ぺー(クラウドファンディングアドバイザー/iPhoneなんでも教える人)
クラウドファンディング基礎講座 ≪第2章 クラウドファンディングについて学ぼう(前編)≫
クラウドファンディングとは2

クラウドファンディング基礎講座 ≪第2章 クラウドファンディングについて学ぼう(前編)≫

早く続きを書けと叱咤激励を受けながら続けております「クラウドファンディング基礎講座」。
第2章は「クラウドファンディングについて学ぼう」です。

ちょっとお勉強的な話もあり多少ボリュームもありますが、クラウドファンディングを自分なりに類型化したので、まずはどういう種類のものがあるのかということを理解し、クラウドファンディングを今から始める人は「クラウドファンディングをする目的」や「プロジェクト方式」、「リターン」を決めていくときの参考にしてください!!
ここ、とっっても大事です!


第2章のラインナップはこんな感じです!
第2章はちょっと長いので前編と後編の2つに分けてお送りします!!

≪第2章 クラウドファンディングについて学ぼう≫

-前編-
■クラウドファンディングの種類は4つ
■8つのクラウドファンディングをする目的
■All inにするかAll or Nothingにするか

-後編-
■リターンの種類
■クラウドファンディングサイト比較
■クラウドファンディングサイトにいつから連絡するべきか

■クラウドファンディングの種類は4つ

一口に「クラウドファンディング」といっても実は大きく分けて4つも種類があるんです。

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でも、みんなが思ってる「クラウドファンディング」はたぶん「購入型」。
「購入型クラウドファンディング」というのは、支援したお返しとして、"物"や"サービス"、"権利"という形でリターンを受け取れます。
「1万円支援してくれたらリターンとして●●という商品を受け取れます。」というやつです。

ご存知、「CAMPFIRE」や「Makuake」、「Radyfor」などのクラウドファンディングサイトは購入型のクラウドファンディングです。

これを読んでくれている人はおそらく「購入型クラウドファンディング」のやり方を知りたいという人がほとんどだと思うので、「寄付型」「投資型」「融資型」の説明については割愛しますね^^
※ちなみに、「CAMPFIRE」は「GoodMorning」、「Radyfor」は「Readyfor Charity」で寄付型のクラウドファンディングサービスも実施しています。

そして、本noteにて「クラウドファンディング」という時は全て「購入型クラウドファンディング」のことを指し、これから説明することは全て「購入型クラウドファンディングで成功する方法」についてですのでご承知おきください!


■8つのクラウドファンディングをする目的

実際にクラウドファンディングをやった人でも、なんとなくの目的はあったけど以下のように類型化してしっかりと考えたという人は少ないように思います。

しかし、ここを考えておかないと、とても重要であるプロジェクトの種類(後述しますがAll inかAll or Nothingか)や、目標金額、リターン内容を決める時に、中途半端な判断になってしまい失敗リスクが高まりますので、まず「クラウドファンディングをやるぞ!」と決めたら、なぜクラウドファンディングをやるのかという”目的”を明確にしましょう!

そこで、クラウドファンディングをする目的(つまりクラウドファンディングのメリットとも言い換えれます)は、僕が思うに8つほどあります

オススメとしては、以下の8つ全てそれぞれに5段階で★を付けて多い順に並べると、優先順位が明確になり、プロジェクトの種類や、目標金額、リターン内容を決めるときに役立ちます。

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では、一つ一つみていきましょう。


1.資金調達

「クラウドファンディングをやる」目的といってパッと思いつくのがこれかと思います。「やりたいことはあるが資金がない」「開発費が足りない」「お金を集めたい」などなど。
クラウドファンディングという仕組み上、(成功すれば)まず先にまとまったお金を集めることができるので、資金の心配をせずに開発に打ち込むことができます。商品やサービスをローンチするにあたって(いや、むしろそれだけでなく「生きていると常に」かもしれませんが笑)「お金の心配」って一番大変っすよね。
「銀行から借りれない」「投資家が出資してくれない」そんな時に、資金の問題を解決する手段としてクラウドファンディングが有効です。さらに、クラウドファンディングでの成功によって、銀行の融資が決まったり出資が決まったりするという事例をいくつも見てきましたのでその点でもオススメです。



