわざわざSNSで言ってるのを見てああ出来ることがあるなと知ったので、言う。出来ることがあるならしたい。
昔は募金なんて偽善的だ、と思っていた。ほんとうに助けたいのならその場に行って行動を起こせ、と起こしてもないのに怒っていた。だけど自分には自分の生活があって、出来ることしか出来ないから、そもそも偽善であってもそれで誰かが少しでも助かるのならいい。意図や目的など関係なく金は人を守る。守られる人がいるのならそこはなんだっていい。

年始に買った白いリンドウがずっと枯れない。柴田聡子さんの歌の中に「枯れたように咲くもう枯れてしまった白い花」という歌詞がある。物の劣化がすごく好きでボロボロだったり破けていたり変色してしまうものが好き。何もかもがしわしわになっていく。ボサボサになっていく。薄くなる。茶色になっていく。綺麗なものは綺麗だったことを忘れていない。リンドウを壁に貼った。
私はいつか綺麗になれるのかな。
変わりたさと変わりたくなさとが交互してすこし疲れた。これから6時間眠る。

正直助かります、とても