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フードトラック(キッチンカー)セミナー参加後のメモと今後の動向の考察

フードトラックの営業場所提供や開業支援の事業を行っているMellowのセミナーに参加してきたのですが、内容は非常に充実していたので、メモを残しときます。考察も混じってます。

たまたま後半の座談会で、代表取締役の方と少人数の座談会ができたので、今後のフードトラックという業態の動向についても知れることが多かったです。

フードトラック開業を検討されている方は参考までにどうぞ😊
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Mellowの場代は売り上げの15%

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Mellowという会社、フードトラック店舗の売り上げがMellowの売り上げと完全にリンクしているビジネスモデルなので、協働してくれる印象が強く、非常に心強いと思いました。

具体的な場代は売り上げの15%で、そのうちの5%を場所を貸してくれるビルオーナーは土地保有者に払うとのこと。

飲食店の売り上げに対する家賃比率は10%におさめるのがベターと聞くので、なかなかの料率を持っていかれてしまうな…という印象ですが、「売れなければ、その分場代を払わなくていいのでリスクが低い」と考えると、スタートする際に利用する価値は大いにあるんじゃないかと思います。

ただ、順調に成長して売り上げが伸びれば伸びるほど、場代の負担を大きく感じるはずなので、Mellowを利用しながらも、安い場代で借りられる場所を探すことを並行して行うのがよいのではないかと思います。そのためにも、フードトラック店舗同士の横のつながりを広げて情報交換するのは重要なのだと思います。(ちゃんと利益の出る形で売れる店舗になれるよう、試行錯誤するのが最優先という前提です。)

営業許可は都道府県、市区町村によって異なるが今後は統一の方向

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営業許可は許可の有効範囲や許可の内容が都道府県、市区町村によって異なります。

まず、営業許可の有効範囲が場所によって異なります
県の許可をとれば全エリアで県内で営業できる場合もあれば、市区町村ごとに許可をとる必要がある都道府県もあります。都道府県の人口が多いほど、市区町村ごとの許可が必要になる可能性が高いです。

また、営業許可の内容が異なります。例えば、

・生ものは提供しないこと(生野菜NG)
・給水・排水のタンク容量の選択肢(40L/200Lしかない、40L/80L/200Lから選べる)
・仕込み場所の申請が必要かどうか(現状東京飲み仕込み場所が必要)

など。生野菜NGはちょっと衝撃…
とにかく、現状かなりバラバラのようなので、自分が営業したい場所で必要な営業許可を調べて対策をする必要があります

しかし、Mellowの社長の話によると、今後、営業許可に関しては、東京が基準になり、それに倣う形で全国で統一されていくようです。なんだかんだで東京がフードトラック営業に関して最先端を走っているのが理由のようです。

いつごろそうなっていくのかは不明ですが、コロナ禍でフードトラック店舗が激増する可能性を考えると、比較的早くそうなるのではないのでしょうか。

車のサイズの選び方

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これは、店舗の営業内容によってあまりにも異なるため、一様には言えないようです。方向性としては二つあります。

コストもサイズもとにかく小さく始めるために小さい車を選ぶ
どの営業形態にも対応できるよう大きい車を選ぶ

小さい車は、初期投資が抑えられますし、場所をとらないので営業場所も開拓しやすいですが、大きい給水・排水タンクを入れられなかったり、設備を増やせなかったりするせいで、取れる営業許可の範囲が狭まり、出せる品の種類が限られてしまう可能性があります。

逆に、大きい車は、初期投資がかかりますし、場所をとるので営業場所が限られますが、様々な設備を載せられるため、複数種類の営業許可をとることができ、いろいろな品を提供することができます。また、大きなイベントに出店しても、十分な量の品を売るだけの在庫を持って行けます。

どちらもメリットデメリットあり、最初からどちらかを選ばなければならないのですが、小さい車でスタートして途中で大きい車に買い換えるという方もいるようなので、悩みすぎなくてもよい気もします。

逆に大きい車を作ってしまってから、やっぱり小さくっていうのはコストを浪費することになるので、小さい車からはじめるのが安心かもしれないですね。もちろん最初からやりたいことが決まっているのであれば、大きい車スタートもありだと思います。

フードトラック営業のコツ

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伺った話をまとめると大きくは3つ。

・常連客を作る
・ライブ感の演出
・他で食べられないものを提供する

<常連客を作る>

常連客を作るのは、固定店舗でも重要だと思うのですが、フードトラックも同様のようです。Mellowでは、毎日同じ場所に同じ店舗を出すということを基本的にはしていないようで、店舗を出す側は曜日固定で出すことになるよう。

現状、フードトラックの営業はランチ営業がメイン(休みの日のイベントを除けば)のようで、固定店舗以上に商圏がせまいので、ちょっと遠くからの新しいお客さんを集めるという選択肢がほぼなく、固定店舗以上に常連客に重きを置いた営業をするのが大事なようです。

<ライブ感の演出>

また、ライブ感の演出も大事とのこと。ランチでの営業がメインになると、持ち帰りで食べるということになるので、ライバルはコンビニになるとのことでした。コンビニとの差異を出すには、出来立てホヤホヤ感、いま調理しました感の演出が大事。

提供スピードをあげて提供数を増やすことも大事ですが、提供スピードにこだわるあまり、ただ出来合いのものを提供するだけになってしまうと、コンビニと変わらない存在になってしまい、コンビニと争うことになるので、提供スピードを求めながらも、ライブ感を損なわない工夫が重要なようです。

<他で食べられないものを提供する>

これもコンビニとの競合の話になりますが、とにかくすぐに作れてすぐに提供できるものを!となると、焼きそば!カレー!とかになってしまいがちですが、いくらライブ感を演出したところで、「それならコンビニでいいじゃん」となったらアウト。

他で食べられないものを提供することが大事のようです。おそらく、「ここらへんでこの料理を食べるならここしかない」が最低ラインなのではないかな、と思います。

夜営業や住宅街はまだまだ未開拓

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ランチの営業は市場が出来上がっているようなのですが、夜営業や住宅街での営業はまだまだ未開拓のようです。

Mellowでは、月20~30件の営業場所開拓を進めていて、市区町村が管理している公園や団地の空き地での営業ができるよう開拓を進めたりもするようなのですが、まだまだこれからのようです。

オフィス街に夜のフードトラック営業の場所を設けるのは難しいかもしれませんが、今後公園などの公共施設の開拓や住宅街の開拓が進めば、その場で食べる座席を確保して、夜の営業ができる場所が増えるかもしれません。

都内でいうと、歌舞伎町の大久保公園のような場所が増えるイメージでしょうか?

フードトラックでお酒を売りたい人にとっては、今後楽しみな分野になりそう!

大フードトラック時代の到来

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。まとめです。

固定店舗で営業していた飲食店がフードトラック営業に切り替えるという話もよく聞きますし、私が参加した座談会で大手チェーンの社員の方も参加していたり、といったところを鑑みると、フードトラック営業を行う店舗が恐ろしい勢いで増えているのではないかと思っております。

そう考えると、売り上げ、利益という話以前に、場所の確保が一番難しい、という状況になることも予想できます。

私はフードトラックでこれから営業をはじめようと考えているのですが、激戦になりそうなジャンルだからこそ、乗り出してみたい気持ちがうずきませんか?(ドM)

今回は参加したセミナーで知ったことや考察についてまとめましたが、自分もいま絶賛調査中の初期費用(車や内装等)や運用コストについても、具体的にまとまったら発信したいと思います。

今後は適したメディアで発信したいと思いますので、よかったらnoteやTwitter、Instagramなど、どれかフォローしてもらえると!

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