2.在庫リスクの軽減

クラウドファンディングでは、まず先にリターンを購入してもらって後から発送します。一般的にいう「先行予約(先行販売)」が可能です。なので、極端なことを言えば、購入してくれた数の分だけ量産すればいいんです。
商品を製作する場合は特に、作ったはいいけど全然売れずに在庫の山になるという「不良在庫のリスク」がめちゃめちゃ怖いですよね。作った分ぴったり売れれば最高ですが、そう簡単にはいきません。もしそんな需要と供給をぴったり当てれたら、いますぐ事業を辞めて占い師になって新宿あたりに繰り出してください。必ずその方が儲かります。そして僕を占ってください。
クラウドファンディングを使うことで、「作る数が決まる→その数を作る→発送する」という流れにすることができるので、「作りすぎ」「作らなさすぎ」ということを防ぐことができます。そのため、在庫リスク分を見越して原価に組み込んだりしていた分や倉庫代に充てていた分の経費を、その分安くして販売することができます。


3.ECサイトとしての活用

できたてのベンチャー企業などは特に、オンラインで商品・サービス販売できる「ECサイト」を持っていないことが多いかと思います。(もちろん商品であればAmazonに出店するという手もありますが、予約販売として設定できる期間に制限もあるので使えない場合も多いです)自社でECサイトを構築するのはめちゃめちゃお金がかかりますし、ECサイトの構築に時間と費用をかけるくらいなら自分のプロダクトに精魂込めた方が良いと個人的に思います!
なので、クラウドファンディングをすると手数料としてサイトに20%程度取られるのですが(詳しくは後述します)、クラウドファンディングサイトというECサイトのプラットフォームを使った手数料も含まれていると思えば悪くないので、ECサイトとしての活用も重要な目的の一つになっていきます。


4.費用不要のマーケティング調査

みなさん、新たな商品やサービスを始めようとした時に、一度は調査会社に頼んで「受容性調査」ってやったことありませんか?オンラインで何問かのアンケートに答えてもらうというものもあれば、クローズドな会場に人を呼んで実際にその商品を使って感想を聞いたりと方法は様々。僕もよくやってました。
そして、一回調査をやるだけで何百万円とかかりますよね!!めっちゃもったいない!!何百万円あればあんなこともできるしこんなこともできると妄想する日々です。しかも、調査をやる裏の理由がたいてい会社(上司)を納得させるための数字作りの道具なだけなことが多いと感じてます。。。そして、だいたい予想通りの調査結果が返ってきたり・・・。。。
という現状で、そんな調査会社での調査に何百万円かけるくらいならお客様に還元したいと思いませんか!?そこで、クラウドファンディングという手法を使えば、オープンな形でそのプロジェクトをやって欲しいか否かを市場に問うことができるんです。しかも、調査費用が浮いたということだけでなく、逆に利益を出しながら(お金をもらいながら)マーケティング調査が可能なんです!こんな良いマーケティング調査手法ないです。最高です。
例えばカラーバリエーションが何色もある商品の場合、どの色がどれくらい売れるかということも把握することができます。(しかも、実際には”買わないアンケート等での調査と違い、クラウドファンディングは実際に”買う”ので精度が高いです。)
ちなみに、調査した結果、全然、人(お金)が集まらなければ、クラウドファンディングなら潔くリスクなく辞めることも可能です(後述のAll or Nothingという手法を使います)。


5.テストマーケティング

「4.費用不要のマーケティング調査」と似たような話にはなりますが、テストマーケティングとは、一言で言えば「試験販売」という意味です。例えば、まずはある地域限定で販売してみて、反応が良ければ全国展開をするというようなことです。
クラウドファンディングを実施した後、自前の流通経路を使って一般販売をしたいと考えている場合に、クラウドファンディングでの販売という試験販売をすることで、課題があればそれを改善して一般販売を迎えることができるので、より良い商品にすることができます。そして、もしも全然売れなかった場合には”撤退”という判断をすることで、材料や設備、人員への投資が限定的なため、損失を最小限に抑えることができます


