ひどい夢を見た

2024.06.02
ぺぎんの日記#61
「ひどい夢を見た」


5/30(木)にひいた風邪。金・土としっかり休めたことで、割としっかり治ったのではないかと思っていた今日。昼の14時を過ぎた当たりで、なぜか猛烈な頭痛に襲われた。

いや「猛烈な」というのは、いささか盛った表現かもしれない。ズキズキというより、グーッと締め付けられるような鈍痛。自然と眉間にシワがよってしまうような、そんな痛み。

スマホの画面見すぎたかなぁ…などと思う。そこまでスマホを見ていた心当たりは無いのだが、少なくとも安静にしているために、3日間、近くしか見ていなかったので、目も疲れてしまったのかも知れない。

今日も無理せずしっかり休もうと思って、上げた布団を敷き直し、お昼寝に入る。風邪の真っ只中に布団の中でウンウン唸っていたときは、ポッドキャストでラジオなどを聞いていた。しかし今はどうにも頭に情報を入れたくないので、何も再生せず、無音で真っ暗な部屋の中で目をつむる。

頭の痛さに不快感を覚えながらも、すぐに入眠したと思う。

次起きたのは16時頃。ビッチャリと汗をかいて。
びっくりして飛び起きて、飛び起きた後になんでびっくりしたのかを考える。あぁそうか…。ひどい夢を見ていたのか…。

夢を覚えている範囲でメモする癖のある私は、頭痛にうなされながら見た悪夢を紙の切れ端にメモしていた。

noteを書いている今の時点では、夢の詳細は忘れてしまったのだが、4時間前の私が残したメモを元に、少し脚色をして書き記しておこうと思う。

↓夢↓

旅行先だろうか。いやに本格的なイタリアンのレストラン。

「ゴケェェェッェえ!」
厨房の方から鶏のとんでもない鳴き声が聞こえる。何事かと思い驚くが、周りの客は少しも動揺した素振りを見せない。そういうものなのかと恥ずかしくなって、キョロキョロと辺りを見渡す。

2席ほど離れたところの、これからコースを楽しむのであろう、初老の夫婦に目が行く。

「こちら、ボルドーの伝説的当たり年と呼ばれる1961年に作られました、フランスはボルドー産の赤ワインでございます。フレンチオークの樽の中で長時間熟成されたことで、スパイシーな香りとバニラのニュアンスが加わっており、口当たりは絹のように滑らかであると好評でございます。メインはもちろんですが、ぜひデザートとご一緒にお飲みになってください。テイスティングはなされますでしょうか?」

「いえ、結構。」

「かしこまりました。」

初老の夫婦のグラスに、ワインソムリエがワインを注ぐ。
その上品な姿に目を奪われる。

私の前にも誰か座っているのだが、それが誰なのかは判然としない。

初老の夫婦のところからソムリエが立ち去るのと同時くらいに、私たちの席にも料理が運ばれてきた。

「こちら、先ほど凄惨な血しぶきとともに亡くなったニワトリのソテーでございます。先日までイタリア・ボローニャの広大な牧場で、青空の下、元気に暮らしていました。新鮮ですのでレアで食べていただくことができます。ごゆっくりどうぞ。」

ホールスタッフが私たちの席にチキンのソテーを置いていく。
彼が厨房に戻っていくのを驚きの目で見つめていた矢先、厨房の方から、またもや大きな叫び声が聞こえる。

「ぎゃあああぁぁあ!」

明らかに人間の叫び声だった。

↑夢↑

脚色したのはワインソムリエのセリフのみ。夢にしてはオチのしっかりした話だなぁと、我ながら感心する。しかしまぁ何でこんな夢を見たんだろう。ただただ頭痛のせいであってほしいと願う。もし私のサイコな部分がこの夢を見せたのだとしたら…。いや、考えるのはやめておこう。

【追伸】
ソムリエのセリフを再現するにあたって、様々なワイン系サイトを開いたのだが、どれも開くときに「20歳以上ですか?」というチェックボックスが出てくる。とくにアカウントの年齢を確認されたりすることはな無く、ただ「YES」を押せば、サイトにアクセスできる。お酒の情報を見るために偽って「20歳以上ですか?」に「YES」を押す感覚。ちょっと悪いことしている気持ちになって楽しかったな。

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