全集中!

むかし、とんでもないシステムを紹介しているテレビ番組があった。

医者にセンサーを取り付けて、モニター上で動いていないと『働いていない』と判断されて、『○○に仕事をしに向かってください』と指令が飛ぶ…そんな内容だった。

いや、そんなシステム、人間扱いしてないよね。

『動いていない』ときでも、調べものをしていたり、書類を書いていたり、もちろん疲れて息抜きをしているかもしれない。

たたでさえ、外来をしているとき、なにかの医学的処置をしているときは、めちゃくちゃ集中している。

まさに『全集中の呼吸』をしている。

ですので、外来中に話しかけるのは、無惨との戦闘中に『ちょっといいですかー?』と話しかけられるようなものだ(大袈裟）。

私は、『柱』ではなく『癸（みずのと＝鬼殺隊の末端）』ですらないのだから、外来が終わったあとは、いつもぐったりだ。

外来が終わったときは、まあ虫の息です。

全集中!　虫の息!!

おあとがよろしいようで。