6.プロモーション、認知拡大

なんだかんだこれ目的のプロジェクトは多いのかなと思ってます。普通、商品を作って、サイトで売ろうと思っても自分で宣伝するしかありません。自分(企業)に発信力があれば良いのですが、出来たてのベンチャーの方や世間には名も知られてない方が発売した商品の認知を向上させるにはめちゃめちゃ苦労します
その時に「クラウドファンディングサイト」というプラットフォームに掲載されるだけで、「クラウドファンディングサイト」にたまたま訪れた人があなたのプロジェクト(商品)を見てくれ、あわよくば買ってくれます。また、「クラウドファンディングサイト」のSNS等でも宣伝してくれることもあります。普通、このようにWEBに載るにWEBサイトのバナーを買ったり、SNSに出稿したりしなくてはいけないですが、WEB広告って意外と結構高いです。。100万円くらいなら数日で一瞬で消えますよね。。。なので、この「クラウドファンディングサイト」への掲載を広告換算効果だと捉えれば、クラウドファンディングサイトへの手数料もある意味安いのかなぁと個人的には感じていています。
さらに、普通に「商品を販売開始しました」というより「クラウドファンディングを始めました」という方がニュース性が高いため、各種メディアにも取り上げられやすくなり、よりPR効果が増すという効果もあります。


7.盛り上がりの可視化

この「盛り上がりが可視化できる」というのは個人的に好きです。特に大企業に有効なやつです。
どういうことかと言うと、普通、商品を販売開始した時、「販売数」や「売上金額」ってだいたい隠して公にはしないですよね。なぜかわかりませんが隠すのが好きな人が多いようで。。
それがクラウドファンディングだと、支援してくれた金額と支援者数がめっちゃ出てます!隠してません!全開です!モロ出しです!

むしろリアルタイムで増えていきます!!!効果音でいうと、「チャリ〜ン、チャリ〜ン」って感じです♪
なので、プロジェクト開始後、頭の固いおじさん達の前で、自分のプロジェクトサイトを開き、リアルタイムにお金が集まっているところを見せてみてください!だいたいそういうおじさんはお金が好きなので、ニヤニヤしながら「クラウドファンディングいい感じだね」と言ってくれるはずです。プロジェクトのサイトを開けば流行ってるか流行ってないかが一目瞭然。盛り上がりの可視化が可能です。


8.コミュニティ醸成(組織化)

自分がクラウドファンディングを実施した時に、一番重要視した目的です!
クラウドファンディングをすると、支援してくれた人にメッセージを送ったり、活動報告にてお知らせを届けることが可能で、とても強いつながりができます。(苦せずしてメルマガ会員を手に入れたのと同じようなことにもなります。)
クラウドファンディングは普通に商品購入するだけではなく、「プロジェクトの成功」という目標に向かって支援をしたいわば”仲間”なので、「自分も一緒にこのブランドを育てているんだ」「自分たちが頑張ることで、このブランドをより大きな存在にしていこう」といった“共同体感覚”を持ってくれやすいです。クラウドファンディングこそ、“支援金を払った・もらった”という最もわかりやすい形で“共同体感覚”を醸成してくれるので、ファンベースマーケティングの実践においてはとても有効なツールになっています。
しかも、支援者の方々は一度自分のプロジェクトにお金を払ってもらった”お得意様”でもあるので、新商品やイベントのお知らせをすると高い確率で買ってくれたり来てくれたりします。(特に、高価なリターンを購入してくれた方はファンの中でも「コアファン」と認定ができるので、今後の活動にコミット(応援)してくれる率がめちゃめちゃ高いです。大事に大事にしましょう)
また、このつながりを元にして、もっとコミュニティ化を進めるためにFacebookグループに移行させるなど、様々な組織化の方法があるので気になる方は是非ご相談ください。


■All inにするかAll or Nothingにするか

クラウドファンディングのプロジェクトを始めるに当たって、「All in 方式」にするか「All or Nothing 方式」にするかという募集方式を必ず決めなくてはいけません。

