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ネコが撫でて欲しい理由


ネコには毎日でもして欲しいことがあります。それは自分を撫でてもらうこと。

誰かがウチに帰って来たとき、眠っている誰かが起きて来たとき、みんなが楽しそうにしているとき、人恋しいとき。スッと近寄って、スリスリしながら、撫でてよと言ってきます。


わかるわかる!ニンゲンの私も「スキ」や「いいね」がいつも気になってるよ。いつだって押して欲しいし、好いていて欲しい。一緒だね。


って、思った方もいると思います。でもコレ、根本的に違うので、猫様に代わって言い訳させて頂きます。



「ニンゲンは自己承認欲求、わたしゃただ撫でて欲しいだけ」



猫はスリスリしたり、撫でてもらうことで相手の匂いを自分に付けて、それを情報として収集します。

以前お話した通り、猫はとても警戒心の強い生き物です。外の世界からの情報を一旦匂いで受け取り、毛づくろいをすることによって、自分の匂いと馴染ませます。そのことで納得し、不安の解消を図っているわけです。

そう猫は「好きになって欲しい」なんて思っておらず、実は「ただ撫でてもらいたいだけ」なんです。

もちろん猫にだって、好きな人に撫でられて気持ちいいという感覚はありそうです。それでも結局は、好きな人のことをよく知りたいだけで、ニンゲンのように自分を認めて欲しかったり、「ずっと好きな状態でいて欲しい」とは思っていないでしょう。



自分への「スキ」はストックなんてしなくてもいいんじゃない?そもそもできるか分からないし。それに自分から繋がりたいと思っていれば、いつだってまた繋がれるよ。


なんて、猫様は思っていることでしょう。



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