サガン鳥栖2020展望:MF編

MF編は4-3-3(逆三角)と4-4-2の2パターンの展望を書いていこうと思う。

4-3-3(逆三角形)

アンカー
要のポジションで鳥栖の至宝は輝けるか

雑感
アンカーの一番手は松岡だろう。U-15から明輝監督の下でプレーしており、戦術理解度は抜群。J1で十分やれることは昨年で実証済みだが、今年は違いを生み出せる選手へと進化してもらいたい。他のアンカー候補では、昨年も中盤に起用されたパクジョンスがいる。元々CBであり、守備面では問題ないが、攻撃時に逃げの横パスが目立った。後ろにディフェンスラインが控えるポジションなので、勝負のパスを狙っていって欲しい。

インサイドハーフ
決め手を欠くレギュラー争い

雑感
インサイドハーフの2枠を原川/高橋義希/樋口/本田/梁らで争う構図。金森の起用もあるかもしれない。キッカーを務めることからは原川が最も起用されそうである。義希は明輝体制では以前ほどは起用されておらず、本田はPSMで2ゴール決めてアピールしているが、開幕スタメンで活躍を期待するのは難しい。梁も運動量と強度が求められるポジションでどれだけやれるかは未知数と陣容の薄さが目立つポジション。

4-4-2

ダブルボランチ
選手の出入りは少ないが質の向上に期待

雑感
昨年同様であれば、原川・松岡が1stチョイスで松岡の代わりにパクジョンスがありうる。樋口・義希が控える形になりそう。梁はボランチもこなせるが、運動量や強度の面から起用はあまりなさそう。

サイドハーフ
小屋松・アンヨンウの牙城を崩せる選手は現れるか？

雑感
右はアンヨンウが昨年に引き続き1番手となりそう。攻撃面はあと数字さえ残せれば文句なし。守備面は頑張ってはいるが時折ポジション取りが不安定だったりするのが気がかり。アウベス、湯澤、本田あたりが、レギュラーの地位を脅かせるか。
クエンカが抜けた左は小屋松に期待がかかる。昨年のクエンカで鳥栖サポの中での左のアタッカーのハードルが上がってると思うが、それを乗り越える活躍を見たい。明治大でWBを務めていた森下の前目の起用もルヴァンで見てみたい。FWの陣容次第では金森、金崎あたりが使われることもあるかもしれないが、あまりそうならないことを祈りたい。