それぞれの用語については、CAMPFIREのウェブサイトにわかりやすい説明がありましたのでご紹介しますね。

1.All or Nothing 方式
・目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取れる
・目標金額を達成した場合のみリターンを履行する義務が発生する
・目標金額を達成しない場合は、支援がキャンセルされ返金される

例)目標金額100万円、支援金額80万円の場合
  ・支援金は受け取れない(クラウドファンディングサイトへの手数料もかからない)
  ・支援者から支払われた支援はキャンセルされる
  ・支援されたリターンを履行する義務は発生しない
目標金額を達成しないと実施することができないプロジェクトやリターンを企画されている場合はAll or Nothing方式での利用をおすすめします。

2.All in 方式
・目標金額を達成せずに終了した場合でも集まった分だけ支援金を受け取れる方式
・支援されたリターンは履行する義務が発生する
・集まった支援金額に関わらずプロジェクトを実施しなければならない
なお、いずれの募集方式でも、目標金額を超えた場合も募集期間内であれば支援を集め続けることができます(最終的に集まった支援金に対して手数料がかかります)。

では、「どっちの方式にすればいいのか」ということ悩みますよね。
そこで重要になっていくのが上述の「クラウドファンディングの目的」です。

端的に言うと、「資金調達」「テストマーケティング」をクラウドファンディングの目的にしており、「その資金がなければプロジェクトを今後遂行できない」または「最低発注量に達しない」と言う場合は「All or Nothing 方式」にしましょう!(もしくは”ハラハラドキドキ”したい性格の人も「All or Nothing 方式」がオススメです。)

それ以外の場合は「All in 方式」で良いのかなとは思ってます。
ちなみに、最近のクラウドファンディングの実施状況を見るとほとんどが「All in 方式」です。心理的に、例えば試作品を作り、量産化の一歩手前まで来て、仮に少し目標に到達しなかった場合も今更なかったと言うことにはしにくいので、それなりの労力がかかることを覚悟の上でクラウドファンディングをやると決めたからには、目標達成・未達成にかかわらず支援していただいた方にリターンをお返しする「All in 方式」にする方が多いのだと思われます。

ただ、そうであるからこそ、実は「All in 方式」のほうがある意味リスクがある場合があることを付け加えておきます。
なぜかと言うと、「All or Nothing 方式」の方は目標達成しなければ何もしなくてもいいんです。「一か八か」「半か丁か」「やるかやらないか」、、、つまり二択です!めっちゃ潔いです。(また、その潔い決意に応援してくれる可能性もあります。)
クラウドファンディングを実施して、希望の金額が集まらなかった場合、そのまま人気のないままのプロジェクトを続けていくのも無意味と言えますし、手間のかかるリターンの制作・発送作業も虚しさだけが残りますので、「資金調達」「テストマーケティング」を主目的に据える場合は「All or Nothing 方式」にした方が効率的ではあります。

その点を総合的に考え、「All in 方式」にするか「All or Nothing 方式」にするかという募集方式を決めましょう!



≪第2章 クラウドファンディングについて学ぼう(前編)≫ は以上です。

7000字越えてました。。かなりボリューミーになりましたね。本書けますね。徒然なるままに書いたので読みにくかったらすいません><


ではでは、以下が第2章(後編)の予定の目次です。
第2章(後編)は、「どのようなリターンを設定すればいいの?」「クラウドファンディングサイトはどこにすればいいの?」という疑問にお答えします。


それでは、第2章(後編)もお楽しみにー!!!。

現在は、無料のnoteにしておりますので、サポートして応援していただけると書くスピードが早まると思います!ぜひよろしくお願いしますm(_ _)m

≪第2章 クラウドファンディングについて学ぼう≫
-後編-
■リターンの種類
■クラウドファンディングサイト比較
■クラウドファンディングサイトにいつから連絡するべきか


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ぺー(クラウドファンディングアドバイザー/iPhoneなんでも教える人)
プロダクトの企画・マーケティングが本業。2度クラウドファンディングを実施し、合計4,500万円、7,000人以上の支援を集めたときのノウハウを元にクラウドファンディングアドバイザーとして現在活動中。ご相談はTwitter(@pe_e_chan)のDMから。