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人生初のカウンセリング。セックスレスについて相談してみた。

こんにちは。都内で働いている、28歳OLです。

ずーーーっとセックスレスに苦しめられてきて、先日ついに人生初めてカウンセリングを受けました。

料金は1時間で5000円。彼と2人でZOOMで実施。カウンセリングで具体的にどんな話をして、どんな結論が出たのかご報告します。


開始10分。セックスレスではなく私の両親の話に

カウンセリングは、まずは今日の相談内容を伝えるところから始まりました。

「僕ら付き合って5年経つんですけど、結婚がまだで。ここ2年くらいお互いのタイミングが合わなくて、セックスレスで悩んでいるんです。将来のことを考えると、今の状態で結婚するのは難しいのかなと思っていて。僕らだけでは解決できないので、第3者視点でヒントをいただきたいです」

カウンセラー「ここ2年というと、付き合い始めて3年くらいは大丈夫だったんですよね?」

「そうですね。3年経ったくらいから、僕が仕事でバタバタしていて頻度が減って、僕の仕事が落ち着いてきた最近は彼女が悩んでいます。手をつなぐとかは問題ないんですけど、身体を触れられると違和感があるみたいで……」

るか「付き合って1~2年は全然問題なかったんですけど、途中から彼の仕事が忙しくなって行為がなくなって。その間はずっと我慢してました。すると1年前くらいから、なぜかわからないけど触られたりすることに対して拒絶反応が出ちゃうようになりました。ただ、私自身結婚して子供も欲しいので、こまま結婚ていう選択肢を選んでいいのか悩んでいます」

カウンセラー「結婚して子供が欲しいというのは、ズバリ、相手は誰になるかわからないけどとにかく結婚して子供が欲しいのか、それとも彼と結婚して彼との子供が欲しいのか、どちらですか?」

るか「そうですね……。相手が優先というよりは、どちらかというと、親が元気なうちに子供が欲しいという気持ちが強いです。相手が絶対にこの人じゃないとダメだというのが先行しているわけではなくって、漠然としたものかもしれないですね」

ここですごい核心をつかれました……。彼は、「私が結婚して子供を産む相手は誰でも良いと思ってるんだ」と感じたかもしれません。

カウンセラー「親が元気なうちに子供が欲しいということですが、親御さんの価値観や、おっしゃってることに従順な方でしたか?」

るか「そうですね、そんなに反抗とかはしないです」

カウンセラー「なるほどなるほど。ご両親の価値観や考え方は、自分にリンクしていることもあれば、違う場合もあるんですよ。その価値観をずっと持っていると、パートナーと新しい家庭を築いていくときに違和感が出てくるかもしれないですね……。長い間構築されている価値観だから、自分の考えのようになっちゃってはいるんですけど」

私は確かに両親とはとても仲が良いですが、そこまでべたべたなわけでもなく、両親の考えに引っ張られているわけではなかったので、私だけでなく両親も否定されたような気がして少し悲しくなりました。


問題はセックスレス以外にあるかもしれない。探りタイムに突入

カウンセラー「いつまでに結婚して子供が欲しいんですか?」

るか「30歳までにと思っていたんですけど、もう28歳なので諦めかけてます」

カウンセラー「え、それはなんで?渡邉さんは結婚について考えていないんですか?」

「付き合って5~6年経つので、結婚は1年以内で考えてます」

カウンセラー「では、渡邉さんとだと、るかさんの希望を叶えるのは無理ではないですよね?」

るか「そうですね」

ここで「そうですね」と言っちゃったんですが、私たちはセックスはおろかキスすらできないので、30歳までに結婚はできても子供は難しいと思うんですよね。

あと彼は「1年以内に結婚」と言ってくれましたが、その言葉は今までに2回くらい聞いてきました。それでも結婚に至っていないので、彼の言葉も信じれなくなってきていました。

こういう気持ちをカウンセリングのときにとっさに伝えられないものですね……。カウンセリングが終わってから、「あー……。そういえばあの時こう言えばよかったなあ」と後悔するものです。

カウンセラー「お二人では具体的にどんなお話をされましたか?」

「お互い居心地の良さはあるものの、レスの部分がどうにもならず深刻な状況と感じていたので、何度か話し合いました。その中で、一旦別れるという選択肢も出て。今は、3月中にネットで調べたり、今日のように第3者に相談したりして、やれることをやろうとしています」

