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安定を捨てる勇気【公務員退職】

夢を叶えた小学校教員だった私は、新たな”夢”を見つけた。

そして、その夢を叶えるために、

小学校教諭(公務員)を2023年3月31日をもって、退職することにした。


小学校の先生を経験して思ったこと

私は、この仕事を夢としてきたので、小学校の先生を経験できたこと、
そして4・5・6年生と持ち上がりで卒業まで関われたこと、
4年間学校で過ごしてきた日々はこれから先もずっと忘れることはない。

しかし、決して楽しい思い出だけではなかった。辛いことも悔しいこともたくさん経験してきた。子どもとぶつかり合い、教室に行きたくないとさえ思ったこともある。
でも、自分の休みの日を削って、良い授業を考えれば、その分子どもたちは学ぶ喜びを感じていた。もっと頑張らないとと思い続け、自分のプライベートの時間を子どもたちの笑顔のために、たくさん費やしてきた。
大変な思いをたくさんした分、毎日子どもたちと全力で向き合ってきたからこそ得たものもたくさんある。これは先生のやりがいでもある。

目の前の子どもたちの喜ぶ顔や楽しんでいる姿を見たい”
この一心で頑張っている先生がほとんどだと思う。

でも私は退職を選んだ。

卒業し、私が退職すると知った子どもたちはわざわざ学校に会いに来てくれた。
メンズたちは、「幸福を呼ぶ」という花言葉からミニ胡蝶蘭を選び、プレゼントしてくれた。
ただただイケメン。

「中学校の制服姿見てほしかったな。」
この言葉には、涙が溢れそうだった。

でも、私は後悔していない。
新たなる夢に向かって前を向いている。
応援してくれる人たちもたくさんいる。
自分のためにもこれからの子どもたちのためにも、

私は今、行動する必要がある。

こんなにも子どもを愛しているのに、どうして退職したのか。


私は、日本と海外の教育の違いに興味があった。

大学3回生の時、アメリカ・カリフォルニアの小学校でアシスタントティーチャーとしてボランティアに参加したことがある。
その時に感じた衝撃を今でも鮮明に覚えている。

アットホームな雰囲気。
保護者と先生の密接な関係性。(もう友だち通り越して家族のような存在)
毎日友だちとお菓子をプレゼントし合う10時のスナックタイム。
多国籍の子どもたちを認め合い、
何より、子どもたちの表現力積極性には度肝を抜かれた。
音楽の時間では言われてもいないのに驚くほど体を使い、
ノリノリになって踊り出す子ども。
誰も、恥を知らないような空間。
とにかく楽しそうだった。自由だった。
すでにパソコンの扱いにも慣れ、使いこなしていた。
帰りの用意が終われば、
教室の真ん中にある絨毯に、自然と集まる子どもたち。
そこで本を読む先生。(絵本ではない)
子どもたちは興味津々に話を聴いていた。

”素敵だな。こんな教育がしたい。”
強くそう思った。

O-DANより

「しっかりと姿勢を整えて座りなさい」
「静かにしなさい」
「話を聞きなさい」

そんな言葉は一切聞かなかった。
特に、ちゃんとした姿勢で聞いているわけでもなかった。でも、先生は何も言わない。
なんなら、先生の授業を教える態度も日本の教員から見ると、驚くほどの様だった。
授業中に、
「今日のランチここ行くから、どれがいいか決めといてね」って(もちろん英語で)、スマホを渡されて言われたくらい。

そして昼休みは子どもほったらかしで、
学校外のレストランに先生同士で食べに行ったりもした。
なんて自由なんだ。

週に一度、保護者の方々が学校に来て
外の芝生で一緒にランチタイムをするのも魅力的。

どうしてこんなにも違いが生まれるのだろう。
日本の教育が悪いわけではない。
「きっちりしている」というのは、日本の良いところでもある。
でも、何かが欠けている。

特に、さっきも言った表現力、積極性において、
日本の子どもたちは劣っている。

自分の意見を言わない子どもが多い。
発表する子どもは大抵決まってくる。(高学年あるある)
私が高学年の担任を持つようになってから、子どもたちに聞いてみた。

「どうして分かっているのに発表しないの?」と。

「合っているかどうか分からないから」「恥ずかしいから」と返ってきた。

予想通りの答えだが、どうしてこういう感情が生まれるのか。(地域格差や私立公立での違いもあるだろうが。)

だが、先生間でも同じような場面はよく見られた。
職員会議や研究授業の討議会でいつも意見を言う人は大体同じ人だ。
大人になってもこの環境は変わらない。

どうして?

私は、一度疑問を持つと解決するまで突き詰めたいタイプである。
そう思った私は、とりあえず海外で教育できる環境について調べた。

出てきた答えとしては、日本人学校JICAの選択。この2つの詳しいことについてはまた別の記事で書くとしよう。

どちらも私の疑問を解決するためには、合わなかったため断念。

色々悩み、調べた結果、
オーストラリアで保育留学をすることに決めた。

第2の夢を叶えるために

私の第2の夢は、日本と海外の教育の違いをそれぞれ現地で学び、
日本の教育をより良いものへと変えること。

大きなことを言っているが、日本の未来を変えられるほど、すごいことはできない。そんな簡単なことではないことは分かっている。

でも、今動かなければ、ずっと疑問を持ったまま日本で働き続けないといけない。
絶対にいつか後悔する。
一度きりの人生、悔いのない人生にしたい。
年齢的にも今がベストだ。と。
これらの思いから、退職するという決断に至った。

どうして小学校ではなく、保育留学?

もちろん小学校の教育の違いを知りたいのは山々だが、
いや、待てよ
小学生になる頃には、表現力や積極性は身についているのではないか?

そう考えた私は、小学生になる前の子どもたちがどのような生活をし、どのような教育を受けているのかを知る必要があると考えた。

そんなこんなで、私は6月からオーストラリアに旅立つ🇦🇺🐨
ちなみに、チャイルドケア資格を取りに行きます!少しでもレベルアップできるようにがんばる!何事も挑戦!やってみないと分からない!
応援よろしくお願いします🫶🏼

保育については全然学んできていないので、
今、保育園や幼稚園の先生をしている方々、色々と教えてください。
今の保育環境に不満を感じていることだとか、
こういうところは良いよとか、、、!

自分の経験を活かし、新たな未来へいざ出発✈️

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