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ポルノグラフィティとわたし

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銀河一一生だいすきなポルノグラフィティのことについて書いた記事です だいぶこじらせている
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#新藤晴一

ポルノグラフィティ史上最高のラブソング『証言』について

ポルノグラフィティ史上最高のラブソング『証言』について

 ポルノグラフィティの歴史は、『アポロ』のサビを越えていくことだ――と常々感じていた。デビュー曲としてふさわしい曲になるよう言葉を選びに選び抜いて歌詞を書いた、と作詞担当の新藤晴一がラジオで話していた通り、この曲の歌詞は歌詞として美しすぎるほどに完成されている。
 この曲がリリースされた1999年という時代、世紀末への期待と不安を反映させるような歌詞にして、押しつけがましさはまったくない。変わって

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新藤晴一著『自宅にて』を再読する

自分の文章に影響を与えた人物を考えたとき、その筆頭に上がるのがポルノグラフィティのギタリストでありソングライターの新藤晴一だ。中学生という最も多感な時期に彼に出会ってから22年、彼の発してきた言葉はいちいちわたしの心を撫でたり刺したりこねくり回したりし続けてきた。

そんな彼が2006年に出版したエッセイ集『自宅にて』も、当然のようにわたしの脳みそのいちばん柔らかいところに刻み込まれた。当時高校3

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「っああやっぱすげえなもう~~~ぐや"じい"!!!」ってなるポルノグラフィティ新藤晴一作詞作曲の曲

ふざけたタイトルですみません。

わたしがポルノグラフィティ新藤晴一さんをどう思っているかというと、おそらく岡野昭仁さんに対してよりより拗らせている。たぶん彼は「人に好きと言われるために緻密に計算しながらいくつもの餌を撒く」タイプの人で(言葉が悪くてすみません)、そんな彼の罠にまんまと嵌まりたくはないんだけど、彼がそのためにすごい努力していることもなんとなく推し測れるし、時々うっかり素を露にする(

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