カウンセラー「なるほど。セックスレスを問題視するのではなく、現象として捉えた方がいいかもしれないですね。結婚するとなると、育ってきた環境が違う2人で新しい家庭を作っていくので、すれ違いも出てくると思うんです。その中で共有していけるのか共有していけないのかが問題なんですが、彼は違和感は全くないですか?」

「そうですね。僕の中では、今回のことが乗り越えられたら、それ以外は申し分ないと思ってます」

もうここ、申し訳なさが溢れかえりました……。もう完全に私だけの問題じゃん……って思っちゃいましたね。

カウンセラー「るかさんは、セックスレス以外は何も問題ないですか?相手を彼で特定して、違和感はないですか?」

るか「違和感はないんですけど、セックスレスの原因の1つとして、異性として見れてないというのがあって。家族みたいな感じになっちゃってるんです。だからそういう行為をするのが気持ち悪いとなってるのかも。逆に子供がいる状態であれば全く問題ないのかもしれないですけど、今は付き合ってる状態なので、どうすればいいのかなと迷ってます」

カウンセラー「2人の子どもができたとしても特に問題ないということですね。るかさんのが今までお付き合いされた方や、お父様などの異性に対する価値観・感じ方はいかがですか?お父様はどんな方ですか?」

るか「父は真面目で、私との関係性は一般的だと思います。仲が良すぎることもなく、意識して話さないということもなく、ほど良い距離感を保ってます」

カウンセラー「今までお付き合いされてた方の距離感は?」

るか「距離が近い人が多かったかも。冷めてるわけではなく、いちゃついてる感じだったと思います」

カウンセラー「別れる時はどんなパターンが多かったですか?」

るか「バラバラです。私の気持ちがなくなったときもあるし、浮気もあります」

カウンセラー「お母様とは密な関係ですか?」

るか「そうですね。でも母とも頻繁に連絡を取ってるわけではなく、父親と同じようにほど良い距離感を保ってます。そんなに干渉してくるタイプではないですね」

カウンセラー「そうなんですね。さっきおっしゃった、結婚して子供が欲しいというのは親の意向ですよね」

るか「それは親に言われているわけではないです」

ここで少しむきになってしまいました。私は親に依存しているわけではないのに、親の考えに引っ張られている・自分の意見がないというように捉えられているような気がして……。

カウンセラー「うんうん。親に言われてるわけではないけど、この人と家庭を作っていこうという考えではないということですよね?」

るか「その気持ちもあるけど、それが先行してるわけではないということです」

カウンセラーの方は、相談者に何か問題があったときに、まずは「育ってきた環境=家庭環境」に目を向けるものなんだということが、今回わかりました。

あと、彼の前で元カレの話をするのってなかなかのことですよね。話しづらいと思う方は、彼と2人ではなく、1人でカウンセリングを受けたほうが良いかもしれません。


彼に席を外してもらい、私とカウンセラー2人の時間に。私の中で新たな気づきが

カウンセラー「うーーん……。るかさんからして、彼が異性としてどうであればいいんでしょうか?」

ここで、また核心を突くような質問をされて、私が「うーーん。うーーーーーーーーーん」と悩んでいると、

カウンセラー「目の前にすると言いにくいよね(笑)もしあれだったら、席外してもらいましょうか」

と、5~10分ほど彼に席を外してもらうことにしました。ここから私とカウンセラーの方の2人での会話に。

るか「実は、2年くらい行為がないといいつつも挑戦したことはあって。そのときに彼が立たなくなっちゃったんです。ショックでもあるし、同時に彼のことを異性として見れなくなったというか。彼のせいではないんですけどね……」

カウンセラー「男性的に仕事のこともあるし、精神的にそういったことはあるっちゃありますよね」

るか「それも何となくわかってはいるんですけど。彼も申し訳なさそうにしてたので、攻めるつもりは全くないんですけど、セックスができなくなってるのはそれも1つの要因としてあるのかなと思います。先ほど異性としてどんな形だったら良いかという質問があったと思うんですけど、ちょっとでも自分が異性として見れると良いのかなと思います」

カウンセラー「るかさんは、強くて男らしくて自分を守ってくれる男性がいいのかな?」

るか「言葉で説明するの難しいけど、男らしさとかではないんですよね。私、初めて会ったときに男性的な魅力を感じるか感じないか、はっきり分かれるんです。今まで付き合った人たちも、初めて会ったときから男性として見れる人でした。すごい言いづらいんですけど……1つ前に付き合ってた彼をずっと引きずってたりはして。また付き合いたいとかは一切なく、忘れようと努力もしてたけど、たまに思い出すんです」

カウンセラー「具体的に何を引きずってます?」

るか「前の彼とうまくいってないときに今の彼と出会って、結果的に今の彼の方がいいなと思って前の彼を振ったんですけど。その選択って正しかったのかなと悩んでしまいます」

カウンセラー「前の彼とはどうして別れたの?」

るか「お互い社会人1年目のときに、彼が広告代理店に勤めていて忙しくて、週末会いに来ても仕事で疲れて寝てばかりだったんです。それが続いたことが原因ですね」

カウンセラー「今、共通点がありましたよね。前の彼も今の彼も、仕事が忙しくて問題があったときに気持ちが冷めちゃうのかも」

るか「それはあるかもしれないです。仕事が忙しいのはわかるけど、結婚したら、子供ができたらと考えたときに、仕事を優先しちゃうのかなと思っちゃいます」

カウンセラー「るかさんの気持ちが冷めたり迷いに入ったりするときに、1つのパターンがありますね。喪失体験をすると寂しくなって、とてもつらくなる。そのつらさが、ものすごくつらいから、スッと乗り換えてしまう。るかさんは今まで、ご自身が寂しくなったりつらくなったりしないように気持ちを防御してたのかもしれないです」

ここはすごく当たってるんです。私自身、ものすごく寂しがり屋で、言い方は悪いですが、1人になる前に乗り換えたいという気持ちが今までも何度かありました。

カウンセラー「 “愛着” というんですけど、求めたときに良い反応がないことが続くと、子供って諦めちゃうんですよ。そうすると寂しい気持ちを自分で処理しなきゃいけないんですけど、るかさんはそこをスッと回避してきたので、不安定になるというか。拒絶反応が起こっちゃうのかなと」

るか「セックスレスの話でいうと、それはあると思います。私も何度か頑張ろうと思ったけど、先に寝ちゃうことが続いた時期があって。どこかで私も諦めて、その行為自体を意識しないようにしてたのかもしれないです」

カウンセラー「年齢的にも揺れ動く時期だと思うし、お互いが人生をかけるわけじゃないですか。セックスレスじゃなかったとして、一生、お墓に入るまで一緒にいて本当にいいのか、お互いが突き詰めると良いと思います。違和感があるんだったら、今のタイミングじゃないかも。彼と一緒に話すよりも、自分で何かの結論を持った方が良くて、答えはイエスになるかノーになるかわからないけど、ノーが悪いとは決めつけないでね」

るか「そうですね、1人で考え抜いてみます」

カウンセラー「どんな答えが出てもまったく悪くないから。セックスレスを取っ払って、自分自身の気持ちに一番正直になってみてください」

この後、彼が戻ってきて、同じような話を彼にもしてくれました。そして最後は、「つらい気持ちもあると思うけど、乗り越えたほうが絶対良いと思うので。もし運命の人であればくっつくようになるし。一回離れたとしてもね」という言葉で締めくくりました。


初めてのカウンセリングで得た3つのこと

今回初めてカウンセリングを受けてみて、私が得たもの・気づいたことは以下3つです!

・カウンセラーだからといって、神様や占い師ではないのですべての読みが当たるわけではないです。「○○ですよね?」と言われたときに、当てはまらなければはっきりと「違う」と伝えたほうが、より詳細な状況を把握してもらうことができます。

・割と根掘り葉掘り聞かれるので、もし話しづらい内容がある場合は、カップルや夫婦ではなく1人で受けた方が良いかもしれません。

・カウンセリングは、問題に対する答えを教えてくれるものではなく、答えにたどり着くための道筋やヒントを与えてくれるものです。結局は自分で決めることだということは、いつでも念頭に置いておきましょう。

今回のカウンセリングで特に印象的だった言葉は、「セックスレスじゃなかったとして、彼とお墓に入るまで一生一緒にいれるか」でした。

私はセックスレスという問題に固執していたけど、今後一生一緒にいることを考えると、もっと広い視点でじっくり考えたほうが良さそうだなと思いました。なので、彼と話し合うことも大事ですがまずは1人で自分自身に向き合ってみようと思います。

また、私は喪失体験したときに感じる寂しさやつらさから逃げる傾向にあることがわかりました……!これは新たな気づきですね。

自分の今の感情を人に話して、棚卸しすることで、このように新しい発見もあるかもしれないので、皆さんもどうしてもつらかったり、相談できる人がいなかったりする場合は、